生活費の平均 ~みんないくらくらい使っている?~

「生活費の平均」は、なかなか気になる部分です。しかし同時に、ほかの人に対して聞いてみようとしても少し気が咎める部分でもあります。

今回はこの「生活費の平均」について、統計という観点から見ていきたいと思います。

一人暮らし、女性はこんなところにお金を使っている

女性の一人暮らしの毎月の支出の平均について、まずは見ていきましょう。これは、総務省統計局が出している「平成26年全国消費実態調査」によるものです。

女性の支出額と男性の支出額は、月に5000円程度の違いがあります。(男性の方が高くなっています)

女性の一人暮らしの場合、月に使うお金は167,000円程度です。

支出割合でもっとも大きいものは「食費」であり、これが約35,000円です。

次に大きいのは「住居費用」であり、これが20,000円程度。

そしてほぼ僅差で「教養娯楽」「交際費」「交通・通信費」が追いかけます。(「その他の消費支出」は除外していますが、このうちの「交際費」だけは別計上としています)

そして5位に続くのが「光熱費」であり、これが11,614円です。生活費の平均 ~みんないくらくらい使っている?~対して男性の場合、順位としては女性とほぼ変わるところがないものの、「交際費」が少なく、「交通・通信費」が大きいという結果になっています。

これが「二人以上の世帯」になると、また様子が変わってきます。

二人以上の世帯の場合、支出金額は30万円程度にまで増えます。

支出割合の1位となっているのはやはり「食費」ですが、2位はまったく違い「交通・通信費」が入ってきます。夫婦共稼ぎの場合、二人ともが交通費用や通信費用を必要とするからかもしれません。

そして3位には「教養・娯楽費用」、4位には「光熱費」が入り、5位には「交際費」が入ってきます。

単身者では2位にはいっていた「住居費」は二人以上の世帯の場合は5位以内にも入らない結果となっています。

一人暮らしでも二人暮らしでも、住居費用は大きくは変わらないのかもしれません。生活費の平均 ~みんないくらくらい使っている?~

毎月の貯金額について

さて、ここからは、どれくらいの金額を貯蓄に回しているのかについても見ていきましょう。

厚生労働省が、世帯主の年齢階級別に見た貯蓄額を平均してまとめています。

これによれば、29歳以下の層は181万円程度が平均額となっています。30代では516万円程度、40代では887万円程度です。

反対に「借入金」も、30代や40代が多いという特徴があります。30代では720万円程度、40代では870万円程度となっています。(29歳以下の場合は140万円程度)

30代~40代は「家を買う」という選択をとる人も多いため、このような結果になるのでしょう。生活費の平均 ~みんないくらくらい使っている?~ちなみに、毎月の貯蓄額は、平均の18%程度が相場だと言われています。この「平均」は「可処分所得」から割りだした数字です。毎月、可処分所得が20万円程度でるのであれば、4万円程度は貯金した方がよいということになります。

20代~30代は貯蓄を作りやすい年齢だとも言えるでしょう。

「貯蓄を増やしたい」と考えるのであれば、まず、生活費のなかで大きなウエイトを占める「食費」の見直しを行いましょう。外食は人と一緒にするときだけ、などのように決めて、できるだけ自炊をしましょう。

光熱費の見直しも大切です。「ペットを飼っていて、室内の温度管理が必要」というようなケース以外では、できるかぎり衣服で調整をするようにしてください。

また、「余ったお金を貯蓄に回そう」としても失敗することがとても多いので、「自動的に引き落とされて貯金ができる」というスタイルにしておくのもよいでしょう。こうすることで「手元にないから使えない」という環境を整えることが可能です。

平均値をみて、自分の生活を見直していきたいものですね。

 

〈参考元〉
平成26年全国消費実態調査|総務省
http://www.stat.go.jp/data/zensho/2014/pdf/gaiyo3.pdf
http://www.stat.go.jp/data/zensho/2014/pdf/gaiyo2.pdf
世帯主の年齢階級別にみた貯蓄額階級別・借入金額階級別世帯数の構成割合|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa07/2-5.html

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