実録「わたし、インチキ占い師やってました」 Vol.1 ~インチキ占い師の実態を激白!~

突然ですが、私はこの間までインチキ占いライターのアルバイトをしていました。

こう聞くと「インチキ占いライター? なにそれ、私には関係ない……!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、ちょっとだけ聞いてください。読んで損はさせません。

 

ネット上だけで存在するインチキ占い鑑定士

私がやっていたインチキ占い師というのは、簡単に説明すると「ネット上だけで存在する占い鑑定士になりきる」という仕事でした。占いサイトに登録し、ポイントを購入して、占いの先生と直接鑑定メールのやりとりができるというシステムです。

念のために言っておきますが、私は占いはまったくできませんし、知識もありませんでした。それでも占い師という仕事が成り立っていたのです。

餌食になるのは30~40代の女性

ところでみなさんは、占いの相談をしに来るのはどんな人だと思いますか?

「若い女の子が多いんじゃない?」「なんかミーハーな子とか?」…私もそう思っていました。しかし、ふたを開けてみると、占い鑑定士に相談をしてくるのは、未婚・既婚問わずに30~40代女性が最も多かったのです。そして彼女たちは2つのパターンに分けられます。

① 誰にも相談できない悩みを持っている
② 身近に相談できる人がいない

誰にも言えず、身近に相談できる人もいない……。恋愛相談では「不倫」の悩みが圧倒的でした。

インチキ占い鑑定士の「不倫相談」への返し方

たとえば、こんな相談依頼がよく届きました。

「私は不倫をして3年になります。彼は奥さんのことを愛していないと言っています。けれど、奥さんが彼となかなか別れてくれません。私はどうすればいいのでしょうか? この先本当に彼と幸せになれますか?」

インチキ占い師は、こういったメールに返信するのが仕事でした。そして返信メールにはある程度のテンプレートが決まっていました。

①悩みのオウム返し
②相手への同情
③相手の望む未来の提示
④不安の煽り

↓つまり、インチキ占い師はこんな返信の仕方をします。

① あなたは今不倫をしていて、今後彼と結ばれるのか不安なんですね。

②あなたは今まで辛いのに、ひとりで頑張ってきましたね。これからは私がついているので、もう大丈夫ですよ。

③ 鑑定したところあなたの運気は4日後を境に上昇していきます。これにより、彼とあなたの間に「あること」が起こり、おふたりの絆はより強まっていくことが感じられます。これまでの苦しみは、あなたが彼と、これまで以上に強い愛でつながるために必要な試練だったのです

④でも、幸せな未来を手に入れるためには、あなたにはまだ不安な要素があります。それはあなたの心の底にひそむ自分に自信を持てない気持ちによって生まれるもの。この不安を解消するためにいくつか質問を―」

質問をして「返信をもらう=お金が入る」という仕組みです。よくできていますよね。

このメールを受け取ってそのまま信じ、ポイントを購入する方はどんどん占い師に頼っていきます。人はどうしても、「自分の信じたい未来」を提示されると、簡単に信じてしまうのです。

…というわけで、今後「占いにハマッてしまった人の顛末」についてお伝えしていきたいと思います。あなたは、大丈夫でしょうか?


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