「好き」がなくても結婚できる?幸せなカップルになれる秘訣とは・・・

長続きするカップルに必要なものは、なんだと思いますか? 今回私は、誰もがうらやむ幸せなカップルの旦那さんのお話を聞く機会がありました。長続きする秘訣は、「好き」という感情が無くなることだとか。通常であれば驚いてしまうような言葉ですが、その本当の意味とは?
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どうすれば、幸せなカップルになれる?

あなたには、「こんな風になりたい!」という理想の夫婦はいますか? 私は職業柄、さまざまなカップルの愛の形を見ます。そのなかで、「これは素晴らしい関係だなぁ」と思うカップルと、「こうはなりたくないな」と思うカップルがいます。

今日は特に、前者の手本にしたいカップルの話をしたいと思います。このカップルは、誰が見ても仲睦まじい幸せな雰囲気に包まれています。とはいえど、そのカップルも他のカップルの例にもれず、紆余曲折を経てきました。途中、あまりに関係が停滞して、別れそうになったそうです。

しかし、お互いの歩み寄りによって今の関係まで進んだそうです。停滞した関係を前進させるのは大変なことだったそうですが、今となってはそれも二人の素敵な思い出なのだと言います。
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「好き」と「嫌い」のメカニズム

このカップルは現在結婚しており、すでに20年ほどのお付き合いになります。「長続きをするっていうことは、やっぱり相手を好きだという感情がありますか?」と私は質問しました。

すると旦那さんは、「好き」という感情は特に無いかもしれないと言いました。私はそれを聞いて驚きましたが、さらに「嫌い」という感情も無いと、旦那さんは続けました。

「好き」という感情は、相手が自分の期待を満たしてくれるからこそ、生まれる感情です。これは両親に対して強く抱く行為であり、私たちは期待を満たしてくれる人に好意を感じます。

反対に、「嫌い」は相手が自分の期待を満たしてくれないときに起きる感情です。ということは、自分の期待を満たしてくれると思っている相手ほど、私たちは「嫌い」になりやすいのです。つまり、相手に対して「好き」が多いほど、「嫌い」の度合いは増えていきます。
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「好き」と「嫌い」が消えた、後に残るもの

他人は決して、自分の期待を100%満たしてくれるものではありません。それは親でもあってもそうですし、まして恋人であればなおさらです。

今回のお話を聞かせていただいた旦那さんは、じょじょに奥さんに対する期待を手放していったと言います。

期待を手放し、「好き」と「嫌い」が消えた後に残ったもの。それは奥さんに対する「感謝」だったそうです。

これまで長い時間をずっと一緒にいてくれた「ご縁」こそが、お二人にとっては宝物だそう。それを意識できるようになってから、奥さんとの関係が劇的に改善し、今のような幸せな関係になったと言います。

この「感謝」と「ご縁」というのは、これから恋人を探す人にとっても大切なキーワードだと感じました。
私たちはつい、「こんな条件の人が良い」「理想の恋人を見つけたい」と、多くを相手に求めてしまいます。しかし、今回の旦那さんのように、そうした相手に対する期待は、いずれかのタイミングで手放さなければなりません。そうしなければ、恋人との関係を前に進めなくなる時期がくるからです。

どのような相手を探すのかではなく、どのように相手と関わるかの方がよっぽど重要だという、とても貴重な学びだと思います。

「感謝」と「ご縁」は、恋人を探す段階でも意識することができます。目の前の相手に対して、どのように接するか? そして、どのようにご縁を紡いでいくか?こうしたことを意識することで、私たちは恋人をつくり、長くその関係を続けていくことができるのかもしれません。
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