【セックス依存】~セックス地獄を克服したある少女の記録~

あなたは、セックス依存症について知っていますか?

セックス依存症――正確には性嗜好障害という、ギャンブル依存やアルコール依存と同じ精神疾患のひとつです。

――常に性的なことに意識が向いてしまう。
――セックスしているときだけ幸福を感じことができる。
――性的欲求を満たすために犯罪行為に手を染めてしまう。

医師から診断を受けた人はこういった症状の方が多いそうです。

今回は、日常生活に大きな影響を及ぼすこの病を患い、克服したある少女の物語をご紹介します。

~5歳

彼女の名前はミサキと言います。

ミサキがものごころついた頃、すでに両親は離婚していて、ミサキはホステスとして働く母親のもとで育てられました。

母親はことあるごとにミサキにつらくあたりました。
暴言や暴力、無視をはじめ、気に入らないことがあると食事を与えられなかったり、真冬であろうと夜中であろうと構うことなく家の外に追い出されました。

5歳になる頃には、ミサキはもうはっきりと(お母さんはわたしが嫌いなんだ)と感じるようになっていました。
【セックス依存】~セックス地獄を克服したある少女の記録~

~12歳

ミサキが10歳の頃、母親の彼氏から性的ないたずらをされるようになりました。

ミサキの母親が仕事に出ている深夜、男は酒臭い息を吐きながらミサキの布団に潜り込んでくるのです。

『やめてと言ってはいけないんだ』、とミサキは感じていました。
『これはいけないことだ』と本能で感じながらも、同時に『お母さんには言ってはいけない』、『もしかしたらわたしが悪いのかもしれない』とも感じていたのです。

そんなミサキの態度に味をしめたのか、男の行為はどんどんとエスカレートし、12歳のある日、ミサキは処女を失いました。

~15歳

同じ頃、中学校の先輩だった2つ年上の少年がミサキに交際を申し込んできました。

ミサキはすぐに少年を好きになり、毎日のようにセックスにふけりました。2つ年上の少年とセックスをしている時間はとても幸せで、生まれてはじめて誰かに必要とされていると感じることができたのです。

そんな幸福な日々が1年ほど続いたころ、ミサキが深夜にひとりコンビニに出かけると、見知らぬ中年の男から「3万でどう?」と声をかけられました。
ミサキはそのままその男の車に乗り込むと、ホテルで一晩中セックスをしました。
それはミサキの彼氏とも母親の彼氏とも違う、これまで感じたことのないような強い快感をともなうセックスでした。

そしてその頃から、ミサキはセックスのことばかり考えるようになっていったのです。
【セックス依存】~セックス地獄を克服したある少女の記録~

~18歳

ミサキの彼氏は頻繁に変わりました。
彼氏ができれば彼氏の家へ転がり込み、別れると自分の母親と母親の彼氏の住むアパートへ戻る生活。
たとえ別れた彼氏であっても、求められればセックスをしました。

ミサキが18歳になる頃には、彼氏のいるいないにかかわらず、ほとんど毎週のようにナンパや出会い系サイトで知り合った男とホテルに向かうことが習慣になっていました。

当然ながらミサキ自身、そんな自分を普通ではないと感じていて、それでもセックスせずにはいられない自分自身に絶望していたのです。

セックスで得られる快感と心からの充足感。たとえその場限りだとしても、その瞬間、誰より愛され求められている喜び――。

そんなミサキのセックス漬けの日々は、ある日突然終わりを迎えました。

~20歳

出会い系サイトで知り合った男とホテルでセックスを終えたミサキがふとスマホを確認すると、見知らぬ着信が残されていました。
留守番電話を再生すると、相手は警察。ミサキの母親が自殺したとの報せでした。

母親は遺書を残していました。

――酒に酔った彼氏と口論になった際、男が口を滑らせてミサキが受けていた仕打ちを知った。取り返しはつかないが、本当に申し訳ないことをした――そんな内容でした。

母親の死に対して、ミサキの感情はピクリとも動きませんでした。
ただ、自分の中で何かが大きく変わるのを感じました。
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~現在

母親の死によって、まるで憑き物が落ちたかのように、ミサキはセックスから自由になりました。

自分の足でカウンセリングにも通い、自活できるようアルバイトもはじめました。

アルバイト先で出会った新しい彼氏とは、セックスに頼らない円満な関係を築いています。

どこにでもいる普通の女の子として、今ミサキは生きています。
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おわりに

いかがでしたか?

幼少期の親との関係や精神的ショック、性的なトラウマが深く関わっているとされるセックス依存症。
放置すれば社会生活を営むことすら困難になってしまう深刻な病です。

特に男性がこの病を患った場合、社会生活の破綻に加え、性犯罪に手を染めるというリスクも高まってしまうことに。
一旦性犯罪に手を染めてしまえば、本人はもちろん、家族や周囲の人たちにも大変な悪影響を及ぼしてしまうことでしょう。

あなた自身、またはあなたの周囲の人物に思い当たることがあるのなら、できるだけ早い段階で精神科・心療内科の受診を検討することをおすすめします。

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