【ラブホスタッフの上野さん】友達以上恋人未満のままでいるのは難しいことでしょうか?

過去の恋愛に疲れて、今は恋人を作らずに恋愛を休んでいます。そんな時に知り合ってから7年くらいになる男友達から告白をされました。

彼とはほぼ毎週のように趣味のゲームで遊ぶくらい仲がよかったんですけど、私が恋人を作る気がない事も話していたのにも関わらずの告白にとても驚きました。

彼からの告白は友達のままがいいと言って断ったのですが「自分は他の人よりも真面目に働いているんだから、楽しいことやいいことが1つや2つあってもいいはずだ」と言って何日もしつこく連絡をしてきます。

出会いがほしいなら協力してあげようと思い色々とアドバイスをしても「自然な出会いがいい」とかそんな事しか言ってきません。

彼とはいい友達でいたいけど、やっぱり友達以上恋人未満の関係を維持するのは難しいことなんでしょうか?

(23歳/女性(独身)/神奈川県/接客業)

【回答】

【ラブホスタッフの上野さん】友達以上恋人未満のままでいるのは難しいことでしょうか?

ご質問誠に有難うございます。

アナタハンの女王事件という事件をご存知でしょうか?

アナタハンの女王事件とは、第二次世界大戦中に色々とあって男性32人女性1人の33人がアナタハン島に取り残され、その後5年ほど共同生活をした事件で御座います。

皆様の御察しの通り、この5年間の間に1人の女性を巡り、男性たちが殺し合いを始めました。最終的な死者は13名(行方不明者を含む)

このうち9名は女性を巡った殺人ではなく、無人島の過酷な生活に耐えられなくて過労死をしたとされていますが、いずれにしても複数の死者を出す殺人事件に発展したのは間違いありません。

さて、この事件が起きた原因でございますが、端的に言って女性が1人しかいなかったことでしょう。

32人の男性がたった1人の女性を自分のものにしようとして命をかけて争ったわけなのですが、文献を読む限り、本土に生還してからこの女性をものにしようと画策した男の話は聞きません。

また大変失礼な話ではございますが、当時の記録を見るかぎり、この女性が格別の美人だったというわけではないようです。

ようするに32人の男性はこの女性の人間性や美貌に惚れていたわけではなく、単純に「唯一の女」だったからこそこの女性を奪い合っていたのでしょう。

つまりこの女性が無人島で男性から求められていたのは「女である」というただそれだけの理由であり、それ以外の理由は存在しないのです。

ある意味で元祖「オタサーの姫」みたいな状況だったのでしょう。

ただオタサーと違い、そこにいた男たちが血気盛んな軍人であったということがこの事件を生み出す原因になってしまったのです。

この女性の人格や美貌など関係ございません。

善良な女性だったかも知れませんし、魔性の女だったのかも知れません。しかし、彼女の人格など、どうでもいい話でしょう。

その場に女性が1人しかいなければ、女性の人格や美貌がどうあれ、男性から性的に求められる存在になってしまうのです。

お腹が減っている時に、店が1つしかなければ味やお金に関係なく、そのお店に入るのと同じでしょう。

選択肢が1つしかなければ、その選択肢の良し悪しなど関係なく、人はその選択肢を選ぶのです。

余裕がある男女だけが友達以上恋人未満の関係でいられる

【ラブホスタッフの上野さん】友達以上恋人未満のままでいるのは難しいことでしょうか?

それでは今回のご質問に戻りましょう。

まず断言させて頂きますがこの男性はまずモテません。

大の大人が「自分は他の人よりも真面目に働いているんだから、楽しいことやいいことが1つや2つあってもいいはずだ」という小学生みたいな言い訳をしている時点で性格的にモテるはずがありませんし、この言い訳を意訳すれば「自分には楽しいこともいいこともない」という意味になるでしょう。

つまり「なんでこんなに頑張っているのにモテないんだろう」という意味。彼がモテないのは彼の発言からして間違いありません。

そんな彼にとって、ご質問者様は唯一の女性だったのではないでしょうか。

彼は現代日本の本州でアナタハン島みたいな状況に陥っているのです。

そんな状況に陥っている人間に「友達以上恋人未満の関係」を提案するのは非常に難しいと言わざるを得ません。

男女の友情が成立するためには、お互いがそれなりにモテてなくてはいけないのです。

特に男性側がモテていなければ、相手の女性は1人の人間である前に1人の女として見られてしまうので男女の友情は成立しません。

女友達を必要とするのは、恋人という性的な面が満たされている男性だけ。

もちろんそもそも性欲が皆無であったり、彼女がいないにしてもそれなりにモテている男性は性的な面が満たされていると言えますが、今回の男性はそのどちらでもない様子。

そんな状況では友情どうこうの前にまず本能的な欲求を満たすことが優先されるのです。

彼にとってはご質問者様の人格や顔などあまり重要ではなく、ただ性の対象になり得るかなり得ないか、つまりオスかメスかという価値観によって判断されてしまっていると言えるでしょう。

ここでご質問者様はこう思ったかもしれません。

「それなら女友達を紹介するという提案を彼がなぜ断ったのか?」と。

これは極限状態の人間の心理を理解しなければなりません。

たとえば先ほどのアナタハン島で「本土に帰ったら、女性を紹介してあげるわよ」と言ったとして、あの女性は性の対象になることを避けられたでしょうか?

残念ながら絶対に避けることは不可能だったでしょう。

何故ならばそんな先の話を考えることができるのは、余裕がある人間だけだからでございます。

餓死しそうな人間にマックのクーポンを渡すようなものでしょう。

残念ながらマックのクーポンは食べられません。

追い詰められている人間は何をおいても今この瞬間。

超短期的な利益にしか反応しないのです。

ご質問者様は映画でこんなシーンを見たことがないでしょうか?

犯人の人質になった金持ちが「俺を助けろ! 俺は社長だ! 今ここで見逃したら、後で1億ドルやる!」的なことを言っている場面。

そんな金持ちが映画でその後どうなるかは火を見るよりも明らかでしょう。

追い詰められた人間は後の1億ドルより、目の前の100ドルを欲するのです。

「友達を紹介する」という「後の利益」で交渉することはできません。

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