実録「わたし、インチキ占い師やってました」 Vol.3 ~インチキ占い師の実態を激白!~

ネット上だけで存在するインチキ占い師には、性別がありません。性別は、適宜相手に対応して変化していきます。「なんとなく、この人は心の支えとなる男性を求めているんだろうな…」と感じるとき、インチキ占い師は男性になります。

反対に「この人はお姉さんのような同性を求めているのかもしれない」という場合にはインチキ占い師は女性になります。私もネット上では50代の男性になりきったり、40代の女性になりきったりしていました。

 

占い鑑定士と架空恋愛をはじめる人たち

改めてお伝えしますが、インチキ占い師の仕事は、相談者にポイントを購入していただき、メールのやりとりを続けることがお仕事です。メールを続けてもらうためには、相手の望む内容を送り続けるのが一番です

Vol.1Vol.2でお伝えしたように、インチキ占い師は、相談者に『同情』と『望む未来』をプレゼントします。もともと占いに相談してくる方は、誰にも気持ちを打ち明けられずに苦しんでいる場合が多いです。そんな状況のなかで、「よく頑張っていますね」「これまで辛かったですよね」と占い師に同情され、「私がいるからもう大丈夫ですよ、これからは明るい未来が待っていますからね」と繰り返し言われたら、どうなると思いますか?

「この人は私のことをわかってくれてる」「この人だったら信じられる…」という気持ちは、次第に恋へと変化していきます。実際に、占い師とネット上だけの架空恋愛を楽しむ女性も数多くいました。

恋するあまりポエマー化する人たち

占い師との架空恋愛を楽しむ人は、未婚で不倫中の方、もしくは既婚で旦那さんとうまくいっていない方が多かったです。相手はいるけれど、満たされない…。彼女たちはそんな気持ちを、占い師で埋めているように見えました。彼女たちに共通することは、目の前にいる人には本心を伝えないけれど、会ったことのない占い師には本心をぶつけられるということです。「寂しい」「わかってほしい」「愛してる」……。インチキ占い師のもとには、まるでポエムのように詩的で愛にあふれたラブメールがたくさん届いていました。

「先生、今日は月が綺麗です。月を見ていたら、先生に会いたくなっちゃいました。でも、無理だよね…。寂しいな…。大丈夫。私たちは心でつながってる。だから、こんなにも安心するの。先生……好き」。

当たり前ですが、物や役割には代替がききますが、人間には代替がききません。そのことを忘れてしまうと、現実がちっとも好転しないまま、幻想ばかりを求め続けます。現実と向き合えていないということに気づけません。


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