塩浴ってどんなもの?
まずは、「塩浴」についての基本的な説明について見ていきましょう。
「塩浴」と呼ばれるものは、大きく分けて2つの方法があります。まず、「塩を溶かしたお風呂に入る」というもの。やり方はごく簡単で、お風呂に入るときに、塩をひとつかみ湯舟に入れる、というだけで完成します。
もう1つは、「塩が入ったお湯を塗りつける」というもの。こちらの方は、少し手順が複雑です。
1.湯舟に浸かって体を温める
2.洗面器などにお湯を入れて、そこに塩を入れる
3.塩のかたちが残る程度の量で調整して、混ぜる
4.3を髪の毛と体に塗っていく
5.シャワーなどで4を洗い流す
6.湯舟に浸かり、再び体を温める
7.湯舟から出て、仕上げに冷水を浴びる
なお、髪の毛に塗る場合は、「塩洗髪」と呼ばれます。これを行う際には、髪の毛も濡らしておきましょう。
前者は非常に簡単なのが魅力で、後者は髪の毛のケアまでを兼ね備えているという面白さがあります。
塩浴の効果とは
ここで気になるのが、「そもそも塩浴にはどのような効果があるのか」ということでしょう。
塩浴にはまず、「体を温める」という効果があります。高い保湿効果を持つため、真水を使うときよりも体を心地よく温めてくれるという効果があるのです。加えて、「毛穴に詰まっている汚れを取り除く」という効果も期待できます。
魚の塩抜きのときのやり方をみても分かるように、体内から効率よく何かを抜き出そうとするときは、「浸透圧」を利用するのが賢いやり方です。
塩分は毛穴からなかに入り込み、そこに溜まっている汚れを効率よくかきだしてくれるという効果があります。
「顔の毛穴の汚れ」は気にする人も多いかと思われますが、「体部分の毛穴の汚れ」には無頓着な人も多いはず。この方法を使って、体の汚れもすっきりきれいにしてしまいましょう!
また、髪の毛に対して使う場合も有用です。
現在販売されているシャンプーなどはとても優秀なのですが、なかには洗浄力の強すぎるものもあります。
もちろんこれはこれで、髪の毛にひどい汚れなどがつく活動(たとえば部活動など)をしている人にとっては役立つのですが、そうではない人が使うと、頭皮の皮脂を取り除きすぎてしまいます。
皮脂は厄介なものだと思われがちですが、これは実は非常に大切なものです。皮脂のお陰で頭皮は守られ、紫外線などのダメージを軽減し、健やかな髪の毛を保てているからです。
塩浴(塩洗髪)を行った場合、この大切な皮脂をある程度残したまま汚れを除去することができます。この結果として、シャンプーを使っていたときよりも髪の毛の質が良くなった、という声も挙がるようになったのです。
もっとも塩浴は、始めたばかりのころは、「ぬめりを感じる」「皮脂を落としきれていなくて気持ち悪い」と感じる人もいるようです。また、何か肌トラブルがあったら、すぐに医師に相談するようにしてください。
ちなみに、塩浴で使う塩は、ぜひ自然塩にしてください。精製された一般的な塩では十分な効果が得られない、としている医師もいます。
現在はインターネットなどでも気軽な価格で買えるようになっていますから、1つ手に入れておくとよいでしょう。もちろん、余った部分はそのまま食用にしてしまって構いません。
〈参考元〉
塗って流すだけでOK! 話題の「塩浴」とは?|ウーマンエキサイト
https://woman.excite.co.jp/article/beauty/rid_E1430480793117/
良い汗をかける入浴法を教えてください|五味クリニック
http://www.gomiclinic.com/oldlog/lg0366.html
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