「プラトニック・ラブ」の関係とは?

あまり恋愛をしないと言われる若者たち。未婚で性経験のない割合は、年々増えています。第14回出生動向基本調査によると、20代前半で性経験のない未婚の女性は40%、20代後半では29%、30代前半では23%と、決して少ない数ではありません。

もしかするとみなさんのなかにも「結婚するまでは処女を貫きたい」「処女のままバージンロードを歩きたい」なんて考えている女性もいるでしょう。そこでここでは、プラトニック・ラブの関係と、そのメリットやデメリットについてご紹介します。

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「プラトニック・ラブ」の関係とは

「プラトニック・ラブ」は、古代ギリシャの哲学者、プラトンが「恋愛は肉欲ではなく、精神的な結合を大切にすべきだ」と語った言葉をきっかけにできた言葉です。そうして、プラトン的に考えた純愛の定義を「プラトニック・ラブ」といいます。結婚までは精神的な愛の結びつきが重要と考える向きが強かったプラトンですが、プラトン自身がそれをプラトニックな関係であったわけではないと言います。

どんなに思いを寄せ合っている男女であっても、結婚までは純潔を貫くべきであり、それこそが恋愛の理想型である……といった考え方ですが、現代では少々古く、死語となっている側面があります。そのため、実生活では、肉体関係よりも精神的なつながりを重視する恋愛を指す言葉として使用されることが多いのが特徴です。

「プラトニックな関係」はどこまでを指すの?

ひとくちに「プラトニック」といっても、人により受け取り方はさまざまです。手をつなぐ、キスをするまではOKでプラトニックな関係と呼ぶ人もいれば、手をつないだ時点でプラトニックだと言わない人もいます。

また、相手を思い顔を赤く染めることも、身体の反応であるがゆえに「プラトニックとは言えない」とする人もいるため、プラトニックの線引きをするのは難しい状態です。一般的には、「セックスをしないこと」がプラトニックな関係として認識されている場合が多いでしょう。

「プラトニック・ラブ」について、男女はどう考える?

マイナビニュースが男性300人、女性400人を対象に行ったアンケートによると、プラトニックな恋愛について次のような結果が出ています。

●男性編
・自分は違うが相手がプラトニックな関係を望むなら合わせる(25.0%)
・まったく理解できない(21.0%)
・自分も相手もそのほうがいい(19.3%)
・理解できるがそういう人とは付き合えない(19.3%)
・自分はプラトニック志向だが相手が違うなら相手に合わせる(8.3%)

●女性編
・自分も相手もそのほうがいい(23.0%)
・理解はできるがそういう人とは付き合えない(20.5%)
・自分はプラトニック志向だが相手が違うなら相手に合わせる(16.5%)
・自分は違うが相手がプラトニックな関係を望むなら合わせたい(15.8%)
・まったく理解できない(15.2%)

男性の約3割、女性に至っては約4割がプラトニック志向、あるいはプラトニック志向に合わせられるといった考えをもっていることがわかります。

「プラトニック・ラブ」のメリット

プラトニック・ラブは、肉体的な欲求を離れたところにある、心と心のつながりをあらわすため、相手がどれだけ交際を真剣に考えているのか指標をはかることができます。そのため、肉体的欲求を果たすだけのせつな的なつながりや、都合のいい女として扱われる可能性を大幅に減らすことができるでしょう。また、不特定多数の人と肉体的関係を結ばないため、性病のリスクも低いです。

プラトニック・ラブのデメリット

プラトニックな関係を望む人がいる一方で、セックスも愛情表現であり、肉体的なつながりもひとつの愛の形であると考えている人もいます。肉体的な関係を交えない愛情は、一見するところ純愛のように見えますが、相手の身体を理解できていないといった見方もあります。相手の身体や性的欲求を知らないまま結婚すると、後々トラブルになることもあるでしょう。

お互いの性癖がわからないまま結婚したことで、「こんな一面があったなんて知らなかった」「相手との性欲のバランスが悪かった」など後悔することもあるかもしれません。末永く一緒に暮らし、子どもを望む場合には性格の相性だけでなく、身体の相性も重要だと捉える人も多いのです。

「プラトニック・ラブ」を成功させるコツ

相手が真剣な交際を考えているかどうか知るために、プラトニック・ラブの関係を保ちたいという人は、期間を決めてみるといいでしょう。「1年間交際を続けることができたら関係をもつ」「どちらかの誕生日まで我慢する」などと目標を決めておくことで、計画を立てやすく、スムーズに事を運ぶことができるでしょう。

また、事前にどんな性癖があるのか、自分の身体の特徴や性欲について話す機会をつくっておくと、より理解が深まります。実際に経験してみないと見えてこない部分もたくさんあると思いますが、まずは心と心のつながりを深め、信用できると思った人と関係をもつのは素敵なことです。焦らず、とらわれ過ぎずに恋愛を楽しんでいきたいですね。

Written by 小林リズム