体にいいと分かってはいても、中々できない早寝早起き。
睡眠は、人間の生命維持に欠かせないものです。特に、健康を支えてくれるホルモンは睡眠中に分泌されており、寝不足を続ければ病気を引き起こす恐れも。
今回は、早寝早起きするための3つの習慣をご紹介します。睡眠の質が向上し、体が元気になりますよ。
お疲れモードの人は、ぜひ参考にしてみてください。
睡眠とは?
人間にとって、脳や体の回復をはかるために欠かせないものです。
睡眠中は、夢を見ていると言われるレム睡眠と、脳が眠っているノンレム睡眠が繰り返されています。
これらが1サイクル約90分の周期で繰り返されており、一晩で4~6サイクルが理想的な睡眠の長さだと言われています。
ちなみに、私たちが睡眠を取らなくても耐えられる時間は約48時間と言われています。
脳細胞は一度壊れてしまうと修復が不可能になってしまうため、脳を保護するためにも適度な睡眠は人間にとって絶対に必要なのです。
睡眠中に分泌される代表的なホルモン
・成長ホルモン
成長をサポートするのはもちろんのこと、代謝もコントロールしているホルモンです。
・プロラクチン
別名「乳腺刺激ホルモン」とも呼ばれ、女性らしい体を育むホルモンです。
・黄体形成ホルモン
女性の場合は排卵を促し、男性の場合は男性ホルモンの分泌を促すホルモンです。
これらはいずれも睡眠中に分泌がピークを迎える睡眠依存性のホルモンです。
寝不足を続けると思考力が鈍ったり肌艶が失われるのは、これらのホルモンが十分に分泌されていないことが原因の一つ。
健康や美肌を維持するためにも、睡眠時間をきちんと確保することが大切です。
早寝早起きは、“明るい間に活動し、暗くなれば眠る”という、人間が持つ本来の生態系に合った睡眠法です。
現代は夜間も電気で照らされており、日中と変わらずに活動し続けることが出来てしまいます。
しかし、早寝早起きを習慣化することで、生活リズムが整い、睡眠の質が上がります。
その結果、ホルモンの分泌が正常に行われるようになり、健康的で女性らしく美しい姿へと変身することができるのです。
早寝早起きするための3つの習慣
①寝る前にパソコンや携帯電話を見ない
パソコンや携帯電話の画面から発せられるブルーライトは、脳を活性化させると言われています。
そのため、寝る前にそれらを見てしまうと、眠気が遠のいてしまうだけでなく、寝つきを悪くさせることも。
寝る前には、パソコンや携帯電話は出来る限り控えましょう。
②睡眠中、携帯電話は“おやすみモード”にしておく
せっかく心地良い眠りにつけたとしても、携帯電話の着信音で起こされてしまっては意味がありません。
睡眠中の携帯電話は、“おやすみモード”などにして、着信音が鳴らないようにしておくのが正解。
携帯電話が近くにあると気になってしまう人は、少し離れた場所や別室に置くなどして、睡眠時間を邪魔されないように工夫しましょう。
③寝室は真っ暗にする
睡眠の質を上げるためには、睡眠に適した環境作りも重要です。
特に、明るい場所では睡眠が浅くなる傾向があるため、寝室は真っ暗にするのが理想。
灯りがないと不安な方は、光が自分に当たらないように、照明は足元に置くなどの工夫をしましょう。
眠たい時は我慢しないで眠ること
睡眠は我慢すればするほど眠気が増し、生産性が落ちてしまうものです。
だからこそ、眠たい時は我慢しないで眠るのが正解。たった15分程度の睡眠でも脳は回復し、頭がスッキリします。
お疲れモードの人は、ぜひ試してみてください。
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