激しい恋愛はリスクも高い! 長く愛され続ける秘訣とは?

■大恋愛ほど、破局へのリスクも高い

 恋愛に夢中になって、周りが見えなくなるときほど相手にわがままを言いすぎたり、ちょっとした言葉の端々にも食ってかかったり、ということが起こりやすくなります。

 こうしたことがトラブルになり、人もうらやむような大恋愛があっけなく終わり、別れた後には「もう口も聞きたくない」「顔を見るのもいや」というように極端に相手への敵意をむき出しにし、憎しみの気持ちを募らせてしまうことはよくあります。

 このように、“愛”と“憎しみ”のような相反する感情が突然入れ替わることを「カタストロフィー理論」と呼びますが、激しい恋愛ほどカタストロフィーが起こりやすい状況にあるのです。

■「もっと愛して! 受け止めてよ!」という発想に潜む心理とは?

 恋愛相手だけに極端にわがままになったり、相手のちょっとした言葉にも苛立って許せなくなったりするのは、幼い頃に親や周りの大人の愛情や受容を十分に実感してこなかったことが影響する場合もあるでしょう。

 たとえば、常に「いい子」「おりこうさん」でなければ親に受け入れられないと感じていた人。また、大人の都合ばかりを押し付けられ、自分の素直な欲求を抑えなければならないと感じていた人などがそうです。

 このように、愛情や受容をしっかり実感せずに成長すると、恋愛相手に幼い頃と同じような不合理で無秩序な欲求を突きつけてしまうことがあります。

 しかし、恋愛相手は親ではなく、対等な立場にある「よき相棒」です。したがって、相手のわがままや極端な心理を常に突きつけられていると、疲れて去って行ってしまう人の方が実際には多いでしょう。そのとき、失った側は絶望感と喪失感に縛られ、何年間も憂うつの底に落ちてしまうことも少なくありません。

■「いま、ここ」で良い相棒に出会えた幸せを噛みしめるべし

 恋愛相手に親のような役割を期待してしまう人は多いですが、恋愛相手は親ではなく「相棒」なのです。

 「こんな私(俺)でも受け入れてよ」「わがままを聞いてよ」というように要求ばかりが多く、与えることが少ない人と恋愛をしているうちに、たいていの相手は「この人と長い人生を一緒にやっていけるだろうか」「結婚や子育ても一緒に頑張っていける相手なのだろうか」と考えてしまうものです。恋愛のスタート地点での力関係など、つきあってしまえば関係ありません。

 親からの愛情への不満、周りの大人への恨みなどさまざまな思いがあるかもしれませんが、「それはそれ」と受け流し、「いま、ここ」で良い相棒に出会えた幸せを実感することが大切です。そして、お互いへの信頼や絆を強くする恋愛に心を向けていかなければ、いつまでたっても幼い頃の愛情への飢餓感に裏付けたられた恋愛から卒業することはできないでしょう。

■わがままばかり言うのは、そもそも“わがまま”だから

 ちょっと厳しいことを言うかもしれませんが、そもそもわがままばかり言ったり、キツく当たって関係を微妙にしてしまうのは相手を大切に思っていないからでもあるのです。その心の裏には、「私(俺)のことを好きなら、このくらい言っても受け入れてくれるだろう」「この程度のわがままに耐えられなければ、私(俺)と恋愛する資格はない」というような奢りがあるのです。

 その証拠に、恋愛のしょっぱなからそんな態度で相手に接していなかったはずです。また、好印象に見られたい相手、大切にしたい相手にはそんな態度で接していないはずなのです。このように、つきあっているうちに相手のことを大切にできなくなり、欲求や感情ばかりを押し付けてしまうのは、その人自身の身勝手さでもあります。

 どちらかが身勝手な要求を押し付けていくと、人間関係は破綻するか、冷たい関係のまま続くかのどちらかになるでしょう。

 恋愛関係は、一生を共にするかもしれないパートナーとの大切な準備期間でもあります。したがって、大切な相手を失わないよう、気をつけながらつきあっていく必要があるのです。

【ストレスガイド:大美賀 直子】


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