セルフコントロールとは?
セルフコントロールとは、自身の感情を抑制することです。
セルフコントロールができていないと周りに迷惑をかけるだけではなく、いつか自身にしっぺ返しが来てしまいます。
私生活や職場でも悪影響が出てしまうので、ある程度はセルフコントロールができるようになりましょう。
強い意志を持っていないと気持ちを抑えることができず、楽な行動をとってしまいやすくなります。ここからは、状況別のセルフコントロールについて紹介します。
時間の管理
時間の管理ができれば、ルーズさが解消され、約束事に遅れてしまうといったこともなくなります。
学生時代であれば、ある程度時間の管理ができていなくても許されてしまうこともあったかもしれませんが、社会人になっても時間にルーズだと致命的です。仕事関係で信頼をなくしてしまい、将来が危うくなってしまうでしょう。
時間のセルフコントロールをするためには、決められた時間までに決められたことをこなす努力をするようにしましょう。
感情の管理
感情の管理ができていないと、自分の気持ちだけで行動したり、不用意な発言をしてしまったりと周りの人に迷惑をかけてしまいます。最悪の場合孤立してしまい、みんなに嫌われてしまうことも珍しくありません。
最も影響がある感情は怒りです。怒りのコントロールや、抑制することができないとわがままな性格になってしまいます。
誰でも怒りの感情が芽生えることはありますが、時には抑制することも必要です。気持ちのまま発言したり行動すると歯止めが利かなくなってしまいます。
モチベーションの管理
モチベーションの管理ができれば、挑戦している物事を最後までやり通すことができます。
学生時代では部活動や受験勉強時に必要とされ、いかにモチベーションが下がらないようにするかが大切になります。
一旦下がってしまったモチベーションを再び高めることはとても困難です。モチベーションの管理をする方法は、物事に対するスイッチのオンオフを明確にすることです。
長い期間モチベーションを維持することは難しいため、時には息抜きを入れることも大切です。
体調の管理
健康的な状態を維持することは、どんな人にも求められる要素です。体調の管理で最も大切なことは、正しい生活リズムを送ること。極端に食べ過ぎたり、寝不足な状態が続くようでは体調にも弊害が出てしまいます。
自身の意思が弱いと体調管理を怠ってしまいやすく、すぐに生活リズムが崩れてしまいます。若い人は体力があるため、多少体調管理ができていなくても乗り切ることができますが、高齢になるにつれて体調のセルフコントロールは重要度が高くなります。
潜在意識を変えるアファメーションの活用
アファメーションは潜在意識を変えるため、意識的ではなく自然に行って活用できるようになれば、前向きになり、仕事や恋愛が成功しやすくなります。
次に、アファメーションについて詳しく紹介しますので、興味がある人や自身の考えを変えたい人は参考にしてください。
アファメーションとは?
アファメーションとは、前向きな考えを持つことであり、必要な時に心のブレーキを外すことになります。
アファメーションを正しく行うためには心の中で考えるだけではなく、実際に言葉に出すことです。
潜在意識を向上させることと言葉に出すことは非常に重要になってきます。脳に効率よく伝達するためには言葉に出すことが最も効果的であり、自身の考えや性格を変えることも可能になるのです。
アファメーションを行うことでさまざまな効果が得られますが、そのためには正しい方法で行わなければいけません。
アファメーションのポイント5つ
アファメーションのコツは意識的にすることが大切ですが、徐々に慣れていけば自然に行うことができるようになります。
ここから、アファメーションの正しいやり方を5つ紹介します。アファメーションを行っているにもかかわらず効果が得られない人や、これからアファメーションを行おうと考えている人は参考にしてください。コツをつかむだけでもアファメーションの効果を得やすくなります。
アファメーションのポイント1:シンプルに表現する
アファメーションはシンプルにすることが鉄則です。凝り過ぎたアファメーションでは覚えることが困難になってしまい、口癖のように発言することが難しくなります。そのため、シンプルなアファメーションを考えることが大切であり、成功するカギでもあります。
シンプルな表現にすることで口ずさんだ際にすぐに意味を汲み取ることができ、考えや気持ちを変えることが可能になるのです。あまり長い表現ではなく、できるだけ短くすることが大切です。
アファメーションのポイント2:具体的に表現する
上記ではシンプルにすることが大切だと紹介しましたが、シンプル過ぎては言葉の意味も軽くなってしまいます。そこでシンプルと同時に具体的な表現を使用するようにしましょう。そうすれば意味がわかりやすくなります。
同時に、自身のテンションが高まる表現を採用することも大切です。具体的な表現を考える場合は、どのような状況でアファメーションを使用したいのかを決めることが先決です。
アファメーションのポイント3:否定的な表現をしない
アファメーションはポジティブな考え用いることが前提なので、否定的な言葉は使用ないようにしましょう。例えば、「でも」や「どうせ」などの言葉は禁句であり、アファメーションの効果を得られるどころか逆効果になってしまいます。
楽観的な言葉を選ぶことで自身のテンションを高めることができ、行動的にもなれます。
アファメーションのポイント4:行動的なイメージを思い描く
アファメーションは言葉による力ですが、その中身には行動的な言葉を選ぶようにしましょう。行動することと関係ない言葉では、発言するだけになってしまい、行いや考えが変わりにくくなってしまいます。
たとえば、「自分の仕事内容で多くの人を幸せにしている」というアファメーションの場合は、自身が働くことで知らない誰かが喜んでいるという考えで、仕事に対する意欲を見出すこともできます。自身が行動していくことについてポジティブな考えを持つようにしましょう。
アファメーションのポイント5:ポジティブな感情表現を入れる
アファメーションを上手に作り上げるためには、ポジティブな感情を加えることです。そうすることで自身のテンションを上げることにもつながります。
恋愛面で感情表現を入れると「私は彼を笑顔にしている」というアファメーションを作ることができます。この言葉をアファメーションにすることで恋人や配偶者を自然に楽しませたり、笑顔にさせることが可能になります。また、感情表現を入れることでアファメーションを行った際に、自身も同じ感情になりやすいです。
セルフコントロールを毎日の生活に活かす5つの方法
セルフコントロールでさまざまな効果を得ることはできますが、誰でもが簡単に行えるものではありません。
心の力が必要となるため、抑制力がないと失敗してしまうリスクが高まってしまいます。
セルフコントロールは、私生活で活用することで実用性が高まります。ここからはその方法を紹介しますのでぜひ参考にしてください。
目標をステップごとにブレイクダウンする
セルフコントロールを私生活で活用する場合は、目標を達成したらブレイクダウンすることをおすすめします。
目標を達成にしたにもかかわらず、抑制力を張り詰めたままでは、心が疲れ果ててしまいます。
ブレイクダウンしないと私生活でセルフコントロールを活用したことがあだになってしまい、仕事や恋愛面で成功していたセルフコントロールさえできなくなってしまうのです。時には自分の気持ちを解放するようにしましょう。
自らの行動をプログラミングする
自身の行動をプログラミングすることで、私生活でもセルフコントロールを活用することが可能です。
自身の行動を抑制しやすくなり、プログラムした通りに行動できるようになります。
また、自然にセルフコントロールができるようになり、苦痛やストレスを感じなくなります。
行動をプログラミングすることで、しても良い行動としてはいけない行動の認識を明確にすることもできます。さらに目標までの達成の道筋も立てやすくなります。
達成状況を見える化する
セルフコントロールを成功させるためには、達成までの状況を可視化することが大切です。
目標の達成がセルフコントロールの目的であるため、達成までどのような状況なのかを見えるようにすることで意欲を向上させることもできます。
達成まで現在どのような状況なのかを自身で把握することが大切です。また、文字にして達成状況を見える化することも効率的です。
誘惑を近くに置かない
セルフコントロールを成功させるためには、抑制力を強く持つことが大切であるため、身近に誘惑するものを近づけないようにしましょう。
例えば、ダイエットをしている場合は、食べ物や太る原因となるものを近くに置かないだけでも挫折しにくくなります。
私生活では誘惑するものが多く存在している場合が多く、セルフコントロールを活用したい人には重要なコツでもあります。
自分の能力を自分で決めない
自分の能力は自分が最も把握していると考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、必ずしも自身の能力を正しく評価しているとは限りません。
自身の能力を自分で決めてしまうと、本来の可能性を自分でなくしてしまっていることもあります。
一度周りの人に自分の能力について評価してもらいましょう。自分では過小評価していた能力が優れていたことに気づく場合もあるでしょう。
自分の能力について聞く場合は、付き合いが長い人を選ぶことで信ぴょう性が高まります。
相手にセルフコントロールを身に着けさせる5つの方法
セルフコントロールを誰かに身につけさせたいと考えている人もいるのではないでしょうか。特に、仕事関係や恋人に対してそのような感情が芽吹く場合が多いかもしれません。
しかし、自分ではセルフコントロールができていても、他の人に教えることは難しいものです。次に、セルフコントロールを身につけさせるためのコツを5つ紹介します。
目標・方針・ルールを明確にさせる
セルフコントロールを身につけさせるためには、まず、目標や方針・ルールを明確に決めさせることが大切です。
それらが決まっていないとセルフコントロールをする意味がなく、積極的に取り組まなくなってしまいます。
目標を立てさせ、達成することでどのようなメリットがあるのかも同時に教えておくことで、セルフコントロールを自発的に行うようになります。
曖昧な目標やルールでは、誘惑に対する抑制力が弱まってしまうため、明確に決めさせるようにしましょう。
習慣化を意識させる
セルフコントロールは一時的に行っても意味がなく、継続的に行う必要があります。
また、抑制力が強く働いている場合では、完全にセルフコントロールが身についているわけではないため、自然に行えるように意識させましょう。
意識的にさせることで次第にセルフコントロールが習慣化されてきます。そのような状態になれば、次第に誘惑にも負けにくくなります。
遠くの利益を意識させる
セルフコントロールを身につけさせるためには、身近な利益を説明するのではなく、遠くの利益を教えるようにしましょう。
身近な利益は容易に達成できる可能性が高く、達成後にセルフコントロールができなくなってしまう場合があるため、利益は遠くの未来で得られるようにすることをおすすめします。その長期間でセルフコントロールが身についていくのです。
ご褒美は安易に与えない
セルフコントロールの目標に向かって頑張ってもらうためには、達成した際にご褒美を与えることも必要です。
仕事の場合は特別な報酬を与える、食事をおごるなどの方法で問題ありません。
しかし、ご褒美を容易に与えてしまうと有り難みや特別感が薄れてしまい、それを励みにセルフコントロールすることをやめてしまう場合もあります。
ご褒美を与えることも大切ですが、頻度や内容には注意が必要です。
セルフコントロールによってもたらされる利益を経験させる
セルフコントロールを行ったお陰でさまざまな利益を得ることが可能です。
しかし、セルフコントロールが身についていない人は実際にどのような利益が得られるのかわからない場合が多く、挫折してしまう理由の一つにもなっています。
口で説明するよりも実際に経験させる方が効率が良いです。一緒にセルフコントロールを実践することをおすすめします。
セルフコントロール力を高める4つのコツ
セルフコントロールは高めれば高めるほどさまざまなメリットを得ることができます。
セルフコントロールを身につけている人も、さらに高めることで自分磨きにもつながるため、現在の状況に満足するのではなく、さらなる高みに挑戦してみましょう。
自己評価を高める
セルフコントロールに初めて挑戦する場合は、自身を過小評価したほうが成功しやすいですが、さらにセルフコントロール力を高めるためには、自己評価を高めないといけません。
いつまでも自身の評価を低く見積もっていては高い目標を設定することができず、ステータスを高めることにもつながりません。ある程度セルフコントロールができるようになれば、自己評価を高めてみてください。
コントロールできる環境を作る
セルフコントロールがしやすい環境を整えることで、さらに高みを目指すこともできます。
誘惑するものを近くに置かないことに似ているポイントでもあるため、すでに達成できている人もいるのではないでしょうか。
セルフコントロールがしやすい環境づくりは、その目標の要素や個人の趣向によって変化するため、自身に最も適しているのはどのような環境なのか一度確認してみましょう。
コントロールできない人と付き合わない
セルフコントロールができる人が、できていない人と付き合ってしまうとストレスを感じたり、最悪の場合はその人の考えに流されてしまったりします。
セルフコントロールができない人と長くいるとせっかく身に着いたセルフコントロール力が失われてしまうリスクがあります。
できるだけセルフコントロールができない人とは付き合わないようにすることが大切です。
セルフコントロールができている人からすると、できていない人に対して不愉快になる場合が多く、自然と距離を置くことができるでしょう。
明確な目標を立てる
セルフコントロールをより高めるためには、さらに明確な目標を設定するようにしましょう。
明確な目標は達成することが困難になってしまう場合もありますが、もし達成できればより高いセルフコントロール力が身についています。
セルフコントロールするための目標を複数達成することができたら、少し難しく明確な目標を設定してみてください。
ただし、難しすぎる目標は挫折の原因になるため、注意が必要です。
セルフコントロールについて知識を深めたい人におすすめの本
セルフコントロールをより詳しく知りたい人には、書籍から知識を身につけることをおすすめします。
効率よくセルフコントロールを身につけられる、おすすめ書籍5選を紹介します。
『セルフ・コントロールの心理学:自己制御の基礎と教育・医療・矯正への応用』
こちらは、心理学からセルフコントロールのことを学ぶことができ、根本的な部分の仕組みを知ることができます。
また、セルフコントロールを身につけることで得られる効果も紹介されており、おすすめの一冊です。特に医療関係で得られる効果が詳しく紹介されています。
『30分でできる怒りのセルフコントロール』
こちらは、怒りの感情をセルフコントロールするためのコツが紹介されている一冊です。
日頃から怒りの感情があらわになり、自分自身でもコントロールできていない人におすすめです。
怒りの感情を抑えることは大切ですが、人生に必要不可欠な感情でもあるため、無理に抑え込むのではなく、正しい扱い方を身につけるようにしましょう。
『30分でできる不安のセルフコントロール』
こちらには不安の気持ちを抑制する方法が詳しく紹介されており、30分と短時間で身につけることが可能です。
生活する環境が大きく変わる際に不安な気持ちも高まるため、そのような状況の人におすすめの書籍です。
『セルフコントロールの奇跡 すべてのしあわせ 心のなかの成功 [ジェームズ・アレン全集02] 』
100年以上も言い伝えられているジェームズ・アレンの全集です。
さまざまな言葉が紹介されていて、読むだけでも気持ちを落ち着かせることができます。聖書のような感覚の一冊です。
『セルフコントロール:交流分析の実際』
こちらは、人との付き合い方で悩んでいる人におすすめの一冊であり、不安やストレスを解消することが期待できます。
また、よりよい交流を行うことができ、人間関係を広げることも可能です。
フロイトの精神分析を詳しく紹介しているため、簡単に全容を把握することもできます。
セルフコントロールで楽しい日々を送ろう!
セルフコントロールを身につけることで、今までとは全く違う生活が送れるようになります。
現在の生活で、自身の感情に打ち勝つことができず、さまざまな障害が生じている場合は、セルフコントロールを身につけることをおすすめします。
セルフコントロールは簡単に身につけることはできませんが、努力をしてでも身につける価値があります。
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