顔のむくみの原因は?
むくみの原因は大きく2つあるといわれています。
ひとつは身体の水分代謝がうまくいかず不要な水分や老廃物が滞ってしまうこと、もうひとつは腎臓や肝臓などの内臓機能が低下していることです。
水分代謝の低下
水分代謝が低下するとリンパの流れが滞り、身体に余分な水分や老廃物が溜まってしまいます。水分代謝やリンパの流れが悪くなる原因としては、運動不足や冷え性、ストレスなどが挙げられます。仕事はデスクワークでスポーツをする習慣がないという人は、水分代謝の低下によってむくみやすくなっている可能性が高いです。
窮屈な服を長時間着用することも水分代謝の低下を招きますので、ボディスーツやガードルなどの補正下着を長時間着用することが多い人はむくみやすくなります。ほかにも水分や塩分を過剰に摂り入れることや、極度の疲労やアルコールの摂り過ぎも水分代謝を低下させることになり、顔のむくみの原因になります。
内臓機能の低下
顔のむくみは腎臓機能が低下している兆候のひとつといわれています。内臓疾患に起因するむくみなのかどうかを確認する方法に、むくんでいる箇所を押してみるというものがあります。
もしも、むくんでいる箇所を押して圧痕が残らないようであれば、急性腎炎や慢性腎炎、肝硬変などの疾患の可能性があります。そのような場合はすぐに病院に行き、医師に診断してもらいましょう。
顔のむくみを即改善する方法
朝起きて鏡を見たら顔がパンパンにむくんでしまっている。そんなとき、すぐに顔のむくみを改善するためにどうしたらよいのでしょうか?
顔のむくみを即改善する方法としておすすめなのが、「ホットタオルで顔を温める」、「リンパマッサージ」、「美顔器・ローラーでケア」の3つです。
ホットタオルで顔を温める
顔のむくみを改善するためには顔を冷やすよりも温めるほうが効果的です。顔を温めることで、血行を良くして滞っている余分な水分や老廃物を流すことができるからです。水で濡らしたタオルを電子レンジで1分ほど温めるとホットタオルができ、それを顔にのせるだけでむくみの改善を期待できますので、顔のむくみで悩んでいる人はぜひ試してみてくださいね。
しっかりと顔のむくみを取りたいという場合は、ホットタオルと冷たいタオルを交互に顔にのせるのも効果的です。血管の拡張と収縮を促すことで余分な水分の排出を早めることができますよ!
リンパマッサージ
顔のむくみを解消するためにできる別の方法としてリンパマッサージがあります。リンパマッサージにはいろんな方法がありますが、朝の忙しいときにもできる簡単な方法をご紹介します。
1.両手の手のひらを使って、アゴからフェイスラインに沿ってこめかみの方へ持ち上げるようにゆっくりとなでていく。
2.手のひらを鼻と口を覆うようにしておいたら、1と同様に耳の方へ向かって手のひらをゆっくりとスライドさせていく。
3.中指と薬指を眉頭の下の部分に置いたら、こめかみに向かってなでるように指をスライドしていく。
4.手のひらをおでこの中央部分に置き、そこからこめかみ、頬、首を通って鎖骨のくぼみ部分にあるリンパ節までゆっくりと手のひらを動かしていく。
5.鎖骨のくぼみのリンパ節を指で軽くプッシュして終了。
美顔器やフェイスローラーでケア
肌の皮下組織までしっかりと温めてくれる美顔器を使うことで顔全体の血行を良くし、溜まっていた水分や老廃物を流して顔のむくみを解消することもできます。
またフェイスローラーも、表情筋といった顔の筋肉を刺激するだけではなく、血行やリンパの流れを改善させることができます。顔の上をコロコロとローラーでマッサージするだけで、むくみの原因となっている余分な水分の排出をサポートしてくれますので、面倒なお手入れが苦手という人にもピッタリです。
むくみを予防するためにできること
顔のむくみを予防するためには、適度な運動をして身体に筋肉をつけて基礎代謝を上げるようにすることが大切です。基礎代謝が上がると自然と水分代謝も良くなり、余分な水分や老廃物が溜まりにくい身体にしていくことができます。
また、疲れすぎない、ストレスを溜め込み過ぎないような生活を心がけることもむくみの予防に役立ちます。遅くまで仕事をして疲れて帰ってくると、シャワーを浴びてすぐに寝たいと思うかもしれませんが、お風呂にゆっくりと入ることで疲れを取ることもできますので、ぜひお風呂に入ることを習慣にしてみてください。
20分ほどの半身浴をすると、身体の血行を促進してむくみの原因となる冷えなどを解消するのにも役立ちます。余分な水分や老廃物の排出を促すことができるので、翌朝顔がパンパンにむくんでしまうということを避けることができますよ。
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