婚活に適した年齢は? 「結婚適齢期」と「婚活適齢期」の違い

筆者は、女性の結婚適齢期は人によって異なると考えますが……一般的には20代後半から33歳くらいまでを指すようです。そのくらいの年齢が、社会人経験も積めて、子どもを産み育てるにも適しているとされているのでしょう。

過去に、筆者は何度か街コンを取材したことがあり、そこでは恋人探しではなく、結婚相手探しを目的に参加する男女が多く、意外にも20代前半の女性が多かったと覚えています。23歳、24歳という年齢の女性たちが、「今のうちに旦那さんになる人を見つけておきたい」「早く安心したい」と述べていたのです。

また先日、友人が職場の20代半ばの後輩女性が、結婚相談所に登録して婚活を始めたと言っていました。25、6歳であれば、まだ結婚を焦る年でもないのでは? と思うのですが、最近では婚活を始める年齢が低くなっているのかもしれません。

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社会を知ると、結婚に求めるものは変わる

早い段階から旦那さん候補を見つけて安心したい、という若い女性の意見に納得できないわけではありません。しかし、高校や大学を卒業して社会に出れば、いやおうなく価値観は変わり、仕事観、人生観も変化していきます。それを「成長」「大人になる」なんて言いますが、恋愛観や男性に求めるものも変わっていくでしょう。

つまり、大卒で就職して1年ほどの23歳の時と、そのまま仕事を続けていった場合の28歳の時では、旦那さんとして選ぶ男性の条件そのものか変わり、結婚をどう捉えるかすら、激変する可能性があるのです。

婚活を始める年齢に決まりなんてありませんが、あまりに早くから始めれば、判断を下すための軸のようなものが、途中でブレるかもしれません。「私は絶対にこの人と結婚する!」と決意しても、半年か1年が経ったのち、「そもそも、なんか違う」と婚約者への気持ちを冷ましていることだってありますから……。

ですので、婚活適齢期はやはり、25歳以上になるのではないでしょうか。20歳や大学卒業してすぐ、という年齢では、結婚について決めかねる部分が少なくないといえます。

結婚適齢期は自分で決める

今どきの20~30代女性は、本当に自由に生きていくことができます。仕事や勉強、研究に没頭したいと思えば、その希望を受け入れてくれる企業があり、自分なりのキャリアを積んでいけるでしょう。また、さまざまな問題は抱えつつも、子どもを持つ母親が働くことを、今は国や地方自治体が応援してくれています。

夫婦共働きは当然の流れであり、妊娠・出産をいつするかは、ある程度自分で選択できるはずです。そのため、一般的にどうであっても、「結婚適齢期」は自分で決めるのが正しいと思います。人生設計は婚活とは違い、早い段階ですればするほど得だといえるでしょう。

また、幾つに設定するとしても、それなりに社会人としての経験を積んだ後が良いかもしれません。人間的にも成熟しますし、夫婦関係も良好に保てる可能性が高いからです。

なぜ、社会人経験は必要か?

以前、男友達から「妻が正社員で働いたことがなく、そもそも社会人経験があまりないせいか、仕事が忙しい自分の状況を理解してくれない」という愚痴を聞かされたことがあります。一方で、大学在学中に妊娠がわかり、卒業と共に結婚した知人女性が、「私も就職したかった」と後悔している話も聞いたことがあります。

男性は、年齢を重ねるごとに、職場で責任の重い業務や職位を任されて、複雑な環境に置かれるようになります。妻がそれをすべて理解する必要はありませんが、大変さを汲んで家庭でいたわってあげることは重要です。

そして、子どもを産み育てることはもちろん素晴らしい「仕事」ですが、社会に出て労働することで、視野がぐんと広がり、良い刺激や影響を与えられるのも確か。まったく社会人経験がないというのも、ある意味不幸かもしれません。

「会社で仕事するより、結婚して主婦になったほうがラク」と思う人がいるかもしれませんが……良い結婚をするには、やっぱり社会人として働いた経験があったほうが良さそうです。

Written by 岡崎咲