貧困女子とは? 貧困女子から抜け出す方法を紹介!

近年、生活困窮者が増えて社会問題になっていることはご存知でしょうか?

貧困女子とは、生活に困窮している女性のことで、年代などによって困窮の理由は様々です。

今回の記事では、貧困女子についてと貧困女子から抜け出す方法を紹介していきましょう。貧困で悩んでいる人は最後まで目を通してみてくださいね。

貧困女子とは?

貧困女子とは?

様々な理由から貧困状態となってしまい、毎日を生活するのも大変という女性が増えています。生活に困窮する原因は以下のような理由が考えられます。

ワーキングプア

結婚や出産を機に、正規雇用で働いていた会社を辞める女性は珍しくありません。その後、再び仕事をするときには非正規雇用で働く女性が多いことも貧困女子が増えた理由の一つです。

パートやアルバイトでは、有給休暇がなかったり、ボーナスが出なかったりします。そのため家賃などの固定費や生活費を支払うだけで精一杯で、贅沢や貯金をする余裕がないのです。

しかし、これは女性が正規雇用で再び働けば解決する問題という訳でもないのが厄介です。このためには、多くの企業が結婚や出産に対しての対策をとる必要があります。

また、仕事を辞めてから離婚してしまった場合、働きながら子育てをしなければなりません。シングルマザーが正規雇用で働くには様々な問題があり、難しいのが実情です。

さらに、女性は男性に比べて昇給もしにくいため、給与に格差があります。そもそも給与が低い非正規雇用の女性も、未婚・既婚に関わらず困窮に悩まされています。

未婚または離婚した女性のおよそ3分の1が生活困窮者となっているのが実態なのです。

固定の支出額が多い

貧困女子に多い特徴は、月の固定支出額が多いことです。

その分収入があれば問題ないのですが、ワーキングプアの場合、月の固定支出額が増えれば増えるほど生活が困窮してしまいます。家賃が高い物件に暮らしていたり、奨学金などローンの返済があったり、シングルマザーだったりすると、貧困しやすい原因となります。

新型コロナウイルスの影響

新型コロナウイルスの影響により、貧困女子が更に増えることが予測されています。経済が停滞したことや、就職がより困難になったことが要因です。

とりあえずアルバイトで働こうにも、テイクアウトのみのサービスが増えたり、人件費を削減しているお店が急増したことによって人手が要らなくなりました。

貧困女子から抜け出す方法

貧困女子から抜け出す方法

貧困女子から抜け出すためにはどうしたら良いのでしょうか? 解決策をいくつか紹介します。

仕事を辞めない

結婚や出産を機に仕事を辞める女性が多いですが、このご時世、何があるか分かりません。仕事を辞めて結婚した場合、夫にお金のことを任せる家庭が多いのではないでしょうか?

この場合、万が一離婚することになったら経済的に自立ができません。自分のお金がないからという理由で離婚できないケースもあるでしょう。

そうならないためにも、結婚や出産を機に会社を辞めるのは避けてください。有給や育休制度などを上手に活用しましょう。

医療保険に加入する

貧困女子の中には、病気が原因で困窮してしまったという人もいます。万が一の時のために、ある程度の貯金をしながら医療保険に加入しましょう。

子供がいない20代女性なら、高い生命保険ではなく、掛け捨ての安い医療保険で充分ですよ。自分に合う医療保険に加入してみてくださいね。

生活困窮者自立相談支援事業に頼る

2015年4月からスタートした「生活困窮者自立支援法」。高齢者や障害者だけでなく、様々な事情により生活に困窮している方の支援をしてくれる制度です。こちらは各自治体の福祉部署に相談窓口を設けています。

相談を受けた支援事業は、生活保護が受けられそうな家庭や、生活保護は受けられないけど貧困化している家庭に出向いて支援することもあります。

その他様々な支援を受ける

シングルマザーの場合、様々な支援を受けることができます。手当の所得制限は、市町村によって異なるので、お住まいの市町村の役場に確認してみてくださいね。

児童扶養手当・児童育成手当

両親が離婚したり両親のどちらかが死亡してしまった場合などに児童が受けることができる扶養手当・育成手当です。扶養手当の支給額は子供の人数によって異なり、育成手当は児童一人につき月に決まった額が支給されます。

ひとり親家庭等医療費助成制度

18歳未満または障害のある20歳未満の子供を養育しているひとり親家庭等の医療費の一部が助成される制度です。

この他にもたくさんのひとり親家庭支援制度があるので、調べてみてくださいね。

しっかりと貯金をする

仕事をしている人の中には、毎月稼いだ分をそのまま使ってしまうという人もいるのではないでしょうか? 使ったらまた稼げば良いという考えの女性は、実は珍しくありません。

欲しかったブランド品を購入したり、海外旅行を楽しむことは時々のご褒美として必要ですが、しっかりと貯金をしながら計画的にお金を使うことが大切です。

貯金をしていないと万が一病気になったり予期せぬ妊娠が発覚しても対策ができません。分かってから働いてお金を稼ごうと思っても、体調を崩してしまうと仕事ができないのが現実です。

このような状態に陥り、やむを得ずお金を借りる人もいます。お金を使うのも結構ですが、使い方やタイミングをよく考えることが大切でしょう。

手に職をつける

既に結婚や出産を機に仕事を辞めてしまった場合は、再就職できるように手に職をつけましょう。ライフスタイルが変わったとしても、手に職があることでフリーランスで働いたり、再就職がしやすくなります。

医療系

医療事務の資格や登録販売者の資格、調剤薬局事務の資格があると医療機関や薬局などで働きやすくなります。

介護系

介護福祉資格を持っていると、ケアセンターや老人ホームなどで介護をすることができます。介護士の仕事は人手不足なので、再就職がしやすいかもしれませんね。

Webデザイン系

企業ホームページの作成やデザインをする仕事です。フリーランスで独学でWebデザインをしている人も多いです。
Webデザイナー検定や色彩検定など様々な資格があると就職しやすいのではないでしょうか。illustratorやPhotoshopなどのソフトが使えると有利でしょう。

プログラマー

ソフトウェアやアプリの開発の仕事です。プログラミングスキルが必要なため、プログラミングが得意な方におすすめの職です。

興味があるものや、自分が得意な仕事のスキルを取得してみてくださいね。

おわりに

おわりに

未婚または離婚した女性のおよそ3分の1が生活困窮者と言われる昨今。固定の支出額が多いことやワーキングプアが貧困の要因となっています。

結婚や出産を機に仕事を辞める女性が多いですが、生活が困窮化してしまう可能性が高いでしょう。貧困女子から抜け出すためには、正規雇用の仕事を辞めずに続けてください。

医療保険に加入したり、あらかじめ貯金をしておくことも大切です。生活困窮者自立相談支援事業に頼り、貧困化から抜け出して自立できるように動いてみてくださいね。

Written by 早紀

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