夫婦でセックスを楽しむためのホンネと建前

夫婦のセックスレス問題がネットで人気です。いくつもの媒体社からも「セックスレス問題についてひと言」と、コメントを求められ、その都度、適当と思われることを述べてきました。がしかし、ちょっと建前論を言いすぎたかな、と反省しています。

ということで今回は、夫婦でセックスを楽しむためのホンネと建前について見ていきたいと思います。

そもそもセックス大好きなふたり

まず前提として、そもそもセックスが大好きな夫婦がいる、ということです。つまりセックスレス問題の外にいるご夫婦。

こういうご夫婦のなかには、毎朝セックスしている人もいるそうです。子どもがいたらできないのでは? ご安心を。奥さんが夫婦の寝室で静かにオナニーし、旦那がそれを見て楽しんでいる。こういう夫婦もいるそうです。オナニーはセックスとは言わないんじゃないのか? という見方もできますが、まあ「ふたりで気持ちいいことを毎朝楽しんでいる」ということで、「セックスレスではない」と見てもいいのでは?

疲れている……健康的な生活を?

無類のセックス好きなご夫婦以外の夫婦はといえば……奥さんが年々「したがり」になって、旦那が「疲れているからしたくない」と言い……これがひとつの典型的なセックスレス夫婦の在り方かもしれません。奥さんが疲れているケースもありますよね。

疲れゆえにレスになる夫婦に対して、ときに専門家はこう言います。「早寝早起きの習慣を身につけて、週末には元気にふたりで公園に出かけるなど、健康的な生活をしましょう。適度な運動が『したい』という気持ちを呼んできますよ」と。

無理ムリ。だって週末は昼まで寝たいんだもん。これが、疲れている人のひとつのホンネでしょう。

家族的な愛になったから……緊張感を持て?

あるいは、パートナーに対する愛情が、異性に対するものから、家族的なものへと変化したため、「そもそもセックスという発想がなくなった」という人もいますよね。こちらもレス夫婦の典型でしょう。たとえば出産を機に、旦那さんも奥さんも、相手を異性として見ることができなくなった、ということ。

これに対して「パートナーに緊張感をもって接しましょう」と言う専門家もいます。つまりたとえば、週に1回は、「つきあいたてのカップルのように」お互いおしゃれして、相手を気づかいつつデートをし、気分がよくなったときにヤリましょう、というようなこと。

時間とお金に余裕があれば、こういうことができるかもしれませんね。

よくアラサー以上の読者を想定している(プチセレブ)女性誌が「仲のいい夫婦」を紹介していて、そこにはとても素敵な笑顔の夫婦がいて、しかもおしゃれな場所でおしゃれなかっこうをしていて、写真を見ただけで、「この夫婦はこうやって毎週末どこかにデートにでかけ、デートの終わりにセックスしてるんだろうな……ん? 子どもって、どこに預けているんだろう? 奥さんの実家に預けて、そのあいだにセックスしてるってこと?」と、余計なことを想起させてしまう写真。

アメリカンドリーム的なことだろうと思います

と、ふたつの建前をご紹介しました。生活を維持することが主目的である夫婦生活においては、仕事に精進することがまず第一なわけだから、「疲れをどうにかしましょう」と言われても、「週末には公園に行ってさわやかに夫婦で体を動かしましょうって、そんなのただの理想じゃん」と言いたい向きもあるでしょう。

夫婦は緊張感をもって、と言われたところで、「2DKの狭いアパート暮らしで、緊張感もへたくれもない」と言いたい向きもあるでしょう。

はい、そうですよね、そういうのって「理想像」というか「建て前」であって、ホンネ的解決法ではないですよね。

ではどうすべき?

ではどうすべき?

「そもそもセックス好きなふたり」に話が戻ります。ハッキリ言って、夫婦ともにセックスが好きでないと、厳しく忙しい夫婦生活の間に、楽しい(?)セックスを置くことはむずかしいのでは?

ということは、セックスが好きで、でもレスになっている夫婦は、セックスありきで夫婦生活を構築するしかないのかもしれません。たとえば毎朝セックスすることを前提として、生活スタイルを築く。ということはたとえば、会社の飲み会があっても「わたしは翌朝5時に起き(て旦那とセックスす)るから、今日は1次会だけで帰ります」と言うとか。かっこの中は言わなくてもいいと思いますが。

奥さんか旦那、どちらか片方がセックスが好きで、他方はあまり好きじゃない場合は……それこそパートナーの前でオナニーすることを許してあげるとか、オナニーのお手伝いをやってあげるとか、これくらいしか解決法がないのかもしれない。

夫婦生活って忙しいので、セックスが余興みたいになって当たり前といえば当たり前でしょう。だから、「レス」じゃいやだと思えば、「セックスありき」で生活を構築する必要が出てくるのでは?

セックスする時間の確保、セックスできる体力の確保、セックスできる精神的余裕を生み出すために、過度に仕事をしない決意、などなど、「まずはセックス」という発想に、意識を大きく変えてあげるということ。

そういえば、意識が変われば人生が変わる、とかという格言めいた言葉がありましたね。これも建て前論といえば建て前論かもしれませんが、このへんが言語の限界では?

 

Written by ひとみしょう

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