生涯独身でいいや、と思ったきっかけ
機械メーカーに勤める綾香さん(仮名・39歳)は、約10年前に生涯独身を決意したそうです。当時の綾香さんは29歳、周囲は婚活をしていた時期の決断に反対も多かったそう。それでも生涯独身でいたいと決意したのは、意外なきっかけでした。
「私も28歳くらいまでは一人で死にたくない、子どもがほしい! と結婚に焦っていたんです。でもあるとき会社の研修でファイナンシャルプランナーと生涯設計を立てたんですね。そこで教えてもらったんですけど、結婚しても旦那さんって自分より早く亡くなっちゃうんです。子どもがいたって、親を介護するような時代でもないし。どうせ結婚しても私を看取る人はいないんだ! と思ったら、生涯独身でいいやってふっきれちゃって」
生涯独身を決めた綾香さんは、そこから投資を始めます。なるべくギャンブル要素がなく堅実な投資をこころがけ、もともと勉強家だったのもあって資産は順調に増やせているそう。
生涯独身で何が不安か、考えてみて
綾香さんはこう語ります。
「貯金が1,000万を超えたあたりで、ふっと楽になりましたね。ああ、私の結婚欲ってお金の不安だったんだなって。もちろん老後資金には足りてないのでまだまだですけど、それでも手元に1,000万あると安心する。生涯独身でもいいや、と思えたんですね。それから彼氏がいたこともありますけど、結婚は考えてないです。好きな時間に仕事ができたり、外で遊べる喜びに比べたら結婚はもういいかなと」生涯独身を決意した綾香さんは、結婚への焦りを「お金の問題」と結論づけています。あなたはどうでしょうか。なぜ結婚したいのか、なぜ「結婚しなきゃ」と思っているのでしょうか。
それは本当に結婚で片付けるべき問題なのでしょうか? 結婚しても35%が離婚する時代だからこそさまざまな焦りを結婚で一掃しようとせず、不安の正体へ向き合ってみませんか。
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(1)生涯独身の可能性はあると思う?