秘密主義の彼と結婚するのが不安ですと言われても……。

「彼は秘密主義で、じぶんの仕事の細かなことや交友関係などを、わたしに話してくれません。なにを聞いても『うん』とか『ああ』と答えるだけです。こんな男性と結婚しても大丈夫でしょうか」

今回は、このご相談にお答えしたいと思います。
秘密主義の彼と結婚するのが不安ですと言われても……。

彼女としては物足りないと思いますが……

彼と彼の母親の関係を観察してみると、いろんな答えが得られるのでは? たとえば過保護のような母親に育てられた男子のなかには、非常に無口な秘密主義のような人がいます。

母親が「今日は学校でなにか楽しいこと、あった?」「宿題は?」「おやつ食べる?」などと、あれこれ子供に聞いても「ああ」とか「べつに」としか答えない男子。

こういう男子って、母親のことが嫌いだということでもなく、単純に「たとえ親であっても、おれの世界に入ってきてほしくない」と思っている、ということもあるのでは? よく「男子って、ひとりの時間を欲しがる」と言われているの、聞いたことありますか?

彼は休日にずっとひとりでゲームをしているとか、旦那は夕飯を食べ終えると、誰とも口をきかずに黙ってテレビを見続け、奥さんの話に背中で答えているというような恋愛相談の回答に「男子ってひとりの時間がないと息苦しさを覚える生き物です」などと出てきます。

四六時中しゃべっていないと死んでしまうのは、おそらく明石家さんまさんくらいなもので、世の多くの男子は、たとえ相手が彼女や結婚相手であっても、あまり多くを語ることなく無口……これでふつうと言えばふつうかもしれません。彼女としては物足りないと思いますが。
秘密主義の彼と結婚するのが不安ですと言われても……。

幸せになれそうな予感がしますか?

あなたは彼のことを秘密主義と呼んでいますが、当の彼はじぶんのことをまったくそう思っていないのではないでしょうか? 彼にしてみれば「彼女に多くを語らないことがふつう」であって、「おれは秘密主義者だ、どうだ、口のカタい男だろ!」なんてことは思っていないのでは?

唯一、あなたが検討するに値することは、「それでもあなたは幸せかどうか」です。つまりあなたは、もっと彼のことを知りたい、彼と会話を楽しみたいと思っていますよね。

でも彼は非常に無口でじぶんのことをべらべらしゃべらない。そういう相手と結婚して、つまり今後ずっと同じ屋根の下で暮らして、幸せになれそうな予感がしますか? ということ。
秘密主義の彼と結婚するのが不安ですと言われても……。

結婚前によく考えておくといいこと

先に挙げた母親の例でいえば、無口な息子をもった母親は何十年も、息子が無口なことを悲しく思っているということがあります。

「ほかの家庭の子は、学校から帰ってきたらあれこれ親子で会話を楽しでいるみたいなのに、うちの子は夕飯が終わったらじぶんの部屋に閉じこもって出てこない。わたしは母親として、まちがった育て方をしてしまったのではないか」と、みずからを責め続けている母親もいるそうです。
秘密主義の彼と結婚するのが不安ですと言われても……。

おそらく誰もが知っているとおり、会話って家族においてかなり大切です。ことさらしゃべってばかりという関係がいいということではなくて、お互いに必要十分なくらい心が満たされる会話の量と内容がないと、同じ屋根の下に住み続けるのは、ちょっとしんどいのでは?

男子のなかには、じぶんのことを多く語らないのがふつうだと思っている人もいるということ。そしてそういう彼と結婚して、あなたが幸せを感じるかどうかということ。この2つは、結婚前に(婚約前に)よく考えておくといいように思います。

 

Written by ひとみしょう