セックスレスを理由に離婚したいといえるのか

夫婦の離婚理由の中にセックスレスがありますが、セックスレスを理由に離婚したいということができるのでしょうか?

またセックスレスを理由に離婚を考えている夫婦はいるのでしょうか?

セックスレスで離婚したい夫婦は増加している

セックスレスとは日本性科学会によると、病気などの理由なく1ヶ月以上の性交渉がないカップルがセックスレスであると定義されていて、それ以外にもカップルのうちどちらかがセックスを望んでいるにも関わらず長期間できない状態であってもセックスレスであるということになります。

ただセックスしていないカップルをセックスレスと呼ぶのではなく、このような定義に当てはまるカップルがセックスレスであるといえるようです。では、日本では1ヶ月以上セックスがない割合はどれくらいあるのでしょうか?

2014年に行われた調査では、1ヶ月以上セックスがなかったと答えた夫婦は44.6%となり、年齢で分類した場合には35歳~39歳が最も多くなっています。この結果は10年前よりも増加傾向にあり、これによってセックスレスを理由に離婚をしたいと問題になっている夫婦が増えています。

セックスレスを理由に離婚したいといえるのか

セックスに悩む夫婦

実際にセックスレスに悩んでいる夫婦は多く、その理由として男性側も女性側も相手にセックスを求めても拒否されることからセックスレスになってしまうパターンが最も多いようです。

男性側が断る理由としてはいつも誘って断られるから誘わなくなる、仕事で疲れてセックスするより休みたい、妻との関係が男と女でなくなってしまった、子供が生まれてお母さんになったからといった理由が多く、一方の女性側ではもともとセックスが好きではない、繁殖行為だったので子供が生まれたらする必要がない、日々の疲れでセックスしたくないなどの理由が多くなりました。

またどちらにもあったのが浮気相手がいる、他に好きな人ができた、生理的に汚いと感じている、性的不能(ED)などの理由もありました。セックスは自分自身の体調や気分も左右してきますが、気持ち的に離れてしまったことでセックスレスになる夫婦もいるようです。

セックスレスを理由に離婚したいといえるのか

セックスレスは離婚理由になる

セックスレスで夫婦で話し合ったときに、これを理由に離婚するなんておかしいと考えてしまうかもしれませんが、セックスレスは立派な離婚理由に相当します。

民法770条では夫婦の一方は次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができると定めており、この中の五番目のその他婚姻を継続し難い重大な事由があるときに該当します。

夫婦でセックスレスで離婚できるかどうか揉めてしまった場合、これを理由に訴えることができます。
なので、夫婦であれば相手のセックスに対して答えなければならない義務があるということでもあります。

セックスレスを理由に離婚したいといえるのか

不利になることもある

セックスレスで離婚となった場合、一方から慰謝料を請求することもありますが、このような項目に該当すると不利になって多額の慰謝料が発生してしまう可能性があります。

・結婚前に性行為があったが結婚後には性行為を求めない、または拒む
・結婚したばかりで性行為を求めない、または拒む
・結婚後にセックスがない
・セックスレスの期間が長い
・セックスレス以外にDVやモラハラがある
・夫婦どちらかの浮気が原因となりセックスレスである

このような事柄があると、慰謝料額が大きくなるだけでなく裁判でも不利になることが多いようです。
またセックスレス期間が長期間であることや、結婚期間の長さによっても慰謝料の金額が大きくなることがあります。

おわりに

セックスレスであることを他言しにくいだけでなく、離婚となると誰に相談していいのか悩んでしまいますよね。セックスレスで離婚したい場合は、弁護士などに相談してみましょう。
その際に、今までの性回数やいつセックスしたのかなどの情報も必要となります。

 

Written by 早紀

この記事どうだった?

0いいね!

0うーん…