「居心地がいい相手」とならば自然体の自分でいられる
結婚と恋愛は違います。恋愛ならば、多少居心地が悪いくらいの相手がスリルもあって楽しいのかもしれません。しかし結婚にスリルはいりません。多少の居心地の悪さが、徐々に大きな溝となることもあるのです。結婚するならば自分にとって「居心地がいい相手」を選ぶようにしましょう。
「居心地がいい相手」と結婚することができれば、自然体の自分で結婚生活を送ることができるのです。人は、居心地がいいと感じるときには、ストレスを感じず、ありのままでいることができます。結婚は恋愛とは違い「終わりがない」ことが原則です。長く続けるためには、自分が疲れない自然体で過ごせることがポイントになります。
一緒にいて「居心地が悪い」と感じているならば、その人の前では「油断できない」と無意識のうちに感じているのかもしれません。油断できないからこそ常に緊張してしまい、疲れを感じてしまうのでしょう。
「居心地」は目に見えるものではないため、なかなかいいのか悪いのかを判断することができません。もしも「疲れる」と感じることがあるならば、それは居心地の悪さを感じているのではないでしょうか。
「居心地がいい生活」ならば長く続いてほしいと思える
結婚を長く続けるためには、一人の努力だけでなく二人の努力が必要です。お互いにお互いを必要と思い、大切にすれば結婚は長く続くでしょう。
お互いに相手を大切に思うためには、相手にとっても自分にとっても居心地がいい生活をする必要があります。どちらか片方の居心地が良くても、どちらかが我慢を強いられれば結婚は長続きしないでしょう。なぜならば、我慢を強いられた方は徐々に「この生活を終わらせたい」と思ってしまうかもしれないからです。
お互いに居心地がいい生活を送ることができれば、二人とも「この生活を大切にしたい」と思い、相手を大切に思う気持ちが出てきます。「居心地がいい生活」を手に入れるためには、住環境や経済環境だけでなく、お互いの親族環境や仕事環境もポイントです。恋愛と結婚の大きな違いは、この「居心地がいい生活」なのかもしれません。
「居心地がいい時間」ならば幸せな時を過ごせる
「居心地がいい時間」を二人で過ごしているのならば、結婚に必要な「同じ価値観」をクリアしているのでしょう。
時間の使い方をみれば、その人の生き方や生き様がわかります。平日は仕事が忙しいから、休日は部屋でゴロゴロして過ごす人もいれば、どんなに忙しくても休日は朝から出かける人もいます。
どちらが優れているということではなく、どちらが自分にとって「居心地がいい時間」なのかを考えてみましょう。
結婚は、一般常識や模範解答を基準にして考えるのではなく、自分の居心地を基準にして考えたほうがうまくいくものです。
例え部屋で一日中ゴロゴロしている人でも、そのことに価値を見いだし、相手も同じように価値を感じているのならば「居心地のいい時間」になるでしょう。しかし、片方が「ゴロゴロしているのはもったいない」と思うならば、相手とは価値観が違います。
新婚のうちはゴロゴロしていてもかまわないと思うかもしれませんが、次第にゴロゴロしている相手の価値観を否定し、自分の価値観にあてはめたくなるのです。
しばしば「結婚したら私が相手を変える」や「結婚したら私が鍛えなおす」という人がいますが、長年かけてできあがった価値観や人間性は簡単に変わるものではありません。そして、無理に自分の価値観を変えられることは大きなストレスになります。
「居心地がいい時間」とは、合わせて作ったり、結婚後に強制的に作り出したりするものではありません。幸せな結婚生活とは「居心地がいい」と感じる二人の時間を積み重ねていった結果なのではないでしょうか。
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