「いただいた」「頂いた」「戴いた」の意味と適切な使い方を紹介!

「いただいた」という言葉は、日常よく耳にする言葉です。普段なんとなく言葉にしている人も多いことでしょう。ただ、この言葉には様々な漢字をあてがうことができます。「いただいた」「頂いた」「戴いた」は、それぞれどのような使い方をすべきなのでしょうか?

本記事では、気になる「いただいた」の意味や適切な使い方を紹介していきます。

「いただいた」「頂いた」「戴いた」の意味と適切な使い方を紹介!

「いただいた」の意味・使い方・例文

まず“ひらがな”で表記する「いただく」「いただいた」は補助動詞として使う場合です。「いただく」「いただいた」は、自分よりも上の者を敬って迎える「〜をしてもらう」「〜してもらった」という意味の謙譲語になります。

例文としては、

「本日はお越しいただき、誠にありがとうございます」
「ご覧いただきましてありがとうございます」
「その日は欠席させていただきます」などです。

「来る(お越しになる)」「見る(ご覧になる)」などの動詞に付属して「いただく」と使う場合は、漢字表記するのではなく“ひらがな”で表記するのが適切です。

「頂いた」の意味・使い方・例文

ひらがなの「いただく」「いただいた」ではなく漢字の「頂く」「頂いた」は、「飲む」「食べる」などの動詞の謙譲語、「もらう」の謙譲語として使います。

例文としては、

「取引先のお客さんと一緒にディナーを頂きました」
「ワインを美味しく頂きました」
「先輩から旅行のお土産を頂きました」などです。

「飲む」や「食べる」の謙譲語として相手を敬って表現する場合と、「お酒は強くはないですが、少しは頂きます」など、自分をへり下る場合、また「もらう」の謙譲語の意味としても使われます。

稀に、来客にケーキをすすめる際「どうぞケーキを頂いてください」と使う人もいますが、この場合は「どうぞケーキをお召し上がりください」なので間違えないように。

「いただいた」「頂いた」「戴いた」の意味と適切な使い方を紹介!

「戴いた」の意味・使い方・例文

そして「戴いた」。

「頂いた」は常用漢字ですが、「戴いた」は常用外漢字の為、あまり使われることはありませんが、”有り難く受け取る”、”貰う”の謙譲語の意味があります。特に敬意を表すべき相手の場合は「戴いた」と表記します。 

例文としては、

「上司から結構な引越し祝いを戴きました」
「憧れていた有名人にサインを戴いた」
「お歳暮を戴いた」などです。

「頂く」と「戴く」の違いとしては、「頂く」は目に見えるもの・見えないもの両方に対して使い、「戴く」は目に見えるものに対して使うそうです。なので、時間など目に見えないものをもらう場合には「戴く」ではなく「頂く」になります。

また、敬意の大きさ。「頂く」よりも「戴く」の方がより丁寧で相手を敬う時に使われるそうです。

<参考元>
頂くと戴くの違いとは? 意味や使い分けも|国語力アップで人生豊かに
https://kokugoryokuup.com/itadaku-difference/

「いただいた」「頂いた」「戴いた」の意味と適切な使い方を紹介!

覚えておきたい! 「いただいた」の類語

次によくビジネス会話にも出てくる、「いただいた」の類語の「賜った」の使い方について紹介します。 

「賜った」も「いただいた」の意味を持っていますが、もっと細かく説明するのなら“自分よりも身分の高い相手のおかげで物や恩恵を手に入れることができた(貰った)” の意味になります。

「賜る」と「いただいた」の違いとしては、対象が自分だけか否か。

「賜る」の場合は、あくまでも「自分だけ」が「なにかを貰う」「なにかをして貰う」ことの対象になるのに対し、「いただく」はそれ以外も含みます。つまり自分以外の誰かに対しても、「なにかを貰う」「なにかをして貰う」という場合には「いただく」を使います。

<参考元>
Tap-biz 「賜る」の使い方と例文・敬語の種類・賜るの別の敬語表現
https://tap-biz.jp/business/honorific/1039966

覚えておきたい! 「させていただく」は正しいの?

日常会話で頻出する「させていただく」という言葉。「これって正しいの?」と疑問に思いながらも、ビジネスシーンなどで間違った「させていただく」を使っている人もいるのではないでしょうか?

「させていただく」は「させてもらう」の謙譲語なので、言葉としては存在します。どういう時に使うかといえば

◎相手側や第三者の許可を受けて行う場合
◎そのことで自分が恩恵を受ける事実や気持ちがある場合

<参考元>
マナラボ 「させていただく」の正しい使い方 注意点と例文
https://docoic.com/714

この点を満たす場合「させていただく」を使います。

例えば、
「コメントは差し控えさせていただきます」
「出席させていただきます」
「早退させていただけますか」
「お祝いの言葉とさせていただきます」

などの「させていただく」は使い方としては正しいです。

よくビイネスシーンなどで「拝見させていただきます」を使っている人もいますが、これは二重敬語となり正しくは「拝見します」です。

「させていただく」は使い方次第では間違いになるので、分からないのなら無理に「させていただく」を使うのではなく、他の言い回しを使った方がいいかもしれません。

「いただいた」「頂いた」「戴いた」の意味と適切な使い方を紹介!

場面ごとに使い分けてみよう

同じ”いただいた”という言葉でも、あてがう漢字によって様々な意味が生じます。知った知識を活かして、場面ごとに使い分けてみましょう!

 

 

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