歓迎? ドン引き? 女性からのアプローチってぶっちゃけアリなのか

 知り合ってから、男女がつきあうまでのプロセスでは、男性からデートに誘ったり、告白したりしてリードすべきでしょうか? それとも、女性から積極的に男性にアプローチするのが良いのでしょうか?

 一般的には、男性からリードするケースが多いようですが、女性も受身で待っているだけでは、自分が好意を抱く相手と必ずつきあえるとは限りません。それにも関わらず、多くの女性が積極的になることに躊躇してしまうのは、いくつかの疑問があるからのようです。

 それぞれの疑問について、実際に男性から意見を聞いて考察してみました。

■【疑問1】男性は、女性からプッシュされてもつきあうことはない、ってホント?

 男性の中には、「外見など、第一印象で魅かれないと、他の条件がそろっていてもつきあう対象にはならない」と言う人がいます。

□考察

 男性からは次のような意見が挙がりました。

・「確かに20代前半は、外見や体型の好みに左右されることが多く、ストライクゾーンは狭かった。けれど、恋愛経験を積んだ20代後半になると、ストライクゾーンは大きく広がった」

・「友達から紹介してもらった際に、事前に見た写真では、正直、あまり好みではないかもと思ったけれど、実際に会ったら、彼女の話や仕草に魅力を感じひかれたことがあった」

・「第一印象で特別ひかれたわけではなかったけれど、何度か食事に行き、話している間に、相手の性格などもわかり、徐々に好きになった経験がある」

 確かに女性よりも男性の方が、外見に対するこだわりは強い傾向にありそうですが、女性のアプローチ次第で彼の恋愛圏内に入ることもあるので、最初からあきらめたり受け身でいたりでは、せっかくの機会を逃すことになりかねません。

 逆に「最初は、好みの容姿の女性だったので食事に誘ったけれど、自分のことばかり一方的に話す相手に、すっかり気持ちが萎えてしまった」と言う男性もいました。

■【疑問2】男性は、「追いかけたい生き物」ってホント?

 恋愛に積極的ではない「草食男子」という言葉が定着してきましたが、それでも女性は「基本的に男性は、恋愛において狩猟型。常に追いかけていたい生き物のはず」と信じています。そのため、女性から好意を示すと、男性に気持ちの余裕が生まれて、自分を追いかけてくれなくなるのでは、と不安を抱くことが多いようです。実際に、そうなのでしょうか?

□考察

 恋愛の駆け引きを、ゲーム的に楽しみたいと思っていれば、追いかけられる側は、常に優位に立ち、気分も良いものです。反対に、追いかける側に回るのは不安に感じることでしょう。なので多くの女性が、男性に追いかけさせるように仕向けなくてはと思うのは当然かもしれません。

 しかし、男性が真剣にその女性とつきあいたいと思っている場合、余計な駆け引きは不要です。当然、女性が好意を示してくれることはうれしいはずです。むしろ、好きな気持ちを彼の前で隠すようなことをすれば、脈がないのかと、すぐあきらめてしまうかもしれません。

 自分が思い描いていた通りの理想の女性が現れれば、男性はアプローチしたくなるものですが、誰もが積極的にすぐに行動に移すわけではありません。自信がなかったり、ガツガツするのは見苦しいと感じたり、いろいろ考えてるだけで終わってしまう男性は少なくありません。

 一方、追いかけたい傾向が極端に強い男性は、交際することになると既にその女性を手に入れたと思い、釣った魚に餌をやらないかもしれません。そして常に追いかける対象を他に探し求め続ける傾向も強いことが多いです。そのような男性は、スリルある恋愛には向いている相手でも、人生のパートナーとして絆を築く相手としてどうかは、慎重に吟味する必要があります。

■【疑問3】なぜ男性は、女性の方から好意を持って追いかけると逃げてしまうのですか?

□考察

 女性からアプローチをしたために逃げたのではありません。単に、彼の好みではなかったというだけに過ぎません。ストレートにこう説明されるとショックかもしれませんが、気落ちし過ぎるのは禁物です。女性も、男性からアプローチされた場合、強く押されたら、どんな相手とでも、何人とでもつきあうわけではないのと同じです。

 たまたまタイミングが悪く、そのとき彼には既に他に好きな女性がいたり、失恋直後の傷心中だったりで、受け入れ可能な状態になかったという場合もあるからです。

 一般的に女性は、誘うこと、断られることに慣れていないために、少ない経験の中から、自分が追いかけたことが敗因になったと考えるのでしょう。男性ならば、追いかけて逃げられるのは、誰もが一度は体験していることです。

■誰だって、愛されている実感を得たい!

 恋愛のテクニックでは、「愛する人=男性」「愛される人=女性」という前提で語られていることが多いですが、本来は男性も女性も、愛されている実感を得たいという願望と、断られ傷付くリスクを減らしたいという気持ちは変わりません。

 いつも男性側が、女性が喜ぶデートプランの作成から告白して断られるリスクまで背負わなければならないのなら、当然、負担は大きいはずです。誰でも、失敗すれば、傷ついたり、臆病になります。男性に常に積極的であることを期待し、自分はリスクをとりたくないと思うのは、もしかしたら、女性のわがままなのかもしれません。男性も、好きな女性が、デートに誘ってくれたり、告白してくれたりすれば、どんなに楽なことでしょうか?

 男性は、積極的にアプローチする女性を敬遠するわけではないのです。自分が相手のストライクゾーンから、どれだけ近いか遠いかは、アタックしてみなければわかりませんが、試す価値は大いにアリです。好きな人からの誘いを待っているうちに、他の積極的な女性に奪われ、自分をアピールする機会すら持てなかったことを悔やむような人生は面白くありません。たとえ残念な結果に終わっても、納得いく行動を試していれば、早く見切りをつけて次に進めます。

 告白に関しては、知り合って間もなくより、友達以上恋人未満の関係の方が、躊躇することが多いようです。気まずくなって、友情が壊れることを恐れるからです。残念ながら、友愛とエロスは一致するとは限らないので、恋愛に発展するかどうかは、試してみなければわかりません。

 まずは提案してみることです。軽い打診で良いでしょう。それが元で壊れるような友情なら、その程度のものだったのです。断る場合も断られる場合も、そのとき、その人の人間性が出るものです。結果がどうあれ、良い人生経験の一つと思いましょう。

 女性も、好意を表現し相手の反応を見ながら、脈ありと感じられれば、積極的に恋愛をリードしてほしいですね! 注意すべくは、独り善がりの押し付けや重過ぎる言動に走らないように、常に対話と提案を心掛けることでしょう。これは男女どちらの場合にも言えると思います。

【西郷理恵子の恋愛コラムガイド:西郷 理恵子】


この記事どうだった?

8いいね!

0うーん…