正負の法則って何だろう?
何かを手に入れれば何かを失う、これが正負の法則です。美輪明宏さん著『ああ正負の法則』にはこうあります。「良いことの次に悪いことが起き、そしてその反作用で良いことが起きる。」
ここで誤解しやすいのですが、決してうれしいこと、良いことがあった後に必ず悪いことが起きるということではないんですね。
「人生楽ありゃ苦もあるさ~♪」水戸黄門の歌にもあるように、人生はいいことばかりが続くわけではなく、悪いこともあります。人生には良いことと悪いこととが起きて、結果的にプラスマイナスゼロになるんだというのが正負の法則です。
どうしたらいい? 正負の法則の「負」が訪れているとき
正負の法則の「負」が訪れているときの対処法
人生でうれしいことや楽しいこと、つまり正負の法則の「正」が訪れているときには悪い状況のことなんて1つも考えもしませんよね。とことんそのときを誰しも楽しむでしょう。
でも正負の法則の「負」が訪れているときはどうでしょう? その出来事に対して怒りが出てきたり、感情的になったり、イライラしたり、ストレスを感じたり、物事が手につかなくなったり、不眠に陥ってしまうことさえあります。
正負の法則の「負」が起きているときには、まず冷静になってその状況に対して奮闘せずに、いい意味で諦めて「負」が過ぎ去るのをただひたすら笑顔を絶やさずに待つのみ、微笑みは幸運を開く鍵だと美輪明宏さんは言っています。
また、どんなに苦しいときでも微笑みを絶やさないでいることで理性が働いて、それでいて辛いのになぜか心に余裕が出てくるとも。
正負の法則の「負」のときに微笑みを忘れないで過ごすことを意識して心がけること、実践するには難しいことですが、やってみる価値はありますね。
そもそもなぜ正負の法則の「負」が訪れているの?
カルマの法則とも呼ばれている因果応報(いんがおうほう)を知っているでしょうか? 簡単に解説すると自分でしたことは自分に返ってくるというものです。
人に優しくすれば将来何かしらの良い形で自分のもとに返ってきます。また、人に苦しみを与えてしまうと、それが自分のもとにいつか必ず悪いこととして返ってきます。これが因果応報です。
正負の法則の「負」が訪れているときは、その前に「正」の出来事があったからというわけではありません。正負の法則の「負」、つまり悪いことが起きているときというのは、それ以前に自分で悪いことをしていたからなんです。
正負の法則の「負」の出来事が起きているときは、過去の自分のやってきたことを振り返るチャンスとも捉えられますね。過去に悪いことをしてなければ、悪いことは起きませんから。
この先、正負の法則の「正」だけで過ごしていきたいのなら、悪いことを一切せずに良いことだけをして生きること、因果応報、カルマの法則に従って生きればそうなるのが自然の摂理です。
まとめ:正負の法則で「負」が訪れているときほどできるだけポジティブ思考で過ごしましょう♪
正負の法則はあくまでもバランスの法則であって、いいことが起きたら必ず悪いことが次に起きるということではないんです。だから恐怖を抱く必要はどこにもありません。
「笑う門には福来る」ということわざがあるように、どんなに苦しく辛いときにも微笑みや笑顔を絶やさないでいることで、気づけば逆境を乗り越えていたりするものですよね。
この先、もし正負の法則の「負」が訪れたとしても、ポジティブ思考でいたら意外と「負」がすんなり通り過ぎて幸運が巡ってきやすくなる、そんなふうに思って乗り切ることができるのではないでしょうか?
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