むくみ解消にふくらはぎマッサージが効果的な理由とは
むくみが起きる原因というのは実にさまざまです。
そのなかには病気を理由とするものもあります。このようなものの場合は、当然病院で病気の治療を行わなければ根本的な解決にはなり得ません。また、薬の副作用としてむくみが起きることもあります。
ただ、一般的にいう「むくみ」は、「体のなかの水分量の調節がうまくいかないことによって起こっている状態」を指すでしょう。
私たちの体は、常に水分が存在します。細胞間液などがその代表例ですが、これがうまく循環できていないと、細胞の間にずっと居座ってしまうことになります。
水分の循環がうまくいかなくなる理由はいくつかありますが、「立ちっぱなしの仕事」「同じ姿勢での長時間の移動(エコノミー症候群など)」が挙げられます。下に下がりきった細胞間液がふくらはぎのむくみを生み出すのです。
では、これを解消するためにはどのようなことが考えられるのでしょうか。
方法はいくつかあります。血行を良くするために運動をしたり、カリウムを含んだ食品をとったりなどがその代表例です。
「むくみたくないから水分をとらない」という考え方は間違っているので(水分が足りなくなると、人間の体は水分を確保しようとしてさらに体の内側に水分を溜め込むようになる)、体によいお茶を取り入れるのもよいでしょう。
また、「ふくらはぎマッサージ」によって、細胞間液を動かしてやるという方法もあります。
ふくらはぎマッサージのやり方について
では、ここからは、具体的にふくらはぎマッサージのやり方を紹介していきます。
1.まずはお風呂に入り、体をしっかり温める。
2.床に座った状態で、右足首に両手を添わせ、膝側に向かって手を動かしていく
3.膝までたどり着いたら、今度は同じように左足をケアしていく
4.右のスネの骨に両手をそわせる
5.親指を使い、膝側に向かって指圧していく
6.膝までたどりついたら、左のスネも同じように指圧していく
7.右膝がしらのくぼみに親指を当て、残りの4指をひざ裏に回す
8.ゆっくりと指圧する。終わったら左足も同じように行う
9.ここからはツボを指圧していく。
① 膝の裏側の真ん中
② ふくらはぎの盛り上がり
③ ひざ裏~足首間の真ん中
④ ②と③の間
の4か所を、心地よい強さで指圧していく。
これが正しいふくらはぎマッサージの方法です。毎日、5分程度取り組むとよいでしょう。
ふくらはぎマッサージをしてもらうためには
「自宅で行っているけれども、本当にちゃんとできているか不安」
「プロの手でマッサージをしてほしい」ということであれば、鍼灸院などに足を運んでやってもらうとよいでしょう。
ここで1つ注意事項なのですが、実は「マッサージ」というのは、国家資格を持った人(鍼灸師や柔道整復師など)でなければ行ってはいけないのです。
このため、この国家資格を持たない人がマッサージを行うことは違法として処罰対象とされています。
もちろん、「国家資格を持たない人の施術が、体に確実に害を及ぼす」とまで言い切ることはできません。また、実際にお店に出る人に対してはきちんと教育を施しているお店が大半でしょう。
しかし、自分自身の体のメンテナンスを行いたいと考えてプロの手を借りるのに、その人が何の資格も持たず、「昨日入店した人であっても、お店に立つことができてしまう環境である」というのは少し怖いですよね。
この点も意識して、自分にあった専門施設を選びたいものです。
この記事どうだった?
0いいね!
0うーん…