自分に自信がない原因はどこにある?
自分に自信がない原因は、いったいどこにあるのでしょうか。自分なりに考えて、心当たりのある原因はあるでしょうか。
その1:心配が過ぎてしまう
まず、考えられるのは、その人本来の性格かもしれません。たとえば、何か新しいことをするにも、「こんなことしていいのかな」と心配し、「こうなったらどうしよう」とネガティブに捉えてしまう……。
恐怖が先行するあまり、自分のすることに自信がない可能性です。
これは生まれ持った性格なので、仕方のないことではないでしょうか。いい意味で石橋を叩いて渡るタイプですが、悪い意味でいえば心配性と言えそうですね。
どちらかというと、繊細で、優しい性格の人に多いのかもしれません。
物事を始めるとき、経験がないことは、どうしても心配になってしまうものです。初めてのことにわくわくするよりも、心配が勝ってしまうため、自信のなさが加速してしまうのでしょうね。
その2:変わることが怖い
上記のポイントに関連しますが、変わらないことは安定と安心感をもたらします。
しかし、ずっと同じことの繰り返しでは、悪い意味で自分の世界が一向に広がらないとも言えそうです。
たとえば、誰かから遊びに誘われたら、試しに行ってみるとか。今日は違う道で帰ってみるとか。
普段の生活のなかで、なにか新しい一歩を踏み出すことで、自分の世界は確実に広がっていくでしょう。
経験値が増えることで、自分の自信につながることは多いはずです。
ですので、日ごろからいろいろなものに興味を持ち、好奇心旺盛にチャレンジしてみてください。たとえ失敗しても、それが自分の自信につながっていきます。
その3:人間関係が狭い
自分の世界を広げてくれるのは、物事だけに限らないと思います。
世の中にはいろいろな人がいますね。趣味があって話が合う人もいれば、苦手なタイプであまり一緒にいたくない人もいるでしょう。
しかし、いろいろな人と付き合うことで、多くの刺激が自分に舞い込んできます。苦手な人も反面教師として、自分の役に立つ可能性も決してゼロではないでしょう。
人間関係を広げることで、自分の世界は広がり、視野が広がっていきます。自分を好いてくれる人がたくさんいる。たくさんの人が、自分を成り立たせてくれている――。
そう実感できたとき、人は成長し、自分への自信もついてくるのではないでしょうか。
その4:環境が適さない
育った環境が制限されたなかでは、自己肯定感は高まっていきづらいと思います。
たとえば親の愛情であれば、ありのままの自分を愛してもらえず、親の期待ばかりを押し付けられて育ってしまった。
あるいは、職場の環境が自分に合っておらず、不得意な仕事ばかりをさせられ、自分の自信が持てずにいるなど。
育った環境やいま居る環境が合わない状況下では、自分の自信は育たぬままになってしまうでしょう。
ありのままの自分を受け止めてくれる人が傍にいる。自分の強みを生かせる職場環境にいる――。
そうしたプラスに物事を運べる環境下にいることも、自分の自信を作る第一要因になるのではないでしょうか。
自分に自信を持つにはどうすればいい?
上記の原因に、いくつか心当たりのあった人も多いのではないでしょうか。では、どうしたらいまの自分に自信が持てるのでしょうか。
その1:ポジティブ思考を意識する
心配性は悪いことではありません。心配する思考があることで、リスク回避できる可能性が高まるからです。
しかし、過度に心配をしていては、行動に移すことはできず、物事が一向に変わらない恐れもあります。
初めてのことには、不安がつきものです。それでも、思考が自分の行動を決めてしまうことはたくさんあります。
スポーツの試合に考えるとわかりやすいでしょうか。「不安だな」と思ったら、体はすくみ、思ったパフォーマンスは期待できないものです。
逆に「なんだかいいことが起こりそう」と前向きに考えることができれば、些細なことひとつもポジションに捉えられ、一日がステキに過ごせるものです。
ぜひ、日ごろからポジションシンキングを意識して、自分を楽しませる工夫が取れるといいですね。
ポジティブ思考が身についている人ほど、自信は自然と舞い込んでくるでしょう。
その2:とりあえず行動してみる
自分に自信のない人ほど、つい頭であれこれと考えてしまう傾向にあると思います。
「あんなことしたら、ああってしまうんじゃ……」と心配してしまうのは、まさにこれですよね。そうした人ほど、まずは行動することを心掛けてみましょう。
考える前にあれこれと考えても、やってみないとわからないことはたくさんあります。
案ずるより産むが易しの可能性もありますし、考えていたこととは別の心配事も出てくる可能性もあるでしょう。
いずれにせよ、考えるより前に行動に移すことです。行動を変えることで、考えも変わっていきます。
まずは、一歩踏み出してみましょう。自分への自信は、その一歩から作られていきます。
その3:自分を褒めてあげる
自分に自信がないのは、自分への評価が厳しい可能性も考えられるかもしれません。日頃頑張っている自分に、何かご褒美をあげてあげてはいかがでしょうか。
毎日仕事を一生懸命こなして、三食ご飯を食べて、寝て起きているだけでも、十分あなたは頑張っています。
たまには美味しいものを食べて、自分へのご褒美に欲しいものを買ってあげてはどうでしょうか。
仕事だけしていても、心身は疲労するだけです。対価として得たお金で、自分の心身を癒してあげましょう。
美味しいものでお腹を見たし、欲しいものが手に入ったとき、少しずつ自分に自信が持てるのではないでしょうか。
その4:信頼できる人を作る
ありのままの自分を受け止めてくれる人はいるでしょうか。家族、友達、恋人、仕事仲間、誰でもいいと思います。
とにもかくにも、ありのままの自分を認めて、褒めてくれる。そんな人が傍にいれば、自己肯定感は自然と高まっていきます。ぜひ、自分に自信を与えてくれる人を傍に置きましょう。
ほかにも、音楽、本など、自分の気持ちを肯定してくれるものに、触れることも効果的です。
「いまの自分でいいんだ」そんな風に自信をもたらしてくれるもの、人と生活できれば、自分の自信は自然と培っていくでしょう。
おわりに
いかがでしたか。自分に自信がないままでは、劣等感に苛まれてしまい、生きるのがしんどくなってしまいます。
自分のなかで考え方を改め、付き合う人間を変えることで、自信はだいぶ変わっていくでしょう。
自己肯定感が低いことに悩んでいる人がいたら、少しでもいまの自分に自信が持てますように――。ぜひ考え方のヒントにしてみてくださいね。
この記事どうだった?
1いいね!
0うーん…