モラハラ夫になる可能性が高い男性の13の特徴! 対処法もあわせて紹介

たいていの人はモラハラ夫なんてありえない、そんな人とは結婚しないと考えているでしょう。しかし、モラハラ夫になる男性は外面が良く、本性を隠すのがとても上手です。ここではモラハラ夫になりうる男性の特徴を紹介します。彼氏が当てはまっていないか確認してみましょう。

そもそも「モラハラ」とは?

そもそも「モラハラ」とは?

モラハラとは「モラルハラスメント」の略です。モラルとは倫理や道徳、ハラスメントとは相手の尊厳を傷つけたり、脅威を与えたりする言動のことを言います。

相手を貶めて自信を失わせる、必要以上に束縛する、無視をしたり不機嫌な態度をとって相手を怯えさせる、といった行動が主な例です。精神的な攻撃なので周囲がハラスメントであると判定しにくく、モラハラを受けている人はなかなか助けてもらえないのが現状です。

夫婦喧嘩との相違点

夫婦喧嘩はお互いが対等であり、意見をぶつけ合えるからこそ発生します。しかしモラハラが行われている場合は夫婦の関係が対等でないため、モラハラを受ける側は意見を言うことができません。

モラハラ夫は妻に恐怖心や劣等感、罪悪感を植え付けて自分に逆らえないようにするため、上下関係ができあがってしまいます。

また、夫婦喧嘩なら一定の時間が過ぎれば仲直りし、お互いを責める言動が落ち着くのが特徴です。しかしモラハラ夫は、常に自分が正しいと考えるため日常的に妻を責め続けるのが特徴です。

モラハラ夫になる可能性が高い男性の13の特徴

モラハラ夫になる可能性が高い男性の13の特徴

モラハラ夫は妻に対して高圧的な態度をとりますが、はじめからそうだったわけではありません。

むしろ最初のうちは紳士的で優しい印象の人が多く、結婚してから徐々に本性を現すのが特徴です。そのため交際期間には気付けず、結婚して初めて相手がモラハラ夫だと分かることが多いです。

ただ、注意深く観察すればモラハラの兆候は確認できます。どういう男性がモラハラ夫になる傾向があるのか、モラハラ夫になる可能性が高い男性の特徴を解説します。

1:日常的に暴言を言う

モラハラ夫になる男性は、日常のちょっとしたところで暴言を言っていることがあります。

運転中、前にスピードの遅い車がいると「遅いんだよ!」と苛立ってみせたり、食事中に近くの席がにぎやかだと「うるせえな」とつぶやいたりします。店員さんに横柄な態度をとることもあるでしょう。

相手に好意を持っていると「今日は機嫌が悪いのかな?」「疲れているのかな?」と擁護したくなってしまいます。しかし、それが相手の本性なのかもしれないと疑う気持ちを持っておくことも大切です。

2:命令口調で話す

男性に「~しなよ」「~しろよ」と言われると、ちょっと偉そうだけれど男らしくて頼りになると思ってしまう女性がいます。いわゆる俺様男子です。しかしこれはモラハラの兆候の可能性もあるため要注意です。

モラハラ夫になる男性には、パートナーを自分の思い通りに支配しなければ気が済まないという特徴があります。相手の言う通りにしなかった場合、怒ったり不機嫌になったりするようであればモラハラの素質ありと考えても良いでしょう。

3:自己中心的なものの考え方をする

モラハラ夫になる男性は自己中心的です。自己中心的とは、自分と他人をはっきり分けて考えられないことを言います。すべてが自分視点で、相手の視点に立って物事が考えられません。相手の都合はどうでも良いということです。

自分の思い通り、また自分の都合の良いように物事が運ばないと、必要以上に不機嫌になるのはモラハラの特徴です。自分の都合ばかり主張し、相手にあわせようとしない男性には注意しましょう。

4:自分だけが正しいと思っている

モラハラ夫は自分はすべて正しい、他人はバカだと思っています。何が正しくて何が間違っているのかは、人の価値観や状況によって異なります。しかし、モラハラ夫は常に自分は正しいと思っているので自分以外の意見は認めません。自分の意見が通らないのは許せず、他人の意見は聞き入れることは絶対にありません。

プライドがとても高いので、もし失敗を注意された場合も恥ずかしさを通し越して怒りが湧いてしまいます。自分の失敗は決して認めず、すべて相手のせいにして怒鳴り散らしモラハラ夫となってしまいます。

5:外面ばかり気にする

モラハラ夫になる男性は自分が周囲からどう見られているか、他人の評価を非常に気にします。

モラハラ夫は高圧的な態度をとるため自信がある人と思われがちですが、意外にも自分に自信がない人が多いです。自分に自信がないからこそ「立派な人」「素敵な人」に見られることにこだわります。

外面が良いため、他人からの評判はすこぶる高いのが特徴です。妻になる女性に対しても、結婚する前はその外面で接しています。結婚するまでモラハラを見抜けない人が多いのはそのためです。

6:見下した態度でダメ出しをする

モラハラ夫になる人はプライドが高い反面、自分に自信がない人が多いです。そのため、何かと理由を付けて相手を貶めることで自分の立場を上げ、プライドを保っています。

特にパートナーに対して、ダメ出しをして見下すことで優位を保とうとします。相手のほうが優れていたり正しかったりしても、何かと理由を付けてしつこくダメ出しをしてきたらモラハラの素質を疑いましょう。

7:自慢話ばかり話している

普段から自慢話しかしない男性は、モラハラ夫になる可能性があります。自分が頑張ってきたことを周囲に自慢したいのは分かりますが、自慢話や自分の話しかしない人は要注意です。相手の話を聞いているふりをしていても、最終的には自分の話にすり替え、自慢話で終わらせると言った自分都合の行動が多いです。

また、相手が求めていないのに「こうしたほうがいい」「絶対だめだ」などのアドバイスをしてくる人もモラハラ夫になる可能性があります。相手の感情や意見を無視し、自分の意見や価値観を強引に押し付ける行動が多く見られます。

8:友人をランク付けする

友人に対して、「あいつはカースト上位」「あいつはだめ。負け組」などとランク付けする男性には気を付けましょう。ランク付けが好きな男性は、自分が誰よりも一番だと思っている傾向があります。自分より劣っていると思った人に対して、上から目線でダメ出しをするのが好きです。

また、自分よりも優秀な人の場合でも些細な弱点を見つけて攻撃をします。他人を攻撃するのが好きで、攻撃することで自分が一番だと安心感を得ています。

妻や家族に対しても同様で、自分を一番に思ってくれていないとモラハラをはたらく恐れがあります。心の中でランク付けするのではなく、堂々と周りに言い広める男性とは距離を置くのが良いでしょう。

9:自分に都合が悪いと嘘をつく

モラハラ夫になる人は、嘘をつくことに罪悪感を感じません。そのためちょっと自分に都合が悪いとすぐ嘘をつきます。また、自分の非を認め謝罪することが嫌いであるため、嘘をついて自分を正当化しようとするでしょう。

たとえば、妻へのダメ出しが行き過ぎていると誰かに指摘されるようなことがあったとします。

するとモラハラ夫は、妻が失敗したという嘘を作り上げて「次また同じ失敗をしないように言ってあげた」と、さも自分が思いやっているような言い方をします。あまりにすらすらと嘘が出てくるので、周りの人は信じ込んでしまうでしょう。

10:大声で怒鳴ったり大きい音を立てたりする

直接的に危害を加えられることがなくても、大声で怒鳴られたり大きな音を立てられたりすると恐怖を感じるでしょう。通常、そういった行為はイライラが募ったときの八つ当たりですが、モラハラの場合は少し違います。モラハラ夫の怒声や大きい音は、相手を威嚇するためのものです。恐怖を感じさせ、自分の思うままにコントロールしようとしています。

11:親からの愛情が偏っていた

幼少期に両親から十分な愛情をもらっていない人や、過剰に干渉されていた人はモラハラ夫になりやすいです。両親からの愛情に偏りがあった場合は、大人になっても偏った愛情を持ちます。

両親から十分な愛情をもらえなかった分パートナーに過剰に愛情を求めたり、自分がされていたことと同じようにパートナーに過剰に干渉したりしてしまいます。どちらにしてもパートナーを尊重することができずに、自分の価値観を押し付けたモラハラをしてしまいます。

幼少期に両親に対して感情を抑えて過ごしてきた子どもは、大人になったときに不満やストレスを感じると、我慢が効かずに自分をコントロールすることができなくなります。ネガティブな気持ちをどのように処理すれば良いのか分からず、身近な存在の家族や妻をストレスの捌け口にしてしまうのです。

12:束縛が激しく嫉妬深い

誰しも、パートナーに対しては束縛や嫉妬の気持ちを持っているでしょう。しかし、モラハラ夫になる人の場合は、それが行き過ぎてしまいます。妻の行動をすべて把握しようとしたり、たとえ職場関係の人であっても男性と連絡をとらせなかったり、といった極端なパターンはモラハラです。

こういった束縛や嫉妬の根底にはモラハラ夫の特徴のひとつである、自分への自信のなさがあります。パートナーに裏切られたくないという気持ちが非常に強いということです。

13:自分が興味のないことは無関心で無視をする

モラハラ夫になる人は自分が有利になり、相手を見下せることにしか興味がありません。そのため、自分が得意でない分野に対してはまったく興味を示さないのが特徴です。

プライドが高く自分が劣ることが許せないため、自分が優位に立てないことには関わりたくないという傾向があります。

モラハラ夫になってしまう原因3つ

モラハラ夫になってしまう原因3つ

先の章で解説したモラハラになる可能性が高い人が、すべてモラハラ夫になるわけではありません。モラハラ夫になってしまう人は、概して心の弱い人です。他人から受けたストレスを自分では消化できず、他人を傷つけたり、支配することで誤魔化そうとします。

1:育ってきた環境が影響している

モラハラになるかどうかは育ってきた環境に大きく影響されると言われています。モラハラになりやすい環境と、その結果モラハラ傾向になる夫の性質は以下のようなパターンです。

・親からの愛情が足りなかったために自己肯定感が育たず、自分に自信がない人

・親から溺愛され過ぎたために自己中心的になってしまった人

・虐待やモラハラを受けて育ったため倫理観がずれてしまった人

いずれにせよ、子ども時代に正常な親子関係が築けず、精神的に未熟なまま大人になってしまったことが原因です。

2:仕事に対するストレスを抱えている

仕事に対するストレスがモラハラ行動の発端になってしまうこともあります。モラハラ夫になる人は外面が良く、仕事でストレスを抱えていてもあまり表面に出すことはありません。そしてその溜まったストレスを、パートナーにぶつけることで発散しようとします。

仕事のストレスが解消されると元に戻ったり、あとで反省して謝ってくるようであればそれほど深刻ではありません。しかし、これがきっかけとなってモラハラが常態化するというパターンもあります

3:性格が影響している

モラハラをする人の多くは「こうあるべき」「これが常識」という確固とした思想を持っている性格です。そしてその思想に反する人は「非常識な人間」として攻撃対象になります。

ただし、外面の良さゆえに誰にでも表立って攻撃をするわけではなく、矛先は「攻撃をしてもいい相手=パートナー・身内」に向いてしまいます。

モラハラ夫への対処法5つ

モラハラ夫への対処法5つ

モラハラによって夫から責められる日々が続くと、妻には思考力の低下や体調不良など、さまざまな不調が発生する可能性があります。そうならないためにも、夫にモラハラの兆候が見え始めたらすぐに何らかの対処をしましょう

1:無理な要求はきっぱりと断る

モラハラ行為をする人はコントロールしやすい、自分に従順なタイプの相手をパートナーに選ぶ傾向があります。そういうタイプの男性には毅然とした態度をとることで、相手の態度が軟化することがあります。

無理な要求、理不尽な要求は聞いてあげずにきっぱりと断ってみましょう。

2:知り合いがモラハラに遭っている話をしてみる

モラハラ夫は多くの場合、自分がモラハラをしているという自覚がありません。相手が間違っているから正してあげている、という感覚でモラハラ行為をしています。そういう夫は自分がモラハラをしていると自覚できれば、改善されるケースもあるでしょう。

ストレートに「それはモラハラよ!」と伝えると、逆上して話を聞いてもらえなくなる可能性があります。知り合いが、という前提にして、自分が受けたモラハラを話してみましょう。第三者的な立場に立つことで、自分のおかしさに気が付いてくれる可能性もあります。

3:自分も少しずつ変わる

モラハラ夫がモラハラをするのは妻を思い通りに支配したいためです。妻がモラハラ夫を恐れて従順になればなるほど、味を占めてモラハラはエスカレートしてしまいます。

怖いと感じることがあっても、夫のモラハラをスルーする、反抗するなどして相手の思い通りになる意思がないことを表していきましょう。モラハラ行為に効果がないと分かれば、夫はアプローチ方法を変えてくる可能性があります。

4:一旦距離をおいてみる

自己中心的な言動が多い夫には、一旦距離を置いてみるのもひとつの方法です。いきなり別居をするというのは難しいですが、会話を減らしたり、すれ違いになるよう予定を組んだりして避けていることが分かるようにしてみましょう。

自己中心的な性格の場合、自分の言動で相手が傷ついているとは思っていないことがあります。避けられていると分かれば、自分がしでかしたことに気付いてくれる可能性があります。

5:離婚を決断する

モラハラ気質というのは、簡単に変わるものではありません。夫からのモラハラがつらいと思ったら、離婚して完全に夫から離れるというのも大切な選択肢です。

しかし、モラハラ夫は妻を自分の都合良く扱えるモノとしてみているので、離婚はしたがらないでしょう。そのようなときのためにモラハラ夫の暴言を録音するなど、証拠になりそうなものをしっかり残しておきましょう。

モラハラ夫の特徴をおさえて適切な対応をしよう

モラハラ夫の特徴をおさえて適切な対応をしよう

モラハラ夫になる男性は、パートナーを自分の思い通りにコントロールするのが目的です。しかし、他人を自分の思い通りにするというのは許される行為ではありません。モラハラ夫には毅然とした態度で立ち向かいましょう。

Written by 早紀

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