木星が天秤座にあるということ
木星は幸福をもたらしてくれる大吉星です。発展、拡大、成長といった意味を持つので、木星が位置する星座によって、世の中にもたらされる幸せの傾向も変わります。
昨年の9月から、木星は天秤座に入り、人付き合いや男女関係が活発化の傾向にあります。天秤座の象徴、社交性を恋愛に活かせば、恋も進展しやすいはず。尻込みしないで、アプローチしたり、出会いの場へ足を運んだりしてみましょう。ながい春が続いている人は、本腰を入れて恋人に結婚をアピールしてみては?
ただ、天秤座の木星が人の縁に揺さぶりをかけるのは、結ばれることだけじゃありません。破局や離婚といった別れを引き起こす場合もあるんです。腐れ縁や利害関係によって一緒にいるだけの男女は、良い意味で訣別(けつべつ)を選ぶことになりそうです。
色々な決断を迫られるかもしれませんが、10月までは曖昧に保留しないで、キチンと答えを出したほうが良さそうです。そうしないと、木星が蠍座に入った後で、困るかもしれません。
蠍座の木星がもたらすもの
木星は2017年の10月に蠍座へ入りますが、蠍座は無意識の意識、探究などを象徴し、物事を深く掘り下げていくことを促します。つまり、とてもざっくりした表現をすると、天秤座木星期に出会ったり、結ばれたりして、蠍座木星期に絆を深めていく、という運気の流れがあるんですね。
また、蠍座は「深く狭く」の傾向があり、天秤座ほどの社交、公の付き合いは期待できないはず。幅広い出会いを求めるなら、2017年10月までに活動するのが良いですし、同時期までに頑張れば、本命彼女や妻に認めてもらいやすいでしょう。
木星が蠍座へ入った後でも恋の進展は不可能じゃありませんが、身体の付き合いが先行して曖昧な関係になったり、相手と深く心は通じ合っても、不倫や三角関係に陥ったりすることが多くなります。
ですので、木星の蠍座入りまでに自分の想いを成就させたなら、好きな人との間にはしっかりとした愛と信頼が結ばれるでしょう。蠍座にはセックスの象徴もあるため、心身ともに満たされる恋ができるはずです。
占いとは、結局……
占いを「そうなる運命」と、丸ごと信じる必要はありません。良くない運気も必ずありますが、それは逃れられないものではないんです。
だって、道を歩いていて向こうから車が走ってきたら、脇へ寄りますよね。ぶつかったら危ないと、危険を回避するはずです。それと同じで、不運に見舞われそうだとわかったら、どうすれば避けられるのか、最小に被害を抑えられるのかを考えることが大事です。
占いとはつまり、転ばぬ先の杖を得るものだということ。運命はある程度決まっているにせよ、最終的にどうするかは、個人の自由です。またそうすることで、占いに過剰に縛られることなく、上手に恋や結婚に活用できるでしょう。
Written by 沙木貴咲
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