【男の本音】初デートで割り勘にする男子の心理とは【ひとみしょうの男って実は】

ある程度、女子の気持ちを知っている男はデート代を割り勘にしないというのは、この世の真理です。「水は高いところから低いところにしか流れない」というのと同じくらい、この世における真理らしい真理です。

男にご馳走してもらったことによって、自分がその男にとって価値のある存在だと認識する――このような女性心理を知っている男は、デート代を割り勘になどしないのです。

自分を価値ある存在と認識した女子は俺の前で裸になってくれやすい。だから割り勘ではなく全額俺が払う。こういう男の計算がないとは言わないけれど、でも相手を「価値ある存在」として認める、とか、相手の価値を金銭という「目に見える分かりやすい形で表現する」というのは、人間関係においてすごく大切なことだし、ある意味ではマナーでもあるのだから。

とは言うものの、今の時代、初デートの時割り勘にしちゃう男子が多い(らしい)ということで、今回は、初デートにおいて割り勘にする男子の本音について、一緒に見ていきたいと思います。

分かっちゃいるけどマジでお金がない

分かっちゃいるけどマジでお金がない

初デートの時に割り勘にする男子の本音の1つは、「割り勘にしない方がいいのは分かっているけど、でもマジでお金がない」です。このコラムは、大学生と社会人の両方が読んでくださっているそうなので、両方について言及しておきましょうか。

まず大学生は……昔と違って、文部科学省の管理が厳しくなっています。なので、授業への出席がマストになっています。去年までは全15回の授業のうち、2/3以上出席していればOKだったものが、今年(2019年)は、大学側はそうは言わなくなりました。授業は全部出るのが当たり前であって、何回休んでもOKなのか、などという基準はありません、というのが大学側の意見です。まあ、実際には2/3以上出席していればいいと思うのですが。

なので、今の大学生はバイトする時間がない。昔はバイトの片手間に授業に出ていればよかったんですけどね(大学や学部などによる。些末なことは、まるっと無視して書いています)。

社会人も同じです。昔に比べて細かな仕事が増えた割に、お給料が上がらない(少ない)。

だから男子はデート代がありません。デート代どころか、女友達と遊び、女という生き物を生身で知る経験をするお金にも事欠いています。そういう「皺寄せ」が全部、女子のところにいきます。すなわち「初デートで割り勘にされたのですが」みたいな女子からの相談が増えます。

これは男の本音がどうとか、男として初デートで割り勘にするのはどうなのか、ということ以前に、社会のあり方に問題があるのですよ。

だってそうでしょ? 大学がなぜ過度に学生を管理するようになったのか、会社で些末な雑事が増えたのはなぜか、を考えた時、それはあなたのせいではないし、彼のせいでもないんですよ。社会のあり方が間違っているから、というのが答えです。社会のあり方に立ち向かう能力と気力のない男子は、初デートで割り勘にするしかないのです。

お金を持っているのに割り勘にする男の本音とは

お金を持っているのに割り勘にする男の本音とは

ヤバいのはここからで、お金を持っているにも関わらず、初デートで割り勘にする男! こいつはちょっと、男の風上に置いておけない存在です。

こういう男の趣味は、大抵貯金です。割と普通のスーツを着ている彼は、実は着ているそのスーツと礼服用のスーツしか持っていません。スーツを買うくらいなら貯金したいと彼は考えるからです。つまり彼は、変に合理的な考え方をする男なのです。

だから、初デートという「この先、この彼女とどうなるのか全く分からない状態」において、極力出費を抑えようとします。分からない未来に彼は投資したくないのです。変に合理主義者だから。だから割り勘なのです。

これも「社会がよくない」という方面から説明できます。

初デートが割り勘の「ケチな(!)」男は、小学生の頃から合理的に生きてきました。試験勉強は、試験に合格する程度にやっておけばOKで、例えば学問的な知的好奇心を満たすほど勉強したところで誰からも評価されないので、そういうことは非合理的な行為だと彼は思ってきました。
大学受験も、大学生活も、就活も、全て合理的にやってきました。なぜなら、大人たちが合理的であることを、彼に要請しているからです。

その合理的な彼の思考は、恋愛を例外にしません。恋愛もおいてももれなく、彼の合理的精神は発揮されます。だから、あなたが「初デートで割り勘にされたのですが」などと、知らない人に恋愛相談をしなくちゃいけないハメになるのです。

「人の気持ち」を知っている男を探すしかないです

「人の気持ち」を知っている男を探すしかないです

昔は、といっても、ほんの10年20年くらい前までは、男は「お金がないと女子にモテない」と思って、必死になってバイトしたり仕事したりしてお金を稼いできました。

今の初デートで割り勘にする男子に、そういう必死さがないというのは、彼らが賢いからです。どんなに必死になってバイトしても(仕事しても)しなくても、稼げる金額に大差ないというのを、彼らは知っているのです。
あるいは、今バイトするくらいなら、今貧乏して勉強して大学院に行って、5年後に初任給の高い会社に入ろうなどと「計算できる頭脳」を持っているからです。

女子もきっと似たようなものでしょ? 女子学生だってお金を持ってないでしょ? 大学の授業とバイトを両立させて(社会人なら仕事と副業のバイトを両立させて)効率よくお金を稼ごうと思ったところで、そんなバイト、あんまりないですよね。だからある種の女子は、リスクを承知でガールズバーとかキャバクラなどのグレーゾーンのバイトをするわけでしょ?

わたしたちを過度に管理する社会の流れはこれからも止まらないでしょうから、今後も、初デートで割り勘にする男子と、それに対して哀しい思いをする女子が増えると思います。

どうすればいいんでしょうね?

ひとつには、社会の構造の裏をかくかのごとく、ガッツがあるヤンチャな男子と付き合うことですよ。どのような時代であっても、社会に迎合(げいごう)することなく、地に足をつけて自分の人生を堂々と生きている男がいるものです。

そういう男子はきっと、初デートで割り勘にしないはずです。なぜなら彼は「人の気持ち」を知っているからです。人の気持ちというのはあなたの気持ちであり、女全般の気持ちであり、はたまた男の気持ちです。

つまり人を見る目を持っている男は、昔も今も、女子が哀しくなるようなことや、女子に恥をかかせるようなことをしないのです。

Written by ひとみしょう

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