アラサー女子がモテる秘訣……それは結婚にこだわらないこと!

■年齢と恋愛チャンスは比例する真実

 今の自分は恋愛がしたいのか、結婚がしたいか。見極めることは意外と大切なことだ。ちなみに、私は濃厚な恋愛がしたい。その恋路の果てが結婚ならば、いつかは結婚するのもいいかな……なんて。我ながら甘ちゃんなのは百も承知。だけど、年々歳々、結婚願望はごく薄く、恋への妄想はふくらむばかりなのが正直なところ。

 それもこれも、30過ぎてからのほうが恋愛対象の幅が一気に広がったことに気付いたから。私に限ったことじゃない。女性は年齢を重ねれば重ねるほど、「いい男がいなくなる」「恋愛対象が狭まる」と思いこみがちだけど、本当はまったく逆。年齢と恋愛の対象人数って実は比例関係にあるのだ。

■30女がいちばんモテるってホント?

 何もプチ熟女ブーム到来ってわけじゃない。30過ぎたら、こっちの恋愛のストライクゾーンが想像以上に広がったおかげ。子供の頃は嫌いだった白子や生レバーが今は美味しく感じるように、20歳の若鮎くんも50歳のオジさまも、貴重な珍味だと感じられる。そんな包容力は男性にとっても心地いいみたい。20代の時のように可愛がられ、愛されることだけに必死にならない。相手のありのままを受け入れられるからモテるようになるのかも。しかも、30代の働く女であれば、経済的に自立もしてるし、気力も体力も充実しているし、見た目だって磨けば、まだまだ右肩あがりで光る時期! 恋が楽しくないわけがない。

 今、私の周囲には、そんな珍味かつ濃厚な恋愛を楽しんでいる30女であふれかえっている。50男と20歳の女の子が一緒にいたらエロス街道まっしぐらだけど、50男と30女が一緒にいたら? 色っぽくて奥深い関係が築けたりするみたい。篠原涼子さんと市村正親さんのカップルがいかに幸せであるかも、篠原さんの輝きぶりを見れば明らかだし、市村さんみたいに「ボクにとって彼女は、神様からの最後の贈り物です」なんて大トロマグロなセリフ、同世代の彼は決して言ってくれないよ。

 美味しい恋愛のチャンスは年齢に比例する。これは、たしか。ただし、結婚のチャンスが年齢に比例するとは全然言えない。

■結婚という名の試験会場から出ること

 結婚って、大学入試や就職と同じ。人生の共通試験のようなもの。試験を受けても受かるとは限らないし、放棄しても構わないけれど、一応、受けとかないと罪悪感を抱いたり。どんな状況にしろ、30歳を超えた時点で結婚の共通一次試験はとりあえず終った感がある。今も昔も変わらぬ、世間の定説通り、28~29歳で駆け込み婚をする友人たちを見て、試験を受ける気もなく、一切勉強もしなかった怠惰な私ですら、そう実感した。しみじみと。

 そして30代に突入した今、その試験に落ちた人も放棄した人も、試験会場からいったん速やかに出たほうがいいと思っている。二次試験や追試を待つのも自由だけど、とりあえず、会場を出ようよ。男も女も「結婚したい」人たちというのは、結婚という名の試験会場にいる人たちなのだと思う。だから、20歳そこそこの勢い婚は別にして、本気で結婚相手を探す時は、愛だけじゃ選べない。お互いに肩書きや、家柄や、条件などの分かりやすいチェック項目で高得点を出すことが重要になってくる。子供を作って生活することを目的に掲げるなら、生物学的にも「女性は(男性も?)若いほうがいい!」と思う男が多いのもうなづける。

 だけど、世間(&世界)全体から俯瞰して見れば、その会場は意外と狭い。そこから思い切って出てしまえば、年齢も条件も関係ない。それこそ30女ならではの珍味の魅力で勝負できるビューティフルワールド(?)が待っている。

■本当にいい男は会場の外にいる

 会場外には会場内より、いい男がいる。いや、正確に言うならば、「結婚すること」だけにとらわれない、幅広い価値観の男がいる。無限の可能性を秘めた年下くんや、酸いも甘いもかみわけたバツイチ男性が待っていて、わりと向こうから寄ってきたりもする。もちろん、会場の外にも年齢や肩書きなどの条件を気にしている男もいるけど、そのコダワリは瑣末なもの。「結婚するなら年下の若い女の子がいいけど、実際、一緒にいて楽しいのは年上女性」なんていう例は挙げるのが野暮なほどいる。

 男の思い込みより、女の思い込みのほうが実はずっと根深いのだ。だから、周囲の男にどう思われてるか気にするよりも、自分の年齢を忘れてしまうこと、「結婚せねば」という強迫観念からいったん逃れることのほうが、恋愛のチャンスを増やす上では100万倍重要なことなのです。

■恋愛沙汰だけじゃない関係を結ぶ

 いい恋愛をするには、もうひとつ大きなコツがある。それは、恋愛市場において自分から男子を誘うこと、積極的に交わること。

 もはや、30直前のような「急いで結婚しなきゃ」みたいな下心もない(はずだ)。30過ぎた「決して若くない女」だからこそ、自分から誘っても全然イヤらしくは見えないもの。男との間に単なる恋愛沙汰だけではない、友だち以上恋人未満だったり、人として尊敬しあえる関係など、曖昧で魅力的な関係が築けるのだから。無駄な自意識は捨てて、面白そうな人はとりあえず、軽い気持ちで誘っていいでしょ。全然アリでしょ?!

 ただ間違っても、頑張って「サバサバした姐御」を気取ったり、反対に過剰に色気を振りまくような「色熟女」にはならないようにしたいもの。女を捨てるのも女を演出するのも、男性から見れば自意識過剰で近寄りがたいものだと思う。あくまでも恋の予感を秘めた、純情な乙女心はキープ。トキメキや欲望には素直に、長い目で男の人とオリジナルな恋愛関係を育てたら絶対楽しい。

 そもそも、恋愛は、「自分に足りないものを相手に求めるもの」だというし、魅力も精神力も経済力もある程度備わってきたら、相手に補完してもらわずとも大丈夫。ただ、「相手が好き」だという純粋な気持ちだけで恋愛に酔えるのだろう。

 会場の外にいるからこそ、私たちにもそんな純度の高い恋ができるチャンスが待っている。そう考えると、試験を逃してヨカッタ……よね?

【アラサー女子向け恋愛コラム集ガイド:All About 編集部】