いくつになっても恋愛下手のこじらせ女子、何が原因?

「恋愛初心者」から抜け出せない、恋愛こじらせ女子

好きな男性へのアプローチが下手で、いつまでも「恋愛初心者」から抜け出せない。あるいは、好きな人の前では緊張してしまい、いつもの自分が出せない……という女性は少なくありません。

逆になんとも思っていない人の前ではリラックスしているせいか、好きな人には好かれず、好きじゃない人には好かれる……という矛盾が生じることも。

まだ初恋を知ったばかりの思春期は、誰もが恋愛初心者でした。しかしいくつかの恋を経験し、大人になってもなお恋愛下手なのは、「思春期のハート」をいくつになっても持ち続けているから。

よくいえば純情、悪くいえば幼稚なメンタルのまま大人になってしまっているのです。

恋愛がうまくいかないのは、自意識過剰だから

思春期の頃に芽生える「恥ずかしい」という感情は、大人になるにつれて変化していきます。

実際に恥ずかしい経験をしたり、自分で思うほど他人は気にしていないことを知ることで、恥ずかしさの感じ方や捉え方が変わり、自分のなかでクリアできるハードルになっていくのです。

裸になるのは恥ずかしい。でも、裸で外を歩くことはできなくても、恋人と裸で抱き合うのは自然なことだと気づく。すっぴんや寝癖は恥ずかしい。でも、心を許した恋人になら、寝起き姿を見せられる。

このように、恋人との関係やコミュニケーションを深めることで、対人関係で生じるさまざまな「恥ずかしいこと」がクリアできるようになり、一緒に住んだり、結婚したりする未来があります。

しかし、恋人になるもっと手前の段階から「恥ずかしい」という気持ちが勝って、アプローチしたり、心を許すことすらできなくなければ、大人の恋愛はできません。

「積極的にアプローチして、彼にドン引きされたらどうしよう?」と思うあまり何もできなくなってしまう。「可愛くもない自分が可愛い女子と同じように振舞ったら、陰で笑われるのでは」と意識しすぎるあまり、可愛くない態度をとってしまう。

そんな自意識の過剰さは、大人になったら卒業したいもの。思春期と同じ意識のまま歳を重ねたら、ますますこじらせてしまいます。

「なりたい自分」というペルソナを演じてみよう

大好きな彼に嫌われたくないのは誰だって同じです。だけど「好き」な気持ちを伝えようとしなければ、いつまでも片思いのまま。見つめているだけで満足ならばそれでもいいですが、「彼の恋人になりたい」と望むなら、行動しなければはじまりません。

ただじっと見つめているだけで、彼のほうから近づいてきてくれるのは、少女マンガの世界だけ。現実は、誰もが振り返るほどの美人でもなければ、視線に吸い寄せられるなんてドラマみたいな展開はありません。むしろ「いつも遠くからじっと見られてて、薄気味悪い」と嫌われてしまって、片思いのまま玉砕してしまう可能性も。

自意識過剰をなくし、大好きな彼に振り向いてもらえる自分になるためには、さなぎから蝶へと脱皮を図らなければ前にすすめません。

まず行動、と言っても当たって砕けろということではありません。まず、自分が恋愛下手だと自覚しているのだから、具体的に「こんな女性になりたい、こんな女性になれたら一歩踏みだせるかもしれない」という理想の自分をイメージしましょう。そして、それを彼の前で演じるのです。

演じるなんて恥ずかしくてできない?

むしろ、彼の前で「自然な自分」を出せずに挙動不審になっていたことのほうが、よっぽど恥ずかしい姿をさらしていたはずですが……というのは置いておいて、まずはいきなり彼の前で見せるのではなく、日常生活での振る舞いから変えてみるのがおすすめです。

「なりたい自分」を意識すると、他人の目が気にならなくなる

「いい女ならこう言う」「ステキな女性はこんな風にアプローチする」……それを演じてみるのです。服装や行動、態度などが変われば、もしかしたら家族や友人、同僚は「どうしたの?」とたずねてくるかもしれません。

「そろそろ大人らしくしようと思って」そう答えれば、最初は笑う人もいるかもしれませんが、数日のうちに普通に接するようになります。1力月も演じてみれば、周囲もあなた自身も「なりたい自分」でいることに慣れてしまうはず。

彼の前でも同様にやってみましょう。「いい女ならこう言う」「ステキな女性はこんな風にアプローチする」それを演じることに意識を集中させていれば、これまでのように彼の前で緊張したり、彼にどう思われるか考える余地もなくなります。

最初は仮面をかぶるイメージでいいのです。「なりたい自分」を演じていようと、あなたが別人になったわけではありません。だけど彼を含めあなたに接する周囲の人は、あなたの態度が大人っぽくなれば大人として、女らしく振る舞えば女性として扱うようになるなど、多少なりとも変化を見せたのではないでしょうか。

そもそも、多くの大人はありのままではなく、普段から「大人らしい自分」を演じているものです。それはずるいことでも悪いことでもなく、大人ならではの処世術です。「なりたい自分」で振る舞うことが自然になれば、おのずと他人の目を意識しすぎて幼稚な振る舞いになってしまう、そんな「以前の自分」から卒業できますよ。そして、お付き合いが深まれば、個性やあなたらしさは自然と醸し出され、関係性が深まればお互いがお互いをもっと許容できるようになっていくはずですよ。
(文:島田 佳奈)