恋人・夫婦の喧嘩で使いがちだけど絶対言ってはいけないNGワード

喧嘩でよく使いがちなNGワードって?

恋人や夫婦間の喧嘩。「なかなか相手が自分の思っていることを理解してくれなくて辛いです……」「私の気持ちをわかってくれなくて悲しいです……」という相談をよく受けるのですが、もしかしたらそれ、喧嘩の時のあなたの発言が原因かもしれません! 喧嘩の時に絶対に使わないほうがいいNGワードを紹介します。

さて、問題です。どこがNGでしょうか?

さぁ、自分のことだと思って想像してみてください。

あなたは自宅の冷蔵庫に、お気に入りのお菓子を入れておきました。忙しくてなかなか食べられなかったのですが、「やっと今日食べられる!」と冷蔵庫へ直行。すると、お菓子がなくなっていました。

おかしいなと思ったあなたは、夫に、

「ねぇ、冷蔵庫にあったお菓子、知ってる?」

と聞いてみると、

「あぁ、ずっと冷蔵庫に置いてあったから、いらないのかと思って食べたけど」

と返答が!

すっかり怒り心頭のあなたは、

「はぁ? 私に相談なしに食べたってこと? 普通はそういうことしないよね! 普通、聞くでしょ?」

と彼を怒りました。

以上です。さて、この会話にNGワードが隠れています。一体どこがNGなのでしょう? 皆さんも考えてみてください。

喧嘩のNGワードは意外にも〇〇

正解は、「普通」という言葉です。

皆さんも喧嘩の時「普通は」「普通の人は」と言っていませんか?

喧嘩は私とあなた、1対1の出来事です。だから「普通は」ではなく、「あなたと私の物差し」での考えを伝えなければいけないのです。

今回のケースの場合、「一言、言ってほしかった。私、あのお菓子をすごく楽しみにしてたんだよ、悲しい! 傷ついてる!」というように、伝えましょう。

あなたがどう思ったのか? 相手に何を伝えたいのか? 「気持ち」を乗せて、しっかり伝えないと相手にあなたの思いは伝わりません。

無意識に心を遠ざける「普通は」の使い方

恋愛だけではなく、「普通」というキーワードをコミュニケーションで使うのは避けましょう。

「普通はできるでしょ?」と相手に言うということは、「あなたは平均以下です/社会不適合者です/社会との価値観とずれていますよ」というメッセージにも捉えられかねません。

しかも、「普通は」と言われてしまうと相手は逃げ場を失い、結果的にただ単に余計にへそを曲げてしまうのです。

「普通」を使ってコミュニケーションをすると、相手からも「普通」で返されてしまいます。あなたはいいと思っていることでも「俺からしたら、“普通”はそんなことしないし!」と、「普通返し」されてしまう可能性があります。

実際言われたら、どうしようもないですよね、行動は過去のことで、そのとき自分ではそれが「普通」だと思ったのですから。話は平行線になるか、あなたとは価値観が合わないというような別れ話に発展しかねません。

そもそも、「普通」は人によって違います。

だからこそ、「私」を大切にして「私はこう思ったから、私はあなたにこうして欲しかった」とあなたの気持ちを相手に伝えるようにしましょう。

「普通」と思ったことこそ、褒めてみよう

一方、相手を褒める時の「普通」という「感覚」は重要です!

相手がしてくれたことに、「そんなの普通のことでしょ」「それは当たり前」と思うことがあります。

そう思ったときこそ、相手をたくさん褒めてあげるようにしましょう。

例えば、今は共働き夫婦も増えていて、家事の分業は当たり前になってきています。夫や彼氏が普段やらない家事をしてくれたとき、「そんなの普通! 私はいつもやっているし!」と言うのではなく、「ありがとう! すごく助かったよ」と言い換えましょう。

「普通」かどうかの基準で考えてしまうと、世間ではこんなこと「当たり前」だったりするかもしれません。友達に話したら「ちょっとそれって褒め過ぎ?」と思われるかもしれません。

でも、あなたと私の話なんだから、いいじゃないですか。

もっともっと、褒め過ぎてしまいましょう! ずっと仲良しで、お互い気持ちよくいられる関係で、勘違いされずに自分の気持ちが伝わったほうが良い関係を築けるはずです。

まずは、「普通はこうだ」といえば、相手に自分が正しいということが伝わったと思うのは間違いだと思いましょう。喧嘩の時に自分がつらくならないための心がけとして、「普通は」ではなく、あなたの考えを伝えるようにしましょうね。なにより、あなたと私の「普通」はこれから作っていくものですよ。

(文:吉井 奈々)