美人の条件から外れようとしていた
そこから15年。美人とブスの間で揺れ動いた私は、立派なフェミニストになりました。私は「男の求めに応じて美人を目指すなんてアホらしい」と提唱するひとりで、実際去年くらいまで眉毛以外一切手をつけず、すっぴんで生きていました。当然、モテません。
しかし当方は肉食女子。口説かれなくても口説くことで、これまで恋愛や結婚をしてきたのです。ですからいくら婚活コラムに「気を利かせよう、身だしなみに気を使おう、それが美人の条件です」と書かれても、いまいち呑み込めない自分がいました。
だって、外見に気を使ったり、気が利く男向けの美人じゃなくても口説けるじゃん。そして口説けばいくばくかの男は落ちるじゃん、と。
けれど、違ったのです。
美人の条件は、美しくあろうと決めること
あるとき、はたと気づきました。外見に気を使ったり、気を配ることで気持ちよくなるのは男性だけではないと。考えてみたら、ボサボサの髪で死ぬ気で働いている上司より、毎日ビシっと決めて凛とした人間のもとで働きたいよなと。美人の条件とは、造形でも気配りでもなく生きざまで「美しくあろう」と決める勇気でした。
それから私は、モード系に寄りすぎていたファッションをやめました。慣れないoggiやBAILAを読み、オフィスでも万全のコーディネートを模索しました。何年ものハンデを背負って美を探し始めたもので、最初はアイライナーがおでこの宇宙空間へ伸び、正しい姿勢を目指しすぎて背筋を傷めました。それでもありがたいことに顔出しイベントでお声をかけていただけるようになり、部下が生き生きとするようになり。「美しくあろう」とすることは楽ではないけれど、恋愛以外でもプラスになっています。
こんなにいろいろうまく行くなら、美しい生きざまをもっと早く目指してもよかった。そんな思いから、今日は筆を執りました。もしあなたが「男に媚びるための美人なんて目指したくない」と思うなら、本当にその通りです。
でも美しい生きざまを目指すことは、仕事や私生活、何なら健康においてもプラスとなります。美人の条件とは、美しい生きざまを目指す覚悟。昨年からは、そう痛感しています。
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