【ラブホスタッフの上野さん】女性はなぜ「可愛くなりたい」と思うのでしょうか?

女性の可愛くなりたくて服装選びに気をつけたり、メイク法を研究したりという「可愛さ」への執着が異常に感じます。

彼氏や好きな人だけではなく、世の中の男性に対して可愛くみせようとしているように思いますが、なぜそこまで執着するのでしょうか?

知らない男性に可愛いと思われて嬉しいのでしょうか?

(27歳/男性/会社員)

【回答】

ご質問誠に有難う御座います。

大田垣蓮月(おおたがき れんげつ)という女性をご存知でしょうか? 大田垣蓮月は江戸時代に活躍した陶芸家で御座います。

陶芸家としての活躍やエピソードにも事欠かないか蓮月で御座いますが、今回は彼女が陶芸家になる際に行った”ある行動”についてお話をさせて頂ければと思います。

さて、武家の家に生まれた蓮月は生後10日で養子に出されてしまいますが、元気で活発な美女として成長をしました。

しかし彼女は恋愛にはあまり恵まれなかったと言わざるを得ません。

10代で結婚をした蓮月は3人の子供を儲けますが、その3人ともが幼くして亡くなります。さらに旦那も若くして亡くなってしまい彼女は25歳にして1人になってしまいました。

その後、別の男性と再婚をし子供を1人儲けますが、またしても子供な幼くして亡くなり、旦那にも先立たれてしまいます。

何度も何度も辛い別れを繰り返した彼女は尼になることを決意するのですが、彼女はこの時に常人では考えられないある行動を取ったのです。

私が知る限り、蓮月以外にこの行動を取った女性は他におりません。もちろん、私が知らないだけで他にもこの行動をした女性はいらっしゃることと思いますが、極めて稀な行動であるのは間違いないでしょう。

その行動とは「顔を醜くするための整形」で御座います。蓮月は非常に美しい女性として有名だったのですが、そのせいで来客が多く困っておりました。

彼女が生きていたのが現代よりも男尊女卑が顕著で、性に奔放だった江戸時代であることを考えると来客はかなり問題のある来客であったことでしょう。

彼女は陶芸の仕事に集中するためにも来客を減らさなくてはならないと考え自分の顔を整形したのです。

整形と言っても江戸時代の話で御座いますので、自らの前歯を抜くという強引なもので御座いました。

結果として来客が減ったかどうかは分かりませんが、ブスになるために前歯を抜くと言う常人では考えられない動機と行動でしょう。

男女問わず、容姿は良いに越したことがありません。

もちろん、容姿が良かったばっかりに不幸な目に遭ってしまう方も少なからずこの世界にはいらっしゃいます。

ですが、蓮月のように醜くなることを目的に整形をした方の話を聞いたことがないことからも圧倒的に美男美女の方が得なのは間違いないでしょう。

【回答】

「隣の芝は青い」では御座いません。

容姿が良い人には良い人なりの苦労があるということを否定するつもりは御座いませんが、それは高年収の方が「累進課税でキツイわー」と言っているようなものなのです。

美男美女であることのメリットは多岐に渡りますが、やはりお金の話は分かりやすいでしょう。

例えば美女は普通の女性と比較して、生涯年収ベースで約1500万円ほど収入が多くなるという研究が御座います。さらに顔が悪い方と比較すると2000万円を超える差が生まれてしまうのです。

収入の面だけを見ても、綺麗になることのメリットは計り知れません。女性が生涯で化粧品に使うお金は平均で500万円ほどになるそうですが、美人になれば生涯収入が1500万円増えると考えれば非常に安い投資でしょう。

無論1500万円の他にも「配偶者の選択肢が増える」「日常生活で便宜を図ってもらいやすくなる」等々のメリットも御座います。

様々な問題も御座いますので安易に推奨することは出来ませんが、整形に1000万円ほど費やしても採算は合うのかもしれません。

このように女性が可愛くなるために必死になるのは、経済的観点から考えても極めて合理的な選択であると言えるでしょう。

【回答】

武器商人の仕事

私はラブホテルで働いておりますが、ラブホテル産業は非常に利益率の高い産業であると言えるでしょう。

その理由を一言でまとめることは出来ませんが、非常に重要なポイントとして「広告費」が挙げられます。ラブホテル産業は他の産業と比較して、圧倒的に広告費が安いのです。

そもそもラブホテルは産業の性質上、基本的にテレビなどの大手媒体からは広告NGを受けてしまい、広告を出すことが出来ません。

私が以前「タクシーで来店される方が多いので、タクシー内広告を出せば効果があるのでは?」と考えてタクシー内広告への出稿を検討しましたが、残念ながらアポすら取れませんでした。

このようにラブホテルは広告の規制が非常に多いため、広告の過当競争が起こりにくいのです。

さて、ラブホテル産業は幸運にもこういった広告の過当競争に巻き込まれずに済みましたが、世の中の多くの業界ではこのような広告の過当競争が起こってしまっていると言えるでしょう。

特に美容関係はその傾向が顕著で御座います。

資生堂のTSUBAKIは発売から1年で50億円もの広告費を投入したと言われていますが、この例は極端だとしても、過当競争が起きた業界の広告費は高騰する傾向があると言えるでしょう。

A社が100万円分の広告を出せば、B社は150万円分の広告を出す。それを見てA社は200万円分の広告費を出すというように泥沼の競争が始まってしまうのです。

ここで注意をしなければならない点として、A社とB社は必ずしも儲けたいと思って広告を出しているという訳ではないという点でしょう。

もちろん儲けたいという気持ちが全くないとは申しません。しかしそれと同じかそれ以上に「潰れたくない」という感情がそこにはあるのです。

ここで広告費を出し渋っていたら、敵対企業に全ての顧客を奪われてしまうのではないか。そんな不安こそが人を泥沼の消耗戦へと引き釣りこむのでしょう。

おそらくは女性の化粧もまた、このような泥沼の消耗戦が発生しております。化粧をして美しくなることが、その女性にとって利のあることであることは間違い御座いません。

しかしそれは言い換えれば「美しくないことは、その女性にとって損である」ということに他ならないのです。

武器商人の仕事

今回、ご質問者様は「知らない男に可愛いと思われたいのか?」とお考えのようですが、女性の化粧にその側面が全くないとは申しません。

たとえ相手が知らない人であったとしても、綺麗であることは圧倒的に得であることは明白でしょう。

また人の視線など関係なく、単純に「自分が楽しから」という理由で化粧を楽しんでいる方がいらっしゃることもまた間違い御座いません。

しかし、女性がこれほどまでに綺麗になることに対して執着心を燃やしているのは、そこに「恐怖」が存在するからなので御座います。

「可愛い」と思われたいのではなく「可愛くない」と思われたくない。
「綺麗」と思われたいのではなく「ブサイク」と思われたくない。
「化粧をしている」と思われたいのではなく「マナーがなってない」と思われたくない。

人を動かすのはいつだって快楽と恐怖の2つ。

しかし大変失礼では御座いますが、美人であると評価されて得をしたことが経験が1度も無さそうな女性も化粧に対して執着をしていることからも、快楽だけで化粧をしているとは到底思えません。

圧倒的に恐怖なのです。可愛いと言われて得をしたいから化粧をしているのでは御座いません。

ブスだと言われ、怠惰だと言われ、マナーがなってないと言われることへの恐怖こそが、2兆円にもなる化粧品産業を生み出しているので御座います。

Written by ラブホスタッフ 上野

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