なぜ「魔性のおブス」がモテるのか?

■顔も性格もよくないのに、なぜかモテる「魔性のおブス」
「人は見た目が9割」というように、外見はその人の印象を大きく左右する要素です。左右対象で整っている形状に対して「健康的」と感じるのは、頭ではなく遺伝子レベルで好む現象です(子孫繁栄に相応しい相手を求める、動物共通の適者生存の仕組み)。かつ、男性は特に視覚要素の優先度が高いため、美しい顔やスタイルの女性に惹かれやすいのです。

とはいえ、我々のような現代人の好みは千差万別。美的感覚にも個人差があります。つまり、必ずしも美人でなければモテないというわけではありません。

外見以外のモテる理由としてまず思いつくのは、性格のよさ、あるいは笑顔やしぐさの愛らしさでしょうか。

しかし、中には、外見も内面も上記に該当しないのに男性から妙にモテる「魔性のおブス」もいます(※便宜上イメージしやすい名称にしたため、響きの悪さはご容赦ください)。

「魔性のおブス」がなぜモテるのかは、同性である女性ほど想像がつかないかもしれません。なぜならそれは、恋愛対象となる男性にしか理解できない種類のものだから。どこまでが素でどこからが計算なのか、他者から見て判断しづらいのは「魔性」としかいいようがありません。

不思議とモテる「魔性のおブス」が男性にとってどう魅力的なのか、分析してみました。

■ずば抜けた「ターゲット見極め力」
魔性のおブスは、自身が外見だけではモテないことを知っています。しかし、一方でこの地球上にいる男性の数を考えれば、自分のような容姿の女性を外見以外の要素で好きになってくれる男性がいることもわかっています。

チヤホヤされないからこそ冷静に男性を観察できるのは、魔性のおブスならでは。

「彼女いない歴=年齢」に等しいような非モテ男子や、枯れている(ように見える)中年男性など、多くの女性から相手にされない男性は、あたりを見渡せばたくさんいます。

事実、イケメンでもなく稼ぎも少なく人生一度もモテたことがない……そんな自分に自信のない男性ほど、極上の優しさでアプローチされたら、たとえおブスでも惹かれてしまうのです。むしろ美人じゃないからこそリアリティがあり、安心できる場合すらあります。

しかも、「スキマ産業」的なターゲットへのアプローチが、「あの子は本当に優しい!」といった評判を生み、多くの男性から注目される結果に。それは、ターゲットを広げる「魔性への突破口」にもなり得ます。

■脱いだらスゴイ「床上手」
同じ女性である限り、ほかの女性の「ベッドの上での振る舞い」を目にする機会はないもの。それを知っているのは、肉体関係になった男性だけです。

男性の性欲は愛情と切り離しやすいもの。おブスならではの「お手頃」感で、たとえ好きではなくても「やらせてくれる」という意思確認で関係を深めてしまう人もいます。

それで実践してみたら驚くほど相性がよかったり、経験したことのない快感を味わってしまうと、そのまま溺れてしまうことも。

夜のテクニックで男性を翻弄させられるのは、果たして生まれつきの才能なのか、努力の賜物なのか……その実態は謎ですが、魔性のおブスは、セックスで虜にさせる自信があるからこそ、上手に男性を誘惑できるのかもしれません。

■懐に入り込む「油断させ上手」
まず、美人は存在するだけで当然モテます。そんな女性と恋人関係になれば、ほかの男性が誘惑してくるのではないかと心配になったり、モテるばかりに嫉妬に狂わされる可能性もあります。

その点、魔性のおブスは一見「ただのおブス」なので、彼女がほかの男性を誘惑しない限り浮気はないだろうという安心感を得られます。恋人に対して無用な心配がないことは、男性にとって「安心して仕事に集中できる」大事な要素。つき合ってみて初めてわかる利点でもあります。

モテない男性ほど、美人は高嶺の花。たとえ恋人ではなくても、美人と接するのは無駄に緊張してしまうような男性は、魔性のおブスのような女性のほうが一緒にいてリラックスできるはず。男性だって好きになれば、相手がだんだん可愛く見え、「適度なおブス」感になってくるのです。

総じて、魔性のおブスは、いい意味で「相手を油断させる」ことを武器に、男性の懐に入り込むのが上手いのです。

■実は「おブスじゃないのにモテない」女性こそ活用したい施策
これらはすべて「男性との恋愛関係」においてのみ発揮される種類の魅力。だからこそ、同じ女性にとっては気づきにくいのです。

無意識に発揮できれば「魔性」ですが、上記のポイントを理解し戦略的に取り入れても効果は期待できるでしょう。たとえ「おブス」でなくても、どんな女性でもモテるようになる「究極の秘策」かもしれません。男性にモテたいと望む女性にとっては、参考にしてみる価値がありそうです。

【島田佳奈の恋愛コラムガイド:島田 佳奈】