美容整形と幸せ……第4回『先生の選び方』(元看護師・現役風俗嬢 yuzuka)

こんにちは、yuzukaです。
現役風俗嬢でありながら、美容外科、精神科の元看護師という肩書きを持つ私が、「美容整形と幸せ」について語るこちらの連載。第4回は、「先生の選び方」についてお話したいと思います。

美容整形を行おうと決意し、最初にする行動と言えば、ネット検索ではないでしょうか。
「目 整形 都内」ありがちなキーワードで検索すると、1日では見切れない程の検索結果にヒットします。どのホームページもお洒落で、クリニックの場所ひとつとっても、都内であれば表参道、銀座……。立地も「お洒落」と言われるところが多く、院内写真もホテルのよう。

しかし、クリニックを選ぶ上で重要なのは、そこではありません。
確かに「立地の良さ」や「院内のお洒落さ」は、そのクリニックの経済状況をもろに映し出し、「お金を持っているクリニック」=「先生に多くの給料を払えるクリニック」=「良い医師が揃っているクリニック」という図式を表すことにはなるかもしれませんが、皆さんが知りたいのは、もっと根本的なところだと思うのです。

「実際、どの先生にやってもらえば良いの?」

yuzukaというアカウントを始めてから、耐えない質問のひとつです。私はその質問に、無責任に応えることはできません。なぜなら私は、働いたことのあるクリニック以外のドクターを知らないからです。

ですから少し視点を変え、「おすすめのドクター」を提示するのではなく、「ドクターの選び方」についてを書きたいと思います。

美容整形の症例は、それぞれのドクターの芸術作品である

皆さんは、部屋に飾る「女の子のイラスト」が欲しいなと思った時、どんな風に探すでしょうか。「女の子のイラスト」を書いている作者を調べ、その作者の過去作品を閲覧しませんか?
書いているのが全くの違う女の子だとしても、「その作者ならではの雰囲気、特徴」があるはずです。少女漫画でも、絵本でも、イラストでも、人形でも……。どの作者が作ったものも可愛いけれど、作者ごとにみんなどこか違う。これが作者の好みであり、カラーです。

美容整形の症例は、それぞれのドクターの「作品」です。黄金比に基づいた「お手本」は存在しても、美に正解はありません。ドクターそれぞれの「美意識」にもとづき、作品を作り上げるわけですね。

美容整形外科で働いていると「整形顔」の見分けがつくようになってきます。最初はそれこそ「整形しているか」「整形していないか」の二択でしかありませんでしたが、ずっと施術に携わっていると、より詳細な見分けがつくようになってきます。
例えば待合室に座っている「抜糸待ち」の患者さんは、顔を見るだけでどの先生の作品か分かります。「目の形」「鼻の形」仕上がりによって、「あの鼻は○○先生の作品だな」と、分かるようになるのです。

テレビを見ていても同じです。私の勤めていたクリニックには、多くの芸能関係の方が来院されていましたが、顔を見て「これって○○先生の鼻じゃない?」なんて強く感じていると、だいたい後日来院され、正解であることが分かります。
それほどまでに、「先生によって仕上がりが違う」ということです。まずは過去作品を見ましょう。ただ写真を見るだけではありません。顔の全体像ではなく、自分のやりたい箇所を注視するのです。そのためにはまず、自分が整形によって、そのパーツをどんな形にしたいか判断しておく必要があります。おぼろげに「可愛くなりたい」ではいけません。「こんな顔になりたい」という芸能人の写真を並べて見て、共通点を見つける。「私はこんな形の鼻好きなんだ!」と分かれば話は早いです。
自分の好きな「鼻の形」を多く生み出している先生を見つけるために、あちこちの過去作品を見て見ましょう。

ドクターごとの得意分野を知れ

次に大切なのは、ドクターごとの得意分野を探ることです。これは一概には言えませんが、いろんな手術を分け隔てなくこなしているドクターも素敵ですが、なにかの手術に特化して、症例数が多い先生というのは、その手術が得意分野であることが多いです。
ホームページなんかは、「いろんな手術ができる」と見せようとするような過去作品の提示をしてくることが多いので見分けはつきにくいですが、近年、ドクターのブログなんかが公開されているクリニックも少なくはないですよね。
ドクターのブログは、美容整形への思いや、得意分野を見分けやすいツールです。過去作品と並行してチェックしてみる価値がありそうですね。

ドクターの経歴を見ろ

これは、声を大にして言いたいチェックの方法です。唐突に言ってしまうと、美容整形外科って、稼げるんです。それはドクターでも、看護師でも同じです。稼げるうえに、当直などもなく、休みも確保されている場合が多い。
美容整形外科で働くことを選ぶドクターは「熱意のあるドクター」と、「全くないドクター」の両極端に分かれています。前述した待遇目的で、そんなに美容に熱意はないけれど、なんとなく……。なんてドクターが、溢れているわけです。

経歴を見てみましょう。全然関係のない科をたった1年そこらで辞めることを繰り返し、美容外科に転職。転職した翌年には「副院長」なんてケース、美容外科以外ではありえない。でも悲しいかな、美容外科ではありえてしまう。

ではどのような経歴のドクターが良いのかと言うと、一概には言えませんが、経歴にストーリーのあるドクターを選ぶことをお勧めしています。例えば、「長いこと消化器外科に勤めていた」のは、一見関係ないことのように思えますが、長らく病院働き、消化器外科について勉強していくうちに、もっと個別に、内面からの健康や美に問いかけたいと思って、美容外科にきたのかもしれません。

因みに「形成外科」出身の先生は、縫合が細かく綺麗であることが多かったり、「精神科」出身の先生は、カウンセリングがうまかったりします。
美容外科一本の先生は稀ですから、このような経歴からドクターの「人間性」をチェックし、美容に熱意があるのかの判断材料にしてみるのも、方法のひとつかもしれませんね。

クリニックではなく、ドクターで選ぶ

今回書いた選び方はあくまで、一例です。顔を変え、人生を変える決意をした貴女は、焦らず、しっかりリサーチを行う必要があります。クリニックの綺麗さや立地に騙されるのではなく、ドクターそれぞれの作品を吟味し、作品への愛を感じられる、自分との「美意識」が一致するドクターを選びましょう。

 

Written by yuzuka

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