結婚できない危険度高い! 「愛人体質」の女性の実態

■不倫や愛人体質のままで結婚するのは難しい理由
近年ますます生涯未婚率が上昇し、今や女性の9人に1人は一生独身。そして2030年には、5人に1人が一生独身になると予測されています。その5人に1人になる可能性が高いのが「愛人生活経験者」です。いわゆる「愛人体質」というものでしょうか。今日は、私の相談所で実際にあったケースをお話ししていきます。

なぜ「愛人体質」だと結婚が難しくなるのでしょうか。理由はいくつもあり、「○○だから」「××だから」などのように単純明快なものだけではありません。

まず愛人って、日の目を浴びない恋愛です。友達に言えない。ましてや家族にも言えない。彼のことを誰にも紹介できないのです。デートにも日の目を浴びないモグラのような恋愛スタイルが、うしろ暗い自分を自ら作り上げてしまうのです。

また、愛人という関係性を結ぶということは、お相手は年上のことがほとんどでしょう。それもかなりの年上。経済力がなければ愛人を養うことはできませんから。となると、同世代の生活圏にあまりいないような相手になります。必然的に相手は、お金持ちの年上の男性になります。

最近では、女性にお金を使わない愛人も増えています。妻子があることを黙って、生活費や謝礼も払わずお付き合いをしていく新種の愛人というか、「それってただの浮気では?」というようなケースも増えてきています。これについてはさらに女性にとってはただの時間の無駄ですし、もう詐欺と言ってもいいほど。

デートに至ってはそのほとんどが夜であり、会うのはあなたの家かどこかのホテルが関の山。普通の恋人のように休日のお昼に外でデートすることなんて……年に数回あれば奇跡でしょう。そして二人でいる時間は何をしているの?と考えれば、それはセックスです。

二人の関係をだれにも公表できず、モグラのような生活を送ることになり、セックスだけはうまくなる。また恋愛観もどんどん汚され、ただ歳をとり、いずれは愛人関係も失い、捨てられて、気付いた頃には悲しい独身者。

つまり、愛人を経験することで「歪んだ価値観の恋愛」にカテゴライズされる……と覚えておいてください。そもそも奥さんがいることを知っているにも関わらず、それを承諾してお付き合いを続けたいと思っている時点で相当歪んでいますからね!

この歪んだ価値観を抱えたままで、結婚相談に来られる方がいますが、私はひと目でわかります――「あ、この人、愛人生活をしていたな」と。

■歪んだ価値観、くるった恋愛観
いわゆる日の目を浴びない恋愛をしてきた方の多くは、恋愛における価値観が歪んでいます。

もっと直球に言うなれば、恋愛観がくるっています。

そもそも人のものを奪っているのですから。そこに子供でもいようものなら、不幸の連鎖は止まりません。自分だけの欲望を満たすために愛人になる。これはどう考えても歪んでいます。

「オレの家庭はボロボロで……、妻とはうまくいっていない」などと男性が言ったとしても、それを受け入れて愛人関係を結ぶのは言語道断です。歪んだというよりも、それは醜い恋愛観なのです。

既婚男性を恋愛対象としてみてしまった時点で、歪んでいると思ってください。また愛人生活を送るなかで、待つことに慣れてしまい、我慢することにも慣れてしまうのです。この状態が形成されてしまった場合、パフォーマンス力が鈍り、自己表現ができなくなり、常に相手から何かを「してもらう」ことを待ってしまうようになるのです。

自分の意思を伝えていてもどこか的外れで、独身男性からは理解されない。モグラ恋愛をしているなかで、あなた本来の明るさもすっかり失い、表情も暗くなり、背筋も曲がり、可愛くない女に成り下がる。そして、してもらうことを待つ女になることで、どこか「高飛車」に見えてしまうのです。残念なことに、可愛くない高飛車女ですね。

本人にはそんな気が全くないのに。だから自分が、どこか「変」なことに気付かず、婚活を始めても、あたりまえですが交際にまで発展しないのです。これは、元・愛人生活者、現在・愛人生活者の両方に言えることです。

当社の男性社員に聞いたところ、愛人であったことは分からなくても、話をして普通じゃない恋愛をしていたことは分かると言っていました。

その理由に挙がるのが……

・異様な距離感(外で会うときと家やホテルでの距離感が違いすぎる)
・なんとなく暗い表情(不幸オーラ)
・話している内容が年齢に比例していない(笑いのツボがおばさん)
・どこか悟っている(どんな不幸な経験したの?と思う)
・自分の意見を言わない(合わせるとかではなく、興味が違うところにあるように感じる)
・外に出たがらない(デートしたくないのか?と思う)
・一緒にいても元気になれない(会話が続かない) など

愛人であったことは分からなくとも、何か歪んでいることを男性も察知するのです。そして、愛人生活のなかでできあがった、歪んだ価値観を矯正するためには、途方もない時間がかかるのです。

■価値観の矯正
まずは、愛人でなかった頃の自分を取り戻してもらいます。 これは過去の恋愛を清算してもらう作業です。

私の相談所では、スタイリスト同行ショッピングやデートシミュレーション、私が行うカウンセリングやセミナーなどを駆使して内面から本来の明るさを取り戻してもらう作業からスタートします。

そしてとにかくお見合いを数多くセッティングし、相談者さんの感覚を日の光を浴びる恋愛時間にシフトさせていきます。しかし、ここで大抵「魔が差す」のです。順調に本来の自分を取り戻すことができ始め、表情や表現力もかわいい女性になった頃、清算したはずであるモグラ恋愛の過去が顔を出し始めます。

ここから本当の戦いがはじまるのです。

■眩しさに向き合ったとき、本当の戦いが始まる
慣れ親しんだモグラ恋愛から地上の光を浴びる恋愛に変わるとき、眩し過ぎて自信をなくしてしまうのですね。本当の幸せを感じられていることと同時に不安を感じてしまうのです。そして、その幸せを「面倒かも」と感じてしまうのです。

順調な交際、相手に自分の声が届きしっかり愛してくれる。「会う=セックス」ではなく、お互いをもっと知る時間として共有する。だけど……これって面倒じゃないのかな?

通常独身男性の場合ですと、当たり前ですが愛人の経験もありません。ましてや人生のパートナーとして生涯歩いていくお相手ですからすごく歳の離れたお相手をご紹介もしていません。

これまでのギャップが苦しめ始めさせる……自分自身との戦いです。

私はアドバイスができたとしても、変わって苦しんであげることはできません。「本当に望んでいる幸せはこんな形なんじゃないか?」と伝えることはできたとしても、代わって納得してあげることもできません。

順調に交際を重ねても、残念ですがここで脱落してしまうことが多くあります。相談所を休会し、自分自身としっかり向き合いリベンジして成婚したケースもありますが……愛人生活を送ってきた相談者さんの成婚は本当に少ないです。

自分の本当の幸せって何ですかね? そもそも幸せって何でしょうか?

今、存在する人口の数だけ価値観は存在します。その価値観に間違いは、きっとないでしょう。それでも「結婚したい。それが私にとっての幸せだ」と感じ考え、また現在そう思っている方は、いつでも日の光を浴びた恋愛を、自信を持って真っ直ぐに続けていってください。

価値観は自分の経験が作り上げていくものです。そのとき、その年齢で幸せのカテゴリーも変化しますが、ぼんやりでも見えている幸せの形のようなものを崩さないでください。

好きになってしまった方が既婚者だった……ということもあるでしょう。 しかし、その人と完全に結ばれるなんてまれなケースなのです。傷つくことは最初から分かっていることですし、一番に言えることはモラル違反。あなたが描く幸せは、あなたが手を伸ばし、あなた自身でつかんでいくものです。そのときは「これでいい」と感じたとしても、後に矯正しなければならない状態になったら元も子もありません。

婚活して結婚するというのは、簡単なことではありません。

結婚できない体質として、今回は一例をご紹介しましたが、いかがでしたか? 素晴らしい結婚ができるように、私は婚活をしているあなたを本気で応援しています。

【植草美幸の恋愛コラムガイド:植草 美幸】