コールドパーマ
コールドパーマとは、1剤で髪内部の結合を切り、2剤でカールを固定させるという昔から行われてきた、いわゆる「普通のパーマ」です。
ロッドを巻いたら常温で放置するやり方の為、熱によるダメージが起こらないところが魅力的。
濡れている状態の時に強くカールが出る為、スタイリングの際はあらかじめ髪を濡らしてからスタイリング剤を揉み込むと良いでしょう。
デメリットは他のパーマに比べてとれやすく、髪が乾くとカールがしっかり出ないこと。また、細すぎたり太すぎたりする髪にはかかりにくい傾向があるので、美容師さんとよく相談して施術することをおすすめします。
デジタルパーマ
デジタルパーマは、薬剤と熱の力でしっかりカールをつけていくパーマです。
熱が加わるので髪はどうしても傷みやすくなりますが、乾いた時に強くカールが出るのでスタイリングが楽。外出先でも、「髪が乾いてくるにつれてカールの出方が弱くなる」というトラブルを避けやすいでしょう。
また、髪質に関係なくしっかりとパーマがかかるので、コールドパーマによるモチの悪さに悩んでいた人にも人気があるスタイルです。
デメリットは、細かいウェーブや根元へのパーマがかけられないことと、カールを形状記憶させる力が強いので、ストレートスタイルも楽しみたい人には不向きなこと。
人によってはカールが完全にとれるまで1年ぐらいかかることもあるので、こうした点もよく考えて施術を受けましょう。
エアウェーブパーマ
エアウェーブパーマは、髪に薬剤をつけてロッドを巻いた後、ロッドに繋いだチューブから空気を送り込んでカールを作るスタイルです。
髪へのダメージを最小限に抑えられる上、根元にもかけることができるのは、発生する熱の温度が低いから。仕上がりはやや緩めになりますが、乾かすだけでカールがきちんと出るのでスタイリングも楽です。
デメリットは、デジタルパーマに比べればモチが悪いことと、施術料金が高めなこと。また、髪の傷み具合によっては仕上がりがチリチリになることもあるので、そうした見極めがきちんとできる美容師さんに施術してもらった方が良いでしょう。
ストレートパーマ
ストレートパーマは、パーマでつけたカールを真っすぐに戻すことを目的に施術するものです。
薬剤を塗布したら常温で放置するやり方の為、熱による髪へのダメージが起こりにくく、人工的につけたカールならほぼ真っすぐになりますが、元々の癖毛を直毛に近い状態にするのには不向き。
また、髪が傷んでいると施術中にブチブチと切れてしまうことが多い為、状態によっては美容師さんに施術を断られるケースもあります。
縮毛矯正
縮毛矯正は普通のストレートパーマと違い、薬剤を塗布してからアイロンでしっかり伸ばす方法で行われます。その為、癖のある髪もきちんと真っすぐになり、パーマがかかった部分は半永久的にその状態を保つことが可能。
髪の癖が強く、ブローだけではスタイリングが難しい方には最適な方法と言えるでしょう。
ただし、熱を加えるので髪への負担が大きく、ボリュームが抑えられてぺちゃんこになりやすいというデメリットもあります。
また、パーマの種類の中でも特に難しい技術を必要とされるものなので、腕の良い美容師さんを探して施術をお願いした方が良いでしょう。
終わりに
代表的な種類のパーマを5つご紹介しましたが、いかがでしたか?
一口にパーマといっても、そのやり方や仕上がりには大きな違いがあるので、自分がどのようなスタイルを目指したいのか、髪のダメージの具合はどうかというようなことも考慮して選ぶ必要があります。
何より大切なのは、腕が良く、自分の髪質についてよく知ってくれている美容師さんに施術してもらうこと!
料金や立地だけで美容院を選ぶのではなく、評判の良いところを探してお願いするようにしましょう。
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