【ラブホスタッフの上野さん】「仲がいい男性の友人から告白されて返事に迷っています」

Q:先日、男性から告白されたのですが、仲のいい友人関係だったので返事に迷っています(20歳女性・学生)

ご質問誠に有難う御座います。

私の友人が女性に告白をし「お友達でいましょう」と言われた時の返事が、私は結構気に入ってします。

「悪いけど、友達としての君には興味がない」

彼の物事の考え方が正しいとか間違っているとか、そういう話は置いておくとして、ここまではっきりと言ってしまう彼が私はなかなかに嫌いになれません。というよりだいぶ好きで御座います。

人間関係を「契約」と言ってしまうと非常に嫌な感じがしますが、少なくとも「メリットをお互いに与え合う関係」でなければ、関係が継続しないのは間違い無いでしょう。そういう意味では、私の友人の彼が言いたいことも、そして今回のご質問者様のお悩みにお答えができることと思います。

そもそもご質問者様はこんな相談をされるくらいなのですから、その男性とお付き合いをするつもりはないことでしょう。
もし付き合いたいと思っているのであれば「OK」の一言を返すだけ、悩みに発展する余地がございません。

しかし、今回の男性はご質問者様と付き合いたいと思っている。つまり恋人の関係を求めているのです。一方でご質問者様は「断り方」に悩んでいるということは友人としての関係を求めていることでしょう。

これはもう破綻しているのです。

お互いの利益が完全に反してしまっている。

現実的な話をすれば、おそらくご質問者様が「友達のままでいましょう」と言えば、その男性は私の友人のように「友達としての君に興味がない」などとは言わずに「わかった」と了承することでしょうが、おそらく近いうちに距離を取られることと思います。
ご質問者様が「友人」として魅力的な価値を相手の男性に提供できるのであれば話は別ですが、非常に困難であると言わざるを得ません。なぜならその男性がご質問者様に求めているのは、端的に言って「異性」としての価値なのです。

これが「お金」の問題であれば折衷案という方法も御座いました。

例えば私が「100円でコーヒーを売りたい」と思っていて、ご質問者様が「50円でコーヒを買いたい」と思っていれば、この時点では利益が反しているものの「それでは75円でどうでしょう」というような折衷案を提示することが出来るでしょう。

しかし、今回の例で言えば「偶数の日は彼女、奇数の日は友達になりましょう」なんていう折衷案を提案することなど出来るはずがありません。

もしご質問者様が「友達でいましょう」と言い、関係を維持するのであれば、それは先ほどのコーヒーの例で言えば「50円で売れ」と押し通すようなものなのです。通るはずがないのはお分かり頂けることと思います。

もし男性の意見を飲んで付き合うのであれば、それは「100円で買え」と押し通すようなもの、これもまた通るはずがありません。

今回のお悩みの本質は、非常に厳しい物言いになりますが「相手の要求に応えずに、自分にとってメリットのある契約を結びたい」ということ。相手にとってその契約にメリットがないのであれば、どう応えたって関係は破綻します。

すでに、お互いの関係を継続する道は残っていないのです。片方にとって都合の良い選択は、片方にとってデメリットしかない選択になっている。これは交渉決裂、関係を維持できると思っていることこそが間違いであると言わざるを得ません。

「なんで友人としていい関係を築けていたのに、男は関係を破綻するようなことを言うのか」と仰りたい気持ちは分かります。分かりますが、その理由は非常に簡単です。

「友人としていい関係を築けていた」と思っていたのはご質問者様だけ。男性は今回の「彼氏彼女」の契約を結ぶために必死に「自分にとって辛い関係」に耐えてきたのです。

 

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Written by ラブホスタッフ 上野

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