9通目:風俗嬢以前に、仕事へ誇りを持つ必要ってないと思う(トイアンナ → yuzuka)

こんにちは、トイアンナです。風俗嬢の働き方について殴り……いえ、語り合う文通型連載。

今回は「風俗嬢という仕事へ、誇りを持つべきか?」というテーマでお送りします。以前の記事で「風俗嬢であることに誇りを持つべきではない」とおっしゃったのは、現役風俗嬢兼ライターのyuzukaさん。

 

yuzukaさんの前回記事はこちら
8通目:風俗嬢、ブスでも稼げます。(yuzuka→トイアンナ)

 

「風俗嬢は目を合わせなくても接客できてしまう。ひとつのお店で長く勤めようとすればしんどいが、他店へ行けば何とかなる」鋭いご指摘でした。長く働くのが当たり前、というのは私の勝手な思い込みです。

仕事へ誇りを持つと、やっかいなことになる

その上でyuzukaさんは「風俗嬢であることに誇りを持つべきではない」とのご指摘をくださりました。私は賛成です。というのも、仕事へ誇りを持ち込むと、やっかいなことになるからです。

「やりがい搾取」という言葉があります。「この会社は立派な仕事をしている、世間に役立っている」と憧れ要素で人を集め、過労になるまで働かせることです。私が新卒で入った企業は競合より低い給与で月200時間以上の残業を課したため、やりがいというかりそめの「誇り」なくしては成り立たない状態でした。

風俗嬢にも似た面があると思います。好きでもない相手とチューするのを苦痛とする人が「だって私は風俗嬢である自分に誇りがあるから」とやりがいで麻痺させているなら、誇りなんて捨てたほうが良いでしょう。やりがいで心を麻痺させてやる仕事なんて、ロクなもんじゃありません。それが風俗であっても、そうでなくとも、です。

適職って、楽しくて儲かる仕事だから

風俗が適職な方がいるとすれば、それは「純粋に働いていて楽しい」方です。知らない人とたくさん出会えて、セックスまでできてラッキー! くらいに思っているなら、きっと「誇り」など抱かずとも病まないでしょう。

残念ながら金銭感覚については風俗に勤める以上、壊れるのが前提かもしれません。おごられ慣れた女性が、自費でご飯代を出せなくなるのと同じです。身の丈以上に稼いでしまったなら、風俗以上に稼げる昼職で稼ぐことで身の丈を伸ばすしかないと思っています。

女性の平均年収を考えれば簡単ではありませんが、そういうお手伝いもさせていただくために、ライターの楽しみはあるのかもしれません。

 

次回はyuzukaさんが、風俗にまつわる読者アンケートをもとにリアルな風俗への価値観を教えてくださいます。

 

Written by トイアンナ&yuzuka