【ラブホスタッフの上野さん】得意料理がありません

得意料理がありません。私は料理が苦手です。

男性から「得意料理は何?」と聞かれても話せることがなく、会話が終了してしまいます。

やはり料理上手な女性のほうが好かれるのでしょうか。

(25歳/女性/アパレル/東京)

【回答】

ご質問誠に有難う御座います。

ニューヨークヒルトン・ミッドタウンというホテルをご存知でしょうか?

ニューヨークヒルトン・ミッドタウンは客室数2000を超えるニューヨークで最も大きなホテルの一つ。

日本でもヒルトン東京などを運営するヒルトングループの運営するホテルで御座います。

ヒルトンは1泊何百万というお部屋を武器にして戦う超高級ホテルでは御座いませんが、それでも1泊2~3万円はする高級ホテルで御座います。

その高級ホテルの基幹店の一つ、ニューヨークヒルトンでは2013年にある取り組みがされたことで話題になりました。

高級ホテルならば絶対にある「とあるサービス」を廃止にしたので御座います。

そのサービスとはルームサービス。

お部屋から出ることなく食事を済ませることのできるルームサービスは高級ホテルでは必須のサービスであったでしょう。

しかしヒルトンはそのサービスを廃止してしまったのです。それは一体何故でしょうか?

【ラブホスタッフの上野さん】得意料理がありません

プール付きのホテル

あたかも深い理由があるかのような前振りをさせて頂きましたが、ヒルトンがルームサービスを廃止した理由は至ってシンプルで御座います。

採算が合わないから廃止にしただけで御座います。

皆様もご存知の通り、ルームサービスは一般的に割高な商品となっていますが、それは何もぼったくり価格を提示させて頂いているわけでは御座いません。

ルームサービスは「コック」に加えて「配膳人」「回収人」が必要なため人件費が通常の何倍にも膨れ上がります。

それだけなら良いのですがルームサービスはご注文の時間が読めません。深夜3時にオーダーがくることもあれば、ランチタイムにオーダーが入ることもある。

この需要に答えるためにはキッチンを24時間体制で稼働させ続けなければなりません。その人件費と光熱費も考慮する必要があるでしょう。

そしてこれが決定的な理由なのですが、ルームサービスは注文の絶対数が極めて少ないのです。

例えば1日に1件しかオーダーがなければ24時間分の人件費と光熱費と材料費を、その1件のオーダーで賄わなければなりません。これは現実的に不可能でしょう。

このような事情もあり、ヒルトンはルームサービスを廃止にすることを決定致しました。

しかし、赤字部門とは言え、ヒルトンがルームサービスを廃止することを決定したことは勇気のいる決断だったことでしょう。

ここでホテル業界の格言を一つご紹介させて頂きます。

「プール付きのホテルでも、プールを利用するお客様はほとんどいない。だけどプールに入らない人もプール付きのホテルを望むんだ。」

【ラブホスタッフの上野さん】得意料理がありません

男は料理に興味がない

そもそも男性は女性と比べて料理の味に関心が高くありません。

味を判断する味蕾(みらい)と呼ばれる器官の数も女性の方が多いことからも分かるように、極端に言えば男性は味が分からないのです。

先日仕事で赤坂に行ったのですが、高給取りの多い赤坂でも吉野家は満席で御座いました。しかもお客様は男性だけ。

赤坂には吉野家以外にもたくさんの料理店があり、そちらには多くの女性客がいるにも関わらず、吉野家には男性のお客様しかいなかったのです。

男性にとって食事は「栄養補給」という側面が非常に大きいのです。

もちろん男性の中にも美味しんぼの山岡さんのように味にうるさい人もいらっしゃいますが、多くの男性は味にそこまで興味がありません。

男性がデートの時にお店選びに困るのは、自分が食事に興味がないから、という理由も大きいのです。

「腹が満たされれば何でもいい」という男性にとって「美味しいものを食べたい」という女性のニーズを満たすのは困難なことであると言えるでしょう。

恋愛の格言に「男性の胃袋を掴め!」という言葉が御座いますが、男性の胃袋を掴むのは決して美味しい食事では御座いません。

重要なのは美味しいことではなく、いかに手早く栄養補給が出来るか、ということ。

より具体的に言えば「自分で用意をしなくてもご飯が出てくる」ということが重要であった時代の格言であると言えるでしょう。

年収数千万の男が吉野家に行くのは値段でも味でもなく、最も短時間で食欲を満たせるお店だからなので御座います。

それでは何故男性は「料理が得意な女性が良い」と言うのでしょうか?

これは高級ホテルのプールと変わりません。お客様はいつだって使いもしないのにプールがあるホテルを望むのです。

どうせプールには入らないのですから、24時間365日点検中にしていたって彼らはロクに気が付きません。

「プール付きのホテル」という肩書きが重要なのであって、プール自体はそこまで重要ではないのです。

「料理が得意な女性が良い」という言葉もこれと同じでしょう。料理が上手かろうが下手だろうが、男性は基本的に気が付きません。

男性が欲しているのは料理スキルではなく「料理が得意な女性」という肩書きなのです。

もちろん料理スキルが高いことがマイナスポイントになることはないので、料理の腕を磨いても良いのですが、そのスキルに気がつくのは山岡さんのような一部の男性に限られます。

多くの男性は女性が必死に磨いたスキルに気がつきません。

【ラブホスタッフの上野さん】得意料理がありません

「料理スキル」より「料理してる感」

男性から「得意料理は何ですか?」と聞かれた場合、その男性が何を求めているのかを考える必要があるでしょう。

もしも本当に味にうるさい男性であったなら、残念ながらご質問者様はその男性と恋愛することは困難かも知れません。

仮に付き合っても、食事のことであれこれグダグダ言われるでしょうから、避けたほうが無難で御座います。

しかし多くの男性はご質問者様の得意料理を知りたい訳でも、ご質問者様の料理スキルを知りたいわけでもなく、肩書きが欲しいだけなのです。

どうせ実際に手料理を振る舞う機会なんてそうそうありませんので、その男性を安心させるために「肉じゃがが得意です」と嘘を言っても良いですが、基本的には「自炊はしていますけど、これと言った得意料理はないです」と答えておけば問題ありません。

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