関係が逆転することそのものは大して難しくない!
さきほど少し書きましたが、男性と女性が、恋愛をする上で、その立ち位置を交代させるということ自体は、そんなに珍しいものでもありません。
第一印象はしっかり者だった男性が、実は家事もろくにできないタイプだったけど、彼女ができた当初は見栄を張って誤魔化していたなんてことも、よくあることです。
こういう見栄っ張りが、最初こそ彼女とのデートで率先して予定を考えることはしばしばあること。しかし、だんだんとそのメッキもはがれて、本来のだらけた性格が表面化することになるのです。
そしてこのとき、彼女は「全くもう」と言いながら、本当は自堕落だった彼氏を、献身的にお世話をすることも、また珍しいことではありません。次第に関係そのものの主導権が、いつの間にか彼女が有するものに変化していたという事例を、筆者もよく知っています。
関係は徐々に変化するもの。今の恋愛状況は永遠ではない!
人間関係は流動的なものです。社会人ともなれば、プライバシーと仕事関係で一気に出会いのチャンスを得ることになります。学生時代までの自分と比較しても、実に多くの出会いを経るわけですね。
そしてその出会いは、大半が当人にとってはどうでもいいもの。なんなら何の影響も与えられず、自分もまた与えることのない、淡白なものばかりです。
大体5年か10年ぐらい経てば、社会人になってから出会った人たちなんて、「ああ、そんな人もいたな」ぐらいの希薄な思い出の存在になっているもの。
恋人という存在は、そんな希薄な出会いの積み重ねの中で、偶然発生したようなもの。だからこそ、比較的思い出にも残りやすいし、長く付き合うとお互いに色んな意味で共感をするようになります。
つまり、関係が全く変化しないまま交際しているわけではないのです。徐々にですが、お互いの考え方は変遷しますし、距離感や呼び名だって変わります。そういう関係を何年も維持していれば、恋愛の主導権なんてものは、いつの間にか変わっているもの。
おわりに
無理に「明日にでも私が主導権を握りたい!」なんて焦る必要はないわけです。いずれ変わりたいと願えば、気付くと変わっているというのは、よくあること。
人は人間関係を用いて成長していくので、ある種時間の流れに身を任せてみるというのが、1番いい方法なのかもしれません。
Written by 松本ミゾレ
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