「他に好きな人ができた」と別れを切り出す男性の心理

■男性が「他に好きな人ができたから別れよう」と言う心理
付き合っている彼氏から「他に好きな人ができた」と言われたら、もうお別れする以外の選択肢はないのでしょうか? 一方的にフラレる彼女のほうはモヤモヤします。彼が悪いのか、それとも私に落ち度があったのか、もうやり直すことはできないのか……。「他に好きな人ができた」という男性は、彼女との別れをどのように捉えているのでしょうか。さまざまなケースから考察します。

■恋人より「他に好きになった女性」を選んだ理由とは
恋人同士の別れにおいて、お互いが同時に「もう続けていくのは無理だね」と納得する“円満なお別れ”は滅多にありません。実際は、どちらかが別れを切り出し、一方的にフラレるケースがほとんどです。

「他に好きな人ができたから別れよう」――彼氏からこのように切り出された場合、すぐに納得できるはずがありません。詳しい説明を求めても、誠意をもって応えてくれる人はあまりいないでしょう。

彼の真意は何だったのか。経験者からのヒアリングをもとに紐解いてみましょう。

ある男性にヒアリングすると、「運命の人に出会ってしまったから」と答えました。長年一緒にいた彼女のことを嫌いになったわけではないけれど、新たに出会った女性に対して、「恋人がいるけれど、彼女を絶対に逃したくない」という衝動にかられてしまったのだとか。

「運命」などという理不尽な理由でも、彼としては「二股をかけることはできない」誠意から恋人との別れを選んだそう。

また別の男性は、すでに半年以上二股をかけていて、恋人にバレたことで自分の本心に気づいたとのこと。

「ずっと彼女が不信感をもっているのは感じていたけど、こっそりケータイを覗き見していたことが判明し、正直、愛情が冷めました。もうひとりの女性は、まるで疑うことなく僕を信じてくれていたんです」

二股はよくないですが、結果としてふたりの女性は「北風と太陽」のような顛末になってしまったということ。双方とも同じように彼を信じていたら、結果はどうなったのか、気になるところです。

■別の理由なのに、「他に好きな人ができた」と告げるケースも
以上は、本当に「他に好きな人ができた」場合でしたが、ほかにも、このように告げるケースもあります。青天の霹靂としか思えないほど突然の別れを告げられた場合、実はまったく別の理由という可能性もあるようです。

ある男性は、彼女のネガティブさにうんざりしていました。

遠距離恋愛でなかなか会えないのは承知だったはずなのに、休日出勤が続いただけで浮気の疑いをかけられ、メールの返事が遅ければ「もう私のこと好きじゃないの?」と責められる日々。何度かケンカしたのち、彼女とのつき合いを続けることに疲れてしまった彼は、諦めてもらうために、「他に好きな人ができた」と嘘の理由を挙げました。つまり、彼女に信用されていないことを、逆手に取ったのです。

逆に、彼女の二股を疑って、このように告げるケースもありました。

こちらの彼は、「振られるくらいなら自分から振る」というプライドと意地から、「他に好きな子ができた、と言って、先手を打った」そうです。男性はプライドの生き物。女性には理解しがたいかもしれませんが、こんな考えで偽りの理由をでっちあげる場合もあるのです。

■結論、いったん 「別れる」以外の選択肢はない!
これまでの例から、「他に好きな人ができた」というのは、「別れの決定打」となる相当「強力な言葉」だということがわかります。

そして、男性がこのセリフを発する場合、別れを撤回してやり直そうとすることは相当難しいでしょう。

「彼女がいながら他の女性に目移りした」という事実を突きつけるのは、彼女にとって別れるつらさとダブルのショックを与える覚悟を持った上での判断であり、強い別れへの意志があります。

また、前述のように、「嘘の理由」だった場合も同様。嘘をつき、自分を悪者にしてまで別れようとする彼の決断は「絶対に別れたい」「彼女が(彼氏に対し)未練を残さず終わりらせたい」強い気持ちが込められているのです。言われた側にしてみれば、それが事実でないとしたら、ますます納得できないかもしれませんが、それが彼の主張であることは事実です。

しかし、ここで反発するのは逆効果。最後の場面でイヤな印象を残してしまったら、「今後二度と会いたくない」ほど、後味の悪いお別れになってしまいます。

強い意志をもって彼が別れを望む以上、それを受け入れる以外の選択肢はありません。まずは、憎み合ったり、追いすがるよりも、「今までありがとう」と、感謝を伝えてお別れしましょう。

別れたくないと思うならなおさらのこと。笑顔でお別れできれば、もしかしたら再び惹かれ合い、復縁することもあるかもしれません。その時には、ほかの女性に目移りされないような女性に成長していることも必要です。そして、「いつかまた会えること」を祈りつつ、彼の意思を尊重する姿勢を見せることが、最後の愛情ではないでしょうか?

似た例であり、もう少しソフトな提案として、まずは「距離を置こう」という別れの切り出し方もあります。その場合、少し、復縁の可能性が残っているようです。

【島田佳奈の恋愛コラムガイド:島田 佳奈】