練り香水とは?
まずは練り香水の特徴と普通の香水との違いについて解説します。
練り香水の特徴
練り香水は液体ではなく、固形クリーム状となっています。
香料にオイルやワックスを練り混ぜて作られており、肌を傷めてしまうアルコールなどが入っていないので敏感肌の人もいい香りが楽しめますよ。
また、普通の香水よりも香りが優しく、香り酔いしにくいので強い香りが苦手な女の子も安心でしょう。
容器もコンパクトのものが多く液漏れのリスクもなく、気軽に持ち運べるところもメリットです。
普通の香水は大きいボトルが多く、持ち運びにはアトマイザーに入れ替える必要がありますが、練り香水ならその必要はないのでとても楽です!
普通の香水との違い
普通の香水との大きな違いは液体でないことですが、それ以外にアルコールを使っていないという違いもありますよ。
スプレータイプの香水はアルコールに香料を溶かして作られています。
一方、練り香水はオイルやワックスに香料を練り込んだものなので、含まれている原料や製造方法に違いがあります。
アルコールは消毒にも使われるものですが、刺激が強いので肌荒れを起こすケースもあり、敏感肌の人には普通の香水は適さない可能性があるので注意しましょう。
また、普通の香水は蒸発しやすいので、つけるとすぐ強い香りを発し、香りが広がる範囲も広めです。
練り香水はふんわりと香り、香りが広がる範囲も狭いので、ニオイにより周りを不快にさせる心配がありません。
練り香水の使い方とつける場所
練り香水には様々な使い方があります。ここからは、基本的な使い方やおすすめの使い方をご紹介しましょう。
体温が高い部分に塗る
普通の香水と同じく、練り香水も基本的に体温が高い場所につけます。体温が高い場所とは動脈が通るところで、主に手首や足首、耳の裏に馴染ませるように塗りましょう。
ただ、体温が高いところは夏場に汗をかきやすく、すぐに香りが落ちてしまいます。手首や足首は夏場でも汗をかきにくい部分なので、汗をかきやすい人におすすめです。
少ない量を塗る
練り香水につける分量は決まっていませんが、一ヵ所にたっぷり塗ると香りが強くなりすぎてしまうので要注意!
目安は、練り香水の表面をなぞるように触れて指に少し取り、塗りたい場所にうっすら伸ばして馴染ませるぐらいで、肌がベタベタするほどの量を塗る必要はありません。
パルファンやオーデパルファンと比べて香りの持続時間は短く、3時間程経つと香りがほとんど消えてしまいます。
香りが薄れてきたと感じたら、再度少ない量で塗り直すと良いですよ。
髪の毛につける
練り香水を髪の毛に少し付けると、髪が揺れるたびにふわっと香りますよ。塗る場所は頭部ではなく、揺れやすい毛先。
本物のヘアワックスのように髪型をキープすることはできませんが、ヘアケアに取り入れると良いでしょう。
ハンドクリームと一緒に使う
練り香水にはホホバオイルやシアバター、ミツロウといった保湿に優れたオイルやワックスが含まれています。
そのため、乾燥しやすい指先に付ければネイルバームとして使えますよ。
しかし、手全体の塗るとなると量が多くて香りが強すぎてしまう場合もあるしょう。
その場合は、無香料のハンドクリームと練り香水を混ぜ合わせて使うと手や指を保湿しながら、いい香りをまとうことができます。
体以外の場所にも使える
練り香水をつけられる部分は体だけではありません。他にもルームフレグランスや衣類に付けて香りを楽しむという使い方も可能です。
ルームフレグランスにする
体につける以外に、練り香水をルームフレグランスとして使うこともできます。
まだ使えるものはもったいないかもしれませんが、カピカピに固まってしまったものや、昔に買ったもので使用期限が過ぎているものは、蓋を開けて風通しの良いところに置くとルームフレグランスの代用にできますよ。
カーテンに少しつければ、風が入りカーテンが揺れるたびにほのかに練り香水のいい香りが室内に広がります。
クローゼットに入れる
クローゼットに練り香水を入れておけば、クローゼットを開けた時や洋服を取り出した時にお気に入りの香りがしますよ。
使い方はルームフレグランスと同じで、蓋を開けてクローゼット内に置いておくだけ。
柔軟剤などの香りは時間が経てば消えてしまいますが、練り香水ならクローゼットに収納するたびに、洋服に香りがさりげなくつくのでいつでもいい香りがします。
紙に練り香水をつけて、それを引き出しや棚の中に入れることもできますよ。
また、練り香水をつけた紙をランジェリーやハンカチに挟み、香りを移すのも良いでしょう。
プレゼントや手紙につける
プレゼントの袋や手紙からいい香りがすると、貰った相手もほっこりした気分になるでしょう。
袋や手紙はふちの部分にサッと少量塗ると、べたついたり汚れたりせずにつけられますよ。
練り香水の選び方
練り香水は色々なブランドから出ており、香りもデザインも様々。お気に入りの練り香水を選ぶためにも、選び方のコツをご紹介しましょう。
香りの系統を知ろう
練り香水には色々な香りがありますが、主に3つの系統に分けられます。香水の定番と言えば、バラやラベンダー、ユリなどのフローラル系でしょう。
フローラル系には甘めの香りから、エレガントで大人っぽい香りまであります。また、男性も好む香りにはレモンやグレープフルーツ、ユズなどのシトラス系があります。
シトラス系はフローラル系に比べて甘さが抑えられているので、男女問わず使いやすいので香水初心者にもピッタリでしょう。
リラックスした香りを求めている場合は、ムスクやアンバー、白檀、緑茶など樹木の皮や葉っぱから抽出されるオイルを使ったウッディ系がおすすめです。
香りの系統を知り、自分の好きな香りやつけてみたい香りから練り香水を選んでみましょう。
使いやすい容器タイプを選ぶ
練り香水の容器には、ジャータイプとスティックタイプの2種類があります。ジャータイプは蓋を開き、指に練り香水を取って使うタイプです。
塗る範囲や量を調節しやすいため、初心者も使いやすいタイプになります。
一方、スティックタイプはリップクリームのようにスリムな容器で、手を汚さずに濡れます。
ジャータイプと比べて塗る加減がやや難しいので、目でとらえにくい部分に塗る際は注意が必要です。
使い切れる量を選ぶ
練り香水の内容量は5~15gが一般的です。
固形なので長持ちしますが、防腐剤を含んでいない商品がほとんどなので、開封後は品質の劣化による肌への影響を避けるために早めに使い切るのが理想。
使う頻度にもよりますが、量が多いと使い切れないまま使用期限を過ぎてしまう可能性が高いです。
期限が切れたらルームフレグランスにするという使い方もありますが、基本的に使い切れる量を買うことをおすすめします。
おわりに
ほのかに香る練り香水は強い香りは苦手だけど、いい香りをまといたいと思っている女の子にピッタリなアイテムです。
基本的には体温が高い部分に薄く塗りますが、髪の毛や指先に付けて香りを楽しむ使い方もあります。
練り香水にも色々な香りがあるので、お気に入りの香りを身にまとって「いい女」を醸し出してみましょうね。
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