かわいい・賢い・家庭的……今ドキ男子が結婚相手に求める「5K」って?

■結婚できないのは誰のせい?

 結婚とは、カオ(女)とカネ(男)の交換である――。

 そんな衝撃的なフレーズが物議をかもしながらも、現代の結婚事情を鋭く斬った著書『結婚の条件』が、一世風靡した心理学者の小倉千加子さん。

 その続編『結婚の才能』の発表でインタビューしたとき、小倉さんは“結婚したいのにできない現代男女”について鋭くえぐっていて、かなり身につまされた!

 “婚活”しないと結婚できないと言われる時代、なぜ、結婚できない男女が増えているのか? その根源的な理由をえぐりだしている。未婚女子としては、心の奥のパンドラの箱を開けられたようで……相当痛い! けれど、不思議と痛気持ちいいのは何でだろう……。

 今を生きる独身男女は、「決して、結婚したくないわけじゃない。結婚したいのになぜかできない」という。その迷路から抜け出すのはかなり難しい。そういうと、小倉さんは……、

 「今の女性はメディアの影響もあって、いくつになっても恋したい、美しくありたいという思いが強すぎる。一方、早く結婚しないと子どもが産めなくなるぞ、という従来の価値観をつきつけられてもいる。両者の間で引き裂かれているのね。しかも、日本は高度消費社会だし、おひとりさまが楽しい。リスクを背負ってまで結婚しなくてもいいやと思っている」
 
 結婚できないのは自分だけのせいじゃない。急激な時代の変化や、社会、親、メディアの犠牲でもあるという。「ただ、話を聞くと、みんな欲張りなワリに受け身ですよね(笑)」とも。

■結婚したいのにできない人は“茹で蛙”

 結婚したいけどできないって言い続けている人は、“茹で蛙”なのだと小倉さんは言う。

 蛙はいきなり熱湯に入れられるとジャンプするけど、ぬるま湯に入れると、少しずつ温度を上げても気付かない。のぼせて倒れるまでは、危機感もなく、茫洋と湯に浸っているだけ。

 “結婚したいけどできない”という、男女の多くのは、そこそこの仕事について、友だちも両親もいて、不安でも毎日はそれなりに楽しい。そういうぬるま湯の中にいるから、危機感がないし、変われない。

 「でも、それで良いんじゃない。ぬるま湯にいられるうちはいればいい。今という現実は、どんなに文句を言っても、自分が望んでいることの表れなんですから」

 ううっ! 痛い、痛いけれど、的を射ている。

 さらに小倉さんの追撃は続いた。「要するに、みんな恋愛も味わって結婚もしたいっていうことでしょ。恋愛と結婚の才能は別ですから。それぞれの才能を磨いて、自分から動かないと叶わないのに、何もしない」。

 “自分から動く”とは、モテ服を着て婚活パーティーに行くことじゃないし、無駄に自分磨きをすることでもない。

 では、どうすればいいのか――? その答えは、本書には書いていない。ただ、計画には書いていないだけで、本質的なヒントはたくさん隠されていて、それを自力で読み取ることに意味がある(出来合いのマニュアルに対するアンチテーゼもあります)。

■現代の男性が結婚相手に求めるのは?

 その答えはさておき……。本書では、大学の教授としても長年活躍してきた小倉さんの、フィールドワークにもとづいた、現代男女の考察もかなり興味深い。

 その中でもっとも興味深かったのが、「現代の20代男子が結婚相手の女性に求める条件」というもの。それは「4K」から、つい最近は「5K」になったと説く。

 その5Kとは……。

 1.かわいい
 2.賢い
 3.家庭的
 4.軽い(体重が)

 この4つに加えて、最近増えたという5つ目は……ナント、これ!

 5.経済力

 このご時世、男子も生きて行くことに関して不安がある。ゆえに、経済力を求める男子は多いのだ。何となくは理解できるけど、ホントウに? 一抹の疑念を抱いて、周囲の女性にリサーチしたところ、確かに「そうそう!」という声が多かった。

 S美(30歳)は、その愛らしいルックスと性格だけでも十分なモテ女なのだけれど、最近、OLから起業して社長になった。そのとたんに、さらに数倍増しでモテるようになったらしい。「私、起業しているのっていうと、男の子の目の色が変わるんだよね」と。

 本書『結婚の才能』の中には、小倉さんが出逢った、ある男子のこんな結婚観も。

 「結婚は事業です。共同経営者として相手を選びます。リスクが大きくて、恋愛のようなゲームでは済まないですから」

 最近の男子は、「自立している女を好きだ」と口をそろえる。“男のコケン”ってものを振りかざすのは、バブル世代、40歳以降の話なのは確か。今時の20代~30代半ばの男は、精神的にも金銭的にも一方的には、のしかかられたくないのだろう。とはいえ、エラソーな女は論外なんだけど。

 肩の力が抜けて可愛げさえあれば、サバイバルできる女がモテる時代なのだと改めて。でも、それって「女らしさ・可愛さ」と「経済力・自立力」のダブルスキルが求められるということで……かなり大変!

 結婚したい女子には(巡り巡って男子にも)、やっぱり受難の時代、かもしれない。

【アラサー女子向け恋愛コラム集ガイド:All About 編集部】


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