恋愛をしていると、様々な場面で精神力を試される機会が増えてゆくものです。
相手の態度のような、ちょっとしたことで落ち込まずにもっと恋を楽しみたい!――そんなふうに感じている人は少なくないのでは?
そこで今回は、恋の成就を叶えるための精神力の鍛え方についてご紹介していきます。
自然な感情を否定しない
――ここで少し思い返してみましょう。
あなたは普段、学校や職場、友人などの人間関係の中で、変な波風を立てまいと気を遣うあまり、自分の感情を押し殺す癖がついてしまってはいませんか?
幼い頃は当たり前のように日々泣いたり、笑ったり、怒ったりしていたはずなのに、成長するに従ってそれができなくなってゆく……。
これは、常に冷静なのが大人であり、おおっぴらに感情を表すことは恥だという日本社会における根深い価値観によるものと言えるでしょう。
『こんなことで泣いたら恥ずかしい』
『ここで怒ったら、後々面倒なことになる』
『今笑ったらマズいよなぁ』
そんなふうに自分の感情に蓋をしていくと、だんだん自分自身の自然な感情そのものに鈍感になってしまいます。
社会でバリバリ活躍する上で、“冷静さ”は必要な要素ではあるのですが、『自分の感情をしっかりと理解した上でそれを隠す』のと、『自分の感情がわからなくなっている』のとは全くの別物。
ここでお伝えする、恋愛力にも通じる精神力というのは、『自分の感情をしっかりと理解した上でそれを隠す力』です。
というのも、恋愛においては、素直に感情を表現できるタイプのほうが圧倒的に好感度が高いから。
このタイプの人を惹きつける自然な魅力は、『自分の感情がわからなくなっている』タイプでは身につけることができない種類のものなんです。
「自分の素直な感情がわからなくなっているな」と感じたら、精神力を鍛えるエクササイズとして、まずは自分の本当の気持ちを見つめることから始めてみましょう。
むやみに同調しない
どんな場でも、人と接する際は“空気を読む”ことが求められる昨今。
どんなに自分の意志がハッキリしていても、自分以外の大多数が別の意見を持っていたなら、なんとなく同調してしまう……そんな心当たりはありませんか?
マジョリティの一員であることで得られる安心感というのは大きなものですから、できる限り目立たず集団に埋もれていたいという感情はある意味自然なものと言えるでしょう。
けれどもやはり、精神力の強い人というのは、どんな場面でも自分の意志をしっかりと持っています。
もちろん、それぞれの状況によって“空気を読む”ことはあるものの、あくまで『自分の考えはこれとは別』ということに自覚的なのが精神力の強い人。
『なんだかわからないけど、みんなはこっちが良さそうだし……』という曖昧なままの決断をすることはありません。
こうした精神力の強さというのは、本人は無意識ながら“芯の強そうな人”という印象を周囲に与えます。
優しくて明るく、物腰もやわらかいけれど、どこか芯の強さを感じさせる人……そんな安定感のあるタイプは、当然ながら異性からの評価も上々。
そんな魅力を身につけるためにも、“周囲に同調する前に、まずは自分の意志を自覚する”エクササイズを習慣にしてみましょう。
ひとりで過ごす時間を楽しむ
強い精神力を持つ人は、自分と他人がそれぞれ自立したひとりの人間だということをしっかりと理解しています。
これは、たとえどんなに親しい関係であったとしても、なにもかもを理解できるわけではないということ。
そして、一緒に過ごす時間や連絡の回数が心の距離を測るものではないということを本能で知っているからです。
なので、むやみやたらに他人と群れることはしませんし、孤独を恐れることもないんです。
もしもあなたがひとりでいることに不安を感じるタイプであるのなら、それはもしかすると自信のなさの裏返しなのかもしれません。
無意識の内に、あなたは自分自身について“ひとりではなにもできない人”、“価値のない人”というレッテルを貼っている可能性が高そうです。
そこで、精神力を鍛えるためのエクササイズとして、“ひとりで過ごす時間を楽しむ”練習をしてみましょう。
なにか趣味に打ち込んでもいいですし、お気に入りのカフェでなにをするでもなく、ぼんやり過ごすのもいいでしょう。
そんな、ひとりで過ごす時間を楽しいと感じることができるようになったなら、あなたは本当の意味で自立した唯一無二の存在となっているはず。
それは、対等の存在としてお互いを尊重するという理想的な恋愛をする上でも欠かせない大切な要素なんです。
おわりに
いかがでしたか?
強い精神力の持ち主は、周囲に流されることなく自分自身を貫く強さを持っています。
そして理想の恋愛とは、そんなお互いに自立した人間同士が心を寄せ合うことでゆっくりと育まれていくもの。
ぜひ今回の記事を参考に、ブレない精神力を身につけてステキな恋を手に入れてくださいね。
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