実録「わたし、インチキ占い師やってました」 Vol.2 ~インチキ占い師の実態を激白!~

人は信じたい未来を提示されると、簡単に信じてしまいます。それを提示してくる人が「占い師」や「霊媒師」「スピリチュアル○○」といった力や肩書のあるような人だとなおさらです。

たとえばあなたが「3年以内に結婚できるといいな…」と思っていたとして、「大丈夫ですよ。3年以内に結婚する未来が見えていますからね」と言ってもらえれば、その瞬間、とても希望に満ち溢れた気持ちになりませんか? そして、力強く未来を信じさせてくれる相手のことを、信用してしまわないでしょうか?

 

インチキ占いで使う「コールドリーディング」というテクニック

「わたしはそんなインチキ占いに、騙されないし…」という方に質問です。

大切なペットが亡くなったとき、霊媒師と名乗る人がやってきて「この犬は生き返ります。火葬しないでください」なんて言われたら、そのまま火葬できますか? そんなことはありえないと思いつつも「生き返るかもしれない」と信じたくて火葬するのを躊躇してしまうのではないでしょうか

騙されてしまうのも無理はありません。インチキ占い師の仕事は、コールドリーディングという話術を使っていました。コールドリーディングというのは「わたしはあなた以上に、あなたのことをよく知っていますよ」と信じさせるテクニックのことです。

パワーストーンを身に着けている人は要注意

このバイトを始めるまでは、私も占いに頼ることがありました。けれどこのインチキ占い師というバイトを始めて、信じられるのは自分なのだと気づきました。

この間まで、パワーストーンが流行っていましたね。私もつけていました。パワーストーンをつけただけで満足した気になっている人は、占いにハマッてしまいやすい傾向があります。

パワーストーンやパワースポット、占い鑑定などは、自分で自分のことを考えなくてもいいのでラクなのです。考えなくても行動をしなくても現実から目を背けても、安心をくれます。インチキ占い師も同じです。自分の信じたい未来を見せてくれ、同情もしてくれます

けれど、その同情はたいてい有料なのです。悩みを解決してはくれませんし、もちろん現実をぱっと変えてはくれません。結局は、占いの結果を受け止め、自ら何かしらの行動をしなければいけません。