シンプルにこだわった無駄のない暮らし
『タイニーハウス』は日本語に訳すと「小さな家」、これがアメリカで注目された理由にはサブプライムローンによる世界的金融恐慌がきっかけで、“シンプルで無駄のない生活”が見直されたことに始まりました。
建物自体の設計が低コストに抑えられているので、長期住宅ローンを組む必要もなく、使用する資源も最小限なので環境にも優しくできています。
タイニーハウスのコンセプトは「豊かで小さな暮らし」、そこには贅沢は必要なく“足ることを知る”生活ともいえます。
私たちの暮らしにはあると便利だけど、なくても困らない物に溢れていますよね。タイニーハウスにはそうした余計な物を排除したシンプルで慎ましい生活がそこにあります。
機能性バツグン! DIYで自分好みの家にカスタマイズ
タイニーハウスの構造はとてもシンプル。ゆえに自分でカスタマイズできる楽しさもブームになっているのかもしれません。
近年ではDIYによる自作の家具や収納など、自分好みに作る楽しみも流行っており、多くのタイニーハウスDIYカスタマイズ実例が紹介されています。
イジる楽しさは好きな人にしか分からないでしょうが、自分で作り上げていく過程もまたタイニーハウスの魅力のひとつ。
従来の住宅だと、住んでいくうちに不便さを感じてしまうことがありますが、 DIYで手掛けた物は気に入らなければ作り直すこともできるし、デッドスペースも有効活用することができます。
自分が手掛けた内装であれば、長く愛着を持って暮らせるでしょうね。
タイニーハウスにはトレーラーハウス型も
タイニーハウスにはざっくりいうと2種類あり、ライフスタイルに合わせて選べるのも魅力のひとつです。
タイニーハウスには「トレーラーハウス」のように、自動車で牽引できるタイプもあり、その気になればアウトドアや旅行に自宅を運べてしまうのです。目の前にそんな物が表れたら驚いてしまいそうですね。
標準的な広さは約10~20㎡ほど、ちょっとしたワンルームマンションほどの広さがあるので、トレーラーハウスとは思えないほど快適に過ごすことができます。
固定型タイニーハウスはまるでファンタジーの世界
『ロード・オブ・ザ・リング』に登場する「ホビット」が住んでいるかのような佇まいは、外観を見ているだけで思わず「はぁ……」と息を漏らしてしまうほど美しい仕上がり。
そこでの生活ぶりは現代の目まぐるしい日常を忘れてしまいそうになります。
木々に囲まれた山間や、見晴らしの良い丘に建築されたハウスは、まるで映画のワンシーン。生活するだけで、まるでファンタジーの世界の住人にでもなったような、そんな不思議な感覚に包まれます。
タイニーハウスはお手頃価格
一般的な住宅を建てるとなると数千万円以上かかるのに対し、タイニーハウスはコスト的にもグッと抑えられた設計なので、土地代は別として、本体だけだと500万円〜から購入することができます。
日本でもタイニーハウスを取り扱う住宅メーカーが増えているので、興味があればお近くのメーカーに足を運んでみてはいかがでしょうか。
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