部屋に置くのは必要最低限の物のみ
“片付けたくなる部屋”の最大の特徴、それはなんといっても“物が少ない”ということです。
たくさんの物であふれた部屋は、どれだけ整理整頓を心がけていたとしてもどこか雑然とした雰囲気が拭えません。その点、物が少ないと、多少整理整頓を手抜きしていても、ある程度整った雰囲気を保つことができるんです。
とはいえ、物を減らすというのはそれほど簡単なことではありませんよね。
そんなときは、“見せない収納”を取り入れることで問題解決!
壁や床の色と同系色のカラーボックスや、つっぱり棒を利用した簡易間仕切りを用意して、細々としたアイテムをまとめて隠してしまいましょう。
たったそれだけで驚くほどスッキリとした、“気がつけば片付けたくなる部屋”になるはずです。
床に物が落ちていたり置かれていたりしない
2つめの特徴は、“床に物が落ちていない・物が置かれていない”というものです。
人の感覚というのは不思議なもので、美しく掃除の行き届いた場所ではほとんどの人が汚さないようにふるまいますし、もとから汚い場所は多少汚してしまっても気に留めることがありません。これは外出先のトイレを想像してみるとよくわかるのではないでしょうか。
同時にわたしたちは、“床に物がある”という状態を、無意識のうちに“汚れている”と認識します。どんなに綺麗な床であろうと、置かれた物がなんであろうと、この感覚が変わることはありません。
――つまりわたしたちは、床に物が落ちていたり置かれている部屋を無意識に“汚い”と判断してしまい、そんな汚い部屋を美しく保とうとは思えないということです。
裏を返せば、床を整然と整えておきさえすれば、それだけであなたの“部屋の片付け”に対する意識をガラリと変えられるということでもあります。
ほかの場所が多少散らかっていたとしても、床だけは常に物のない状態を保つ――これこそが“片付けたくなる部屋”への近道といえるでしょう。
すべての物に定位置がある
最後にお届けする“片付けたくなる部屋”の特徴は、“すべての物に定位置がある”というものです。
――リモコン類はここ、雑誌はここ、スマホはここ……そんなふうに置き場所を決めてしまえば、少し部屋が散らかりかけても何をどこに戻せばいいのか一目瞭然。たちまち元通りの整った部屋を取り戻すことができるんです。
定位置を決めることのメリットは、部屋が片付くことだけではありません。細々した物をうっかりその辺に置き忘れるということがなくなるために、失くしものもグッと減ることに。朝、バタバタと出勤しようとしたら部屋の鍵がない――そんなトラブルもなくなることでしょう。
“片付けたくなる部屋”にするだけで、あなたの生活の質そのものが高まることになるんです。
おわりに
いかがでしたか? 自分の部屋を“自然と片付けたくなる部屋”にするというのは、それほど難しいことではないということがおわかりいただけたのではないでしょうか。
『部屋を見ればその人がわかる』ともいわれるように、あなたの部屋はあなたの心の鏡です。
たまにぐちゃぐちゃになってしまっても、“片付けたくなる部屋”でありさえすれば、どんなことにもくじけない安定した自分自身を保つことができるはず。
ぜひ今回の記事を参考に、あなただけの“片付けたくなる部屋”を作り上げてみてくださいね。
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