素敵な人に出会った時、女子の本能としては「一目散に恋人になりたいっ!」気持ちが抑えきれない所ですが、あせって直球を投げまくるのは禁物。本当に自分に合った相手なのかどうか、見極めることが大切です。
イタリアで暮らしていると、友達にいきなり呼び出されて恋バナを聞かされることが多いのですが、ある友人から「素敵な人と出会った後でも、すぐロックオンせずに『お試し期間』を設けている」という話を聞いた時は目からウロコでした。
「ベストパートナーを確実に見つけたいなら、最初からぐいぐい行かないのが肝心」と話す彼女の姿は、私が男性だったらコロッと落ちるだろうな…と思ってしまうような魅力に満ちていました(ちなみに、そうやって選んだ現彼氏は彼女にメロメロのようです)。そんなイタリア人女性から学んだ、「お試し期間」を実践するコツをご紹介します。
■1. 『お試し』(=特別扱い)する相手を決める
ある女性は、相手に「自分は特別な存在なんだ」と意識させることで、相手を上手にリードしていました。男を振り回すような小悪魔になる必要はなく、少しの言葉を確実に伝えるだけで、かなりの効果が期待できるようです。
まずは連絡先を交換し、2~3回会ってみて「いい感じになりそう!」な人と出会ったら、「あなたが特別に気になっている」と伝えてみましょう。この時点で自分の気持ちをはっきり言わないのがポイントです。
フィーリングが合うからといって、出だしからすぐ親密になってしまうと、男性にありがちな傾向として『すぐ手に入る女性=飽きたら、即グッバイ』なパターンになりがち。「いったいどういう風に思ってくれているんだろう? 何だか気になる…」と考えさせることで、相手の関心をこちらにぐっと引き寄せることができます。
■2. 連絡の頻度は3:2程度のペースにする
ごく親しい女友達は、「こっちから連絡なんて絶対しない」主義です。そんなことしなくても向こうから来る、というのが理由でした。イタリア人男性はともかく、草食化が進む現代の日本男性には、放置も考えもの。
とは言え、こちらから連絡したくなる気持ちは抑え気味にして、彼からもらうメール・電話の頻度が多くなるようにしてみましょう。つかず離れず、の位置をキープすることで「あとちょっとで落ちそうなのに落ちない!」と彼が草食→狩人モードになれば、リードすることも容易になります。
自分から連絡するときは、「カップヌードルの新しい味が出たらしくてすごく気になる! もう食べた? 食べてたら感想聞かせて!」等、具体的で話しやすい内容を1.5、「元気?」「今何してるの?」等、返事の内容がおざなりになりそうな内容は0.5くらい、にとどめましょう。
■3. デートは頻繁に
休みが不規則でビジネスマンの彼となかなか時間が合わないあるイタリア人女性は、仕事の昼休みに時間を合わせてランチデート、仕事帰りにカフェでお茶をする時間をとって相手と話す機会を作っていました(結局彼女のお眼鏡には適わない相手のようでしたが)。
相手から誘われる・自分から誘う、の頻度は問いません。二人で共有する時間を多く持ち、相手を観察する機会を沢山作って下さい。休日の時間を全部デートにあてることができなくても、仕事が終わった後「おしゃれな立ち呑みバーができたみたい、時間とれるなら2時間つきあって!」程度でかまいません。
その場合、さっさと切り上げましょう。別れ際に「今日はありがとう!あなたといると本当に楽しめる!」と自分の嬉しい・楽しい気持ちをアピールすることをお忘れなく。「自分といることで、こんなにハッピーになってくれるんだ」と彼の保護欲に火が付き、あなたへの気持ちを上昇させる効果が期待できます。
後編ではさらにディープに、「お試し期間」を実践するコツをご紹介していきます。
(金丸 標)
この記事どうだった?
6いいね!
2うーん…