腕組みをする心理について

私たちはさまざまなしぐさをしますが、そのほとんどは無意識的なものです。腕組みや頬杖、手を組むことなどは、何か理由があってやっているわけではないでしょう。

しかし無意識的だからこそ、そこには、自分でも気づかないような心理的な動きがあります。ここでは主に、「腕組みをする心理」について取り上げます。

人が腕組みをする心理とは?

人が腕組みをする心理は、大きく分けて2つに分けられると言われています。それが、「防衛反応」と「物事を深く考えたい」というものです。

私たちは、何かしらの不快なことがあったときや、また周りから攻撃される可能性があると感じた時は、無意識的に腕組みをすると言われています。

たとえば、家で眠るときはまったく腕組みをしないという人が、飛行機の中や漫画喫茶、電車の中で寝るときには腕組みをしてしまう、というのも、この防衛反応の現れです。緊張するとつい腕組みをする、という人も、これにあてはまるのかもしれませんね。

次に取り上げるのが、「物事を深く考えたいから」というもの。

腕組みをして難しそうな顔をしている人には、なんとなく声を掛けづらいものではありませんか。これは決して悪いことばかりではありません。腕組みをすることによって、周りからの情報や干渉を遮断し、自分自身で深く物事を考え抜くことができます。

無意識的にしろ意識的にしろ、腕組みをするということは、「私の世界に入ってこないでほしい」「私を害さないでほしい」という心理の表れだということが分かります。

腕組みをする心理について

腕組みの姿勢から見えてくるもの

腕組みをする心理の基本は、上で挙げた通りです。しかしそれ以外にも、「組む位置」「体全体の状態」で、その人の心理状態が細かく分かると言われています。

胸の辺りで腕組みをする人の場合は、「防衛反応」というよりは、「自分の力を誇示したい」「この人に自分を見せつけたい」という意識が働いていると言われています。口調は柔らかくても、内心では敵対心やライバル心を持っている可能性も。

対して、「腕組みをしていて、かつ背中が丸まっている」という状態の場合は、上で挙げた「防衛反応」が非常に強く出ている状態だと考えられます。

「背中を丸めること」は、それ自体が防衛反応の表れだと言われていますから、これに腕組みを組み合わせているとなると、その人の抱えている不安が非常に大きいということが分かるでしょう。

「考え事をしている」という場合は、腹部当たりで腕組みをする人が多いようです。このような場合は、仕事や家庭の重要な問題で考え込んでいることも多いので、お声かけは慎重にしたいもの。

腕組みをする心理について

腕組みをする心理は、実にさまざまです。

ただ、このようなイメージや考え方というのは、言葉に出さなくても、相手になんとなく伝わってしまいます。人の気持ちは合わせ鏡と言いますが、あなたが緊張していること、防衛的になっていることは、相手にも伝わるものです。そうなると相手も警戒心を強くしてしまいますよね。

目の前の人と仲良くなりたい、と考えているのであれば、意識して腕組みをやめてみるのも1つの手かもしれません。

また、相手がずっと腕組みをしているのであれば、その腕組みの位置や姿勢全体を見て、その人の「腕組みの理由」を探るのも1つの手でしょう。

もちろん、これはあくまで、一般的な腕組みの心理にすぎません。すべての人が同じような心理で、同じような行動に出るわけではありません。ただ、相手の心理状態を読み取るための手助けにはなります。

腕組みをする心理について

相手が防衛的になっているのであれば、心を開いてくれるような優しい声かけ。相手が敵対心を持っているのであれば、場を荒立てない穏やかな声かけ。相手が考え事をしているのであれば、自分ができるだけの手助けをするか、あるいはじっくりと熟考のための時間を与えるようにすること。

これらを心がけていきたいものですね。

 

〈参考元〉
しぐさコラム③~腕組みでわかる心理状態~|ダイレクトコミュニケーション
https://www.direct-commu.com/colums/relation/relation_007_03_tukuriwarai.html

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