婚約指輪のお返しは必要?
長いお付き合いをしていざ結婚という時に、婚約指輪をくれる人とくれない人とがいます。
婚約指輪はもらえるのが当然という人には、くれない人がいるというのは驚きでしょう。
いずれにしろ、婚約指輪をもらうことになった時、お返しはどうすればいいのでしょうか。
ここでは、婚約指輪をもらった時にお返しをするという体で話を進めていきます。
その前に、そもそも婚約指輪はどのぐらいの割合の女性がもらっているのかを見ていきましょう。
結婚指輪をもらう女性の割合とは?
まずは結婚情報雑誌として有名なゼクシィが調べた、婚約指輪をもらっている女性の割合について紹介します。
女性が欲しいと言ったのか、男性が買ってあげたいと思ったのかは定かではありませんが、婚約指輪を記念として購入してあげた男性というのは、70.5%です(2019年調べ)。
そのうち、婚約指輪を受け取ったのが、およそ63%となっています。
購入した数字よりもらった人が少ないのは、一体何があったのか? と思いますよね。
いずれにしろ、問題がなければ婚約指輪は70%近くの女性が受け取ることができるということです。
<参考元> 女性はやっぱり求めてる! 婚約指輪の必要性|結婚指輪・婚約指輪|ゼクシィ
婚約指輪のお返しの品ランキング5選
ゼクシィの調べでは、63%ほどの女性が婚約指輪を受け取っています。
彼女たち全員がお返しをしたのかは分かりません。
指輪をもらった後にお返しをした人の中から、どのようなお返しをしたのかを5つご紹介します。
もしもあなたが婚約指輪をもらい、相手にお返しをしたいと思ったならば、これら商品を参考にお互いにとって良いものを選びましょう。
婚約指輪のお返しの品ランキング1位:時計
婚約指輪の値段に対してそれ相当のものか、一緒に身につけられる腕時計などを購入してみるのはいかがでしょう。
まったく使わないものよりは、日頃使えるものの方が無駄にならずに済みます。
また、日頃愛用できるもののほうが、お返し感が薄れていいでしょう。
婚約指輪のお返しの品ランキング2位:財布
お財布も腕時計同様におすすめのお返しの品です。
相手がどのような財布が好みなのかを聞いて、お返しの意を込めて購入してみてはいかがでしょう。
お財布は頻繁に使うものなので、かなり好みが反映されるアイテムです。
できればお返しがしたいからと言って相手を誘い、好みの素材、色、デザインのお財布を一緒に選びに行くといいでしょう。
婚約指輪のお返しの品ランキング3位:スーツ
人によっては何着あっても困らないスーツは、お返しとしてもおすすめです。
ビジネスマンの方で、スーツを頻繁に使う人なら、普段使いのものをプレゼントされてみてはいかがでしょう。
もしも彼が今後の結納、冠婚葬祭に使えるスーツがない場合は、高級なものを一着、あなた好みのものを選んであげてもいいでしょう。
婚約指輪のお返しの品ランキング4位:ネクタイピン
他のお返しアイテムから比べると価格が安くなりますが、上記のものをすでに持っている相手なら、おしゃれなネクタイピンをプレゼントしてあげてはいかがでしょう。
ビジネスマンの方なら、ネクタイピンを使うことも多いでしょう。
相手の持っているネクタイにあったものを選んであげるか、ユニークな一品を選んであげるのも、婚約指輪という特別なもののお返しの気持ちが伝わっておすすめです。
婚約指輪のお返しの品ランキング5位:その他
上記でご紹介した4つのお返しの品のほかに、婚約指輪を受け取った時のお返しとしておすすめのアイテムを、さらに6つご紹介します。
指輪をもらって終わりでも全く問題ありませんが、相手の気持ちを嬉しく感じたならば、その気持ちを素直にお返しにして表現するというのも、これから始まる結婚生活を安泰にするものとなるでしょう。
1:鞄・バッグ
彼が持っているスーツなどに合わせて、鞄・バッグなどのアイテムをプレゼントしてみてはいかがでしょう。
営業の方なら、鞄・バッグは書類入れとして出先に向かう時には必需品です。
普段使いではない鞄・バッグを検討する場合は、彼がもっている高級ブランドのスーツに合わせて買うとよいでしょう。
なるべくブランドを揃えるか、統一感のある鞄・バッグをプレゼントしましょう。
2:カフスボタン
冠婚葬祭の時などに使えるカフスボタンをプレゼントされてはいかがでしょう。
日本では一般的にカフスボタンと呼びますが、海外ではリンクスという名前で、アクセサリーとしておしゃれをしたい時に使うアイテムの1つです。
最近ではカフスボタンを見る機会は少ないですが、留め金式、チェーン式など留め方もいろいろあり、1つあるとかなりおしゃれ感がアップするアイテムです。
3:万年筆
ボールペンのような使い捨てもいいですが、名前を入れて万年筆を一本贈ってみるのもよいでしょう。
値段の幅が広い万年筆ですが、彼に日頃のうちにボールペンはどのくらいの重さのものが好きかだけでも聞き出しておいて、ブランド物をプレゼントしましょう。
万年筆によって重さもかなりかわるので、好みを聞き出しておくことがポイントです。
4:眼鏡
目が悪くない人はおしゃれ眼鏡を、好みのフレームで気軽にプレゼントできます。
もしも相手が目の悪い人なら、度入りのメガネを選ぶ必要があります。
婚約指輪のお返しをしたい旨を伝えて、二人で眼鏡店に行き、彼の顔に合う素敵なメガネをひとつプレゼントするのも粋ではないでしょうか。
サングラスなどでも度入りがありますし、車の運転をするときに使えるものや、スポーツの時などに利用するものもあるので、用途に合わせて選んでみましょう。
5:自転車
本格的な自転車を相手にプレゼントして、一緒にサイクリングに出かけてみるのはどうでしょう。
あるいは、少しお洒落なシティサイクルを、普段使いに二台購入して結婚後近隣を自転車でおでかけするのもいいでしょう。
暮らしている場所によっては、自動車よりも活躍することもあります。
自転車をプレゼントするのもよいお返しとなるでしょう。
6:旅行
婚約指輪のお礼として、近場に一緒に旅行へ出かけてみるのはいかがでしょう。
趣味を反映したグランピングでもいいですし、鄙びた温泉旅館に行くのもいいですね。
あるいは、相手と相手のご両親に向けて旅行をプレゼントして婚約指輪の感謝の気持ちを表すのも素敵です。
婚約指輪をくれる素敵な人に育ててくれた、相手のご両親にもお礼の気持ちが伝わりますよ。
婚約指輪のお返しの注意点
婚約指輪をもらったらお返しをしないといけないという決まりはありませんが、お返しをしたいという気持ちがあるときは、下記のことに注意して指輪のお礼品をお渡しするとよいでしょう。
元々婚約指輪はあげても、あげなくてもよいものです。
それに対してのお返しなのでかしこまる必要はありません。
しかしある程度の約束事やルールがありますので、気を付けましょう。
1:結納返しとは別物
婚約指輪と結納は別物です。
結納をもらってお返しすることを結納返しと言います。
婚約指輪、結納返しの二つを一つにしてお返しするのはマナー違反です。
人によっては、気にしない人もいるかもしれませんが、後々トラブルの火種になりかねません。
結納は婚約指輪とは異なり、まだ「家と家」という意識からなされるものですので、結納返しは、婚約指輪のお返しとは別に、きちんと用意してお渡ししましょう。
2:半返しでOK
お返しなので、気持ちで問題ないというのが建前です。
もちろん、婚約指輪をもらってお返しがない場合でも文句をいわない相手もいるでしょう。
しかし、お返しをしておいたほうが今後の生活をスムーズに進められます。
そのような点から婚約指輪のお礼の品は、二人の記念となるようなものをパートナーと一緒に選ぶといいでしょう。
婚約指輪のお返しを渡すタイミングとマナー3つ
婚約指輪はどのようなタイミングで渡すのがマナー的に良いとされているのでしょうか。
二人きりの時に渡すといいのでしょうか。
それとも、両家が揃った時に、結婚を前提としていることを知らせるタイミングでいいのでしょうか。
ここでは、婚約指輪を相手に渡す時のタイミングやマナーについて3ケースご紹介します。
婚約指輪のお返しを渡すタイミングとマナー1:結納・両家の顔合わせ
結納や両家が顔を合わせる時に、すでに婚約指輪をもらっている場合は、結納返しと一緒に別途お渡しするとよいでしょう。
相手によっては、婚約指輪のお返しは不要という人もいます。
両家揃っている時や、結納のお返しを渡す時ならば、すんなりと受け取ってもらえます。
また、仕事で忙しく会えない人でもお渡しするのにぴったりなタイミングですね。
婚約指輪のお返しを渡すタイミングとマナー2:婚約食事会
婚約指輪は、婚約を発表する時に渡すという人もいるかもしれません。
ただ、先に婚約指輪を渡し、結婚する確証を得た後に食事会を友人や両家で開くという場合も多くあるでしょう。
特に、誰かに紹介してもらって婚約、結婚に至る場合は、食事会などで婚約することを多くの人に一度に伝える場を設けることがあります。
そのようなタイミングに婚約指輪のお返しを用意しておくと、食事会の見せ場にもなりおすすめです。
婚約指輪のお返しを渡すタイミングとマナー3:結婚式まで
お返しをどうしていいのか分からない時や、一緒に選びたいという人は、結婚式前に二人で時間をみつけて婚約指輪のお返しをするとよいでしょう。
結婚後に婚約指輪のお返しをするというのは、マナー的に問題があります。
できれば、結婚式までの間に、時間を見つけて婚約指輪のお返しをするようにしましょう。
婚約指輪なんていらなかったのに、という人でもくれた人への気持ちへのお返しです。
早めに見つけて、お返しをしましょう。
婚約指輪のお返しは金額やタイミングより気持ちが大事
婚約指輪は、絶対に渡さないといけないものではありません。
婚約指輪にかかわらず、冠婚葬祭というものの多くは、なくても困らない儀式です。
どちらかというと気持ちの問題が大きいというのが事実です。
相手があなたに指輪をくれたという気持ちを大切にし、その気持ちに応えるのがお返しになります。
マナー違反にならないよう、相手の気持ちを考えてお返しを渡しましょう。
婚約指輪なので、結婚前までが良いでしょう。
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